陰日向に咲く/劇団ひとり

4344011023陰日向に咲く
劇団ひとり
幻冬舎 2006-01

by G-Tools


わーお♪よかったですよ、これ!

作品は、人生からはみ出した感じのプチ不幸の人たちを主人公にした5つの連作短編集。
主人公同士のつながりは「袖振り合うも他生の縁」というやつ?使い方違ってたらごめんなさい。
直接つながりはなくとも、人生って他人と少しずつリンクしてるんだなぁと思わせるところに「生きると言うことは一人じゃないってこと」というメッセージがあるようで、心がほっこりします。

それぞれの短編はもちろん独立してて、それらがどれもするする読ませられてぐっと来るものばかり。強いて言えば一番最初の「道草」は、最後まで読んでみれば一番インパクトに欠けたかも。
ごく普通のサラリーマンがホームレスになる、って言う話なんですが。
それ以降の話はどれも、すごく好きなものばかり。

中には自分の体験談も入ってるのじゃない?と思うような、駆け出し芸人の話もあったり、アイドルに入れ揚げる男の話もあったりで、それがあっさりした飾り気のない、魅力的な文章で読ませる!!
ともかく、内面描写が上手いです。すべての話が一人称で描かれてるんだけど、その心理描写がすっごくリアリティがあった。
たとえばカードローンで多重債務者になってる男の話があるんだけど、男は「カードを使って未来の自分から借金する」と考えてるのだ。それが妙にツボにはまって可笑しかったです。発想が面白いよねぇ。

★5個はつけすぎかな~~と思うので4個くらいかな。でも、5個に近い。
一気に読めて、かなりオススメ♪

例によって劇団ひとりさんをあんまり知らない。
でもリリー・フランキーよりは知ってる。顔がわかる程度だけど。
  (余談だけど、先日永ちゃんのインタビュアーとして映像がワイドショーに流れてて、初めてリリーさんを見ました。あんな人だったんだね。ほんとに見たことがなかった。) 
うちの家族全員、リリーさんを知りません。
でも、劇団ひとりは我が家でも知名度は高く(笑)娘が言うには「すぐ泣く人」だって。
言われてみれば繊細そうな雰囲気をもってるね。お笑い芸人にしては、どこか寂しげな感じもしますね。
こう言うのを読んでしまうと、とても得した気分になります。

あさみさんにお借りしました。ありがとうございました♪
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16:36 : [本・タイトル]か行トラックバック(7)  コメント(13)
最近本読みから遠ざかってるbonです(笑)
じつはこの本は、久々に読みたい本なんですよ。
某スポーツ新聞で紹介されていて、評価が高くて気になってたんです。
劇団ひとりも、ムスメはつまらんと言うのですが、私は結構好きです。
あまり似合わないのに、意外とおしゃれなんですよ。
久々に図書館に行って探してみようと思います。

2006/03/17(金) 21:54:39 | bon │ URL | [編集]

この本、気になってました。
記事を読んですごく読みたくなりました。
劇団ひとりさん、好きです。
「平成教育委員会」に出ていて、結構頭もいいし、「すぐ泣く」ではなく、「いつでも泣ける」演技のできる人なのですよ。「劇団」というだけあります。
今調べたら、うちの図書館になかったので、リクエストかけときます。

2006/03/18(土) 14:12:19 | ブラッド │ URL | [編集]

こんばんは♪
本から遠ざかってるのですね。ふむふむ、それはそれで充実されてるみたいだし。良いことと思います♪
実はわたしも年頭の読書意欲がだんだんと下降気味でした。でも、この本はほんとうにサクサク読めまして、また、読書の呼び水になってるように思います。
是非とも読んでみてね。多分bonさんも好みじゃないかと思うんだけど。

読んだら語り合いましょう♪待っています~~!

2006/03/18(土) 22:29:54 | short │ URL | [編集]

こんばんは~♪
気になっていたのですか?わたしは借りるまで全然知りませんでして、多分借りなかったら読まなかったと思うんですけど、読んでよかった!貸してくださった人に感謝です。
ブラッドさん、この人が好きなんですね?そっか~~。芸達者なんですね!文章力もあるし、多彩な人、というよりも、文章から感じる人柄の優しそうな感じや繊細さに惹かれました。書いてる人を先に知っていて、好感を持っていたらなおさら、この本は受けるのじゃないかと思いますよ~。わたしもちょっとファンになりました。
読まれたら是非とも話し合いたいです♪

2006/03/18(土) 22:34:04 | short │ URL | [編集]

芸人さんとして、劇団ひとりさんのファンですが、これは、よくあるタレント本かと思って、はなっから読む気ありませんでした。が、shortさんの書評を見てびっくり。ああ、でも、あんなおもしろいネタ書けるくらいだから、これは、ありかも知れません。図書館に予約===。でも、すごい予約数かもですね。

2006/03/20(月) 13:10:36 | くまま │ URL | [編集]

そうなんですよ!
わたしも、この手の本はアンテナに引っかかりませんが、貸していただいたので読んだんです。
というか、あさみさんが買って読まれたのならきっと面白いのだろうという、期待もありまして「貸して下さい」と言いました。
ぜんっぜん中身を想像してなかったので「連作短編集」と言うのも驚き。リリーさんの「東京タワー」みたいな自伝小説かなと思ったんですが、まったくの創作みたいですね。
正直言って「東京タワー」よりもわたしはこっちのほうが好きです♪
くままも読んでくださいな~♪

2006/03/20(月) 21:23:39 | short │ URL | [編集]

かいくんもTB返し、しておきました。

ひとりさん、人間の心を見る眼がありますよね。
それと、くだらない事を一生懸命やる人も、そういう人をかいくんは好きです。

2006/04/30(日) 00:43:03 | かいくん │ URL | [編集]

負けちゃいました~~
でも面白かった!すごかったですね。またテレビ放映してほしいな♪

>くだらないことを一生懸命やるひと

いいですね♪
そう言う人のことをちゃんと描ける作家さんに成長してもらいたいなー♪

2006/04/30(日) 11:46:04 | short │ URL | [編集]

shortさん…GWもやっと明日で終わり。
家族が休みってコトは母はフル回転ですよね(涙)。
お疲れさまでした。
そんななか本日サクッと読了!
劇団クンただものじゃないと思ってました。
なかなかいいっすね。
視点もちょっと違って新鮮でした。
TB失敗です(;O;)。

2006/05/06(土) 20:11:54 | ユミ │ URL | [編集]

わーい♪ユミさんもよかったのね~これ。
さくっと読めるでしょ。そしてなかなか読ませるよね。
TBいつもありがとう♪こちらからかけさせていただきますね。
わたしもしくじったらゴメンネ。

GW…やっと終りますなぁ…^^;
お互いお疲れ様です!

2006/05/06(土) 22:34:51 | short │ URL | [編集]

すごく良かったです。
本職の作家さんに劣らない作品でしたね。
なんだか前より「劇団ひとり」さんが好きになりました。
今までも、お笑いとは一線を画す、芸を持った知的な人という高評価だったんですが、そのイメージは一層強まりました。
shortさんのように、先入観ナシで読んでもokなんだったら、この才能は間違いないですね。
かなり好きな文章だったので、また書いて欲しいです。

2006/06/08(木) 17:55:00 | ブラッド │ URL | [編集]

うんうん、話の運び方といい、登場人物の心理描写といい
どうして素人の域を越えてますね
なまじな作家の作品よりもプロっぽいと言うか面白いでした♪
いまだにこの人の本業のほうを見たことがないんですけど
好感度は明らかに上がりますよね。
また、次の作品も期待しちゃうよねぇ。
応援しましょうね♪

2006/06/08(木) 23:57:45 | short │ URL | [編集]

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2012/07/24(火) 02:53:54 | - │ | [編集]

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