【本】我が家の問題/奥田英朗

4087714128我が家の問題
奥田 英朗
集英社 2011-07-05

by G-Tools


どこの家庭にもある、ささやかな「問題」を描いた、家族シリーズ「家日和」第2弾。

甘い生活?
ハズバンド
絵里のエイプリル
夫とUFO
里帰り
妻とマラソン

それぞれの家庭にそれぞれの問題がある。
夫が新婚なのに帰宅拒否症になったり(甘い生活?)
デキると思っていた夫が、実は出来ない「窓際族(今時使わない?)」だったとか(ハズバンド)
仲のよい家庭だと思っていたら、両親に離婚の危機が訪れていたり(絵里のエイプリル)
夫がUFOと通信していたり(夫とUFO)
里帰りの苦労があったり、妻がマラソンにハマったり・・・。
奥田さんだからつまらなくはない。
そのささやかな問題を、自分の家庭も比較しつつ、楽しく読めた。
でも、期待しすぎたか「家日和」ほどのインパクトはなく、さらっと読んでしまった。
この本の中の、どの家庭の奥さんも専業主婦で(いまどき、専業主婦ってそうは多くないと思うのだけど)
問題が起きたら周囲にリサーチ・・など、パターンが似ていて、「またこのパターンか!」と言う気持ちがした。
気持ちのよい話ばかりなんだけど、それも却って不満。
奥田さんだけに、もうすこし、ブラックな笑いがあったらよかったのにな。
長年家庭で生活していると、気持ちいい笑いばかりでは、収まらない。
少しきれいごと過ぎたような気がしたのは、私がひねくれているからかもしれないけど。


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13:43 : [本・タイトル]わ行トラックバック(0)  コメント(2)
ねーさん、こんばんは
私も自分ちを比較して読んだので、話に入りやすかったかも。ただし、我慢して、我慢して爆発したかなと思えば、ラストは丸くおさまるというのが奥田流かもね。お笑い話でも、アットホーム話でも、ブラックストーリーでも、このパターンは決まっているかも。

現実、何かあっても、丸く収まることがなく、何も解決もせず、そのままというのが多いよ。というか、忘れ去られたこともあるし。あのように丸くおさまりたいといいなと思ふよね^^;

2011/09/02(金) 23:57:11 | ラム │ URL | [編集]

らむちゃん、こんばんは!!
コメントありがとう!

なるほど、爆発・・・それが奥田さんの作品の醍醐味かもしれないね。
言われて見て、ふむふむと大いに納得したよ!
それと、現実の問題。
そうだよね~~
解決なんかしようとしないで、触れないように、なかったことにするほうがらくだもん。
だからこの小説は、ちょっと「出来すぎ」な感じが鼻についてしまいました(^_^;)
・・本のような感じは、理想だよね。

2011/09/05(月) 20:45:36 | short │ URL | [編集]

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