【本】チャコズガーデン/明野照葉

4120042146チャコズガーデン
明野 照葉
中央公論新社 2011-03

by G-Tools



渚は人もうらやむ結婚をしたが、今はひとりで「チャコズガーデン」と言うマンションに住んでいる。
そこへ岡崎と言う一家が越してきた。おっとりした美しい妻と、可愛い息子。
その頃から、チャコズガーデンに些か珍事が起こり出す。それは、ダイレクトメールが頻繁に入ったり・・とか、夜中に決まって物音がしたりと言う、些か珍事ではあったが。
チャコズガーデンに起きている、この珍事の正体は・・・。

うーん、私はどこかの内容紹介を読んで、この物語がミステリーだと思ってしまった。
しかし、ミステリーではない。あるとしても、ほんの少しミステリっぽいだけ。
離婚によって傷つき世間と隔絶された主人公が、ゆるゆると社会に復帰を果たし自分を取り戻していく、という再生の物語だ。
チャコズガーデンには色んな住人がいる。彼らとの係わり合いのなかで、主人公の渚は自分を取り戻していくのだが、この住民達にもそれぞれ事情があり、それも読み応えのある部分のひとつ。
人は決して見かけだけでは本当の事は分からないんだなーと思った。
チャコズガーデンというマンション名に隠された真実。
などと言うと、またまたミステリーみたいで煽ってしまいかねないが、それもまた面白かった。
主人公の渚には、幸せになってもらいたいなと思わせられた。
スポンサーサイト
22:21 : [本・タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(0)

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL