【本】ツリーハウス/角田光代

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角田 光代
文藝春秋 2010-10-15

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一家で中華料理店「翡翠飯店」を経営している藤代家。
祖父の死をきっかけに一家のルーツを探すかのように、祖母のお供で中国へ旅立つ良嗣と、叔父の太二郎。

描かれているのは、戦中戦後の家族の歴史であり、昭和の歩みであり、それを生きた個人の生き様であろうか。
3世代にわたって、この一家を描くことで、家族とは、生きるとは・・・ということを考えさせられる。

今まで読んできた角田作品とは一風毛色が違う感じがした。
先ごろ読んだ乃南アサ「地のはてから」にも通じるところがあるように思った。

家族を作るものは「根っこ」ではなく「希望」・・・そう結論付けた主人公の気持ちに爽やかな余韻を感じる。
どんな家族にも歴史があり、生きて越し方がある。
じっくり掘り下げてみれば、我が家にもこんな「なにか」があるんだろうか。
などとふと思った。


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