【映】戦火の中へ

B004V2B68S戦火の中へ スタンダード・エディション [DVD]
角川書店 2011-06-24

by G-Tools



なんという悲しい物語なのか。泣けてしまった。

1950年、朝鮮半島は南北に分かれて、それぞれアメリカ、ソ連の傀儡軍として戦っている。
押され気味の韓国は、兵力が足りず、前線基地のひとつ浦項(ポハン)の中学校を学徒義勇軍に任せることに。
71人の学徒義勇軍のなかで、ジャンボム(T.O.P)を隊長に任命し、軍隊はすべて更なる拠点に移動してしまう。
しかし、実戦経験もなく、銃の扱い方もろくに知らない「学生」たちと、いきなり鑑別所から送られてきた不良のガプチョ(クオン・サンウ)たちをまとめるのは並大抵ではない。
そこへ、人民軍との交戦が起き、何名も命を落とし、ついに人民軍は兵力を上げてこの中学校に突撃するのだった。

まず、主演のT.O.Pだけど、歌っている姿しか知らないが、イメージが全然違っていて、純朴で気弱なあどけない少年の感じがよく出ていた。自分が責任者となり人民軍と交戦を経て、強く変わって行く。寡黙だから台詞少なく、目の演技が冴えていた・・ように思う。
この人物が母親に宛てた手紙が、映画の元になっているそうだけど、自分も「母親」なので、母を慕う息子の心情にはどうしても同情して泣けてきた。
おなじ学徒軍の中に放り込まれた異分子のカプチョ。この軍隊の平均年齢からすると、どうやら年をとりすぎているらしい。がやっぱり存在感もあるし、演技も上手い。実はクォン・サンウって人を初めて見たのだ。やっぱり光るものがあると納得した。

物語は、この二人の軍内での対立を中心に、徐々に軍隊として完成されていく模様と、幼い学徒軍が人民軍にかなりのところまで抵抗した様子が描かれる。
16や17の少年達が虫けらのように殺されていく、また、敵を殺していく。
その敵と言うのは、自分たちとおなじ国の人間なのだ。
分断された国家の悲劇は、日本人である自分たちには想像が追いつかない。
とても辛く悲しい映画だった。

先日見た「シークレット」のチャ・スンウォンが、存在感のある人民軍の隊長で登場。


★★★☆
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