【本】浅田真央さらなる高みへ/吉田順

4052032926浅田真央 さらなる高みへ
吉田順
学研教育出版 2011-02-16

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ありていに言えば、私は新しいコーチ、佐藤信夫先生との関係って、どうなんだろう??と、不安に思っていた。
でも、この本を読んで、杞憂だったと感じた。
日本の中でフィギュアの世界にいて、二人に今まで一度も接点がなかったわけはなく、お互い何年も前から知った仲で、テレビから眺めているだけの私なんぞには分かるはずもない、「絆」みたいなものが、とっくに生まれていたのだろう。
長久保先生のエピソードもとても良かった。
長久保先生は、真央ちゃんにとって、「敵」である鈴木明子ちゃんのコーチ。そのコーチが、見るに見かねて、真央ちゃんにジャンプに関するアドバイスをするエピソードなどは、「個人」を越えて日本フィギュア界を背負っている懐の大きさを感じた。
いつも明るい真央ちゃんの様子、ジャンプの不審にあえぐ様子、そこから這い上がる様子・・どれをとっても、各シーズンの試合を見直したい気持ちになりながら読んだ。
特に、バンクーバー五輪の銀メダルのことを書いた部分では、あのときのことを思い出して、また泣けてしまった。
何よりも、真央ちゃんには「色気がない」と言う人たちがいて、フィギュアの演技に「セクシーさ」を求める声をよく聞く。
でも、個人的に、真央ちゃんにはセクシーな演技をして欲しくないと思っている。
セクシーに身を捩じらせるのが「表現力」なら、いっそ、「表現力」なんかなくても、技術構成だけで勝負して欲しい。
そこまで言ってしまうのは極論だけど・・・(^_^;)。
でも、実は真央ちゃん自身も、ジャンプしてナンボ・・!と言う気持ちでいてくれることが、本書の中に出てきて、私の気持ちは間違いではなかったんだなぁ・・と嬉しく思った。
真央ちゃんが成長するのはとてもいいこと。美しい演技をするのもいいこと。
でも、だからと言って、それが「セクシー」に繋がらねばならないと言うわけではないと思う。
さらに言うなら、セクシーが過ぎるのは媚びると言うことじゃないかと思う。
荒川さんだって、とても美しい演技をしたけど、すごく色っぽいわけじゃない。媚びてない、クールビューティーだもの!
いっそう真央ちゃんを応援する気持ちが強くなった。
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