【本】檻の中の少女/一田和樹

456204697X檻の中の少女
一田和樹
原書房 2011-04-22

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「鬼畜の家」に続き、第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作の「檻の中の少女」を読んだ。
こちらも、タイトルから想像しているのとはちょっと違う内容だったが、なかなか面白く一気読みした。
タイトルから想像するのとは違っていたが、表紙絵から見たら、結構こんな雰囲気。ライトなミステリーと言う感じ。

主人公君島は企業専門にサイバーセキュリティのトラブルを解決する仕事をしている。個人向けの仕事はしない方針だが、あるとき老夫婦から仕事を頼まれる。
「ミトラスに登録していた息子が自殺した。しかし、本当に自殺なのか。真相を確かめて欲しい」
というもの。
ミトラスとは、自殺者支援サイトで、当世大流行。
「トリガー」に登録して(ネットのやり取りで)自殺者の背中を押してやると、それだけで礼金がもらえる仕組みなので、女子高生なんかもトリガーとして荒稼ぎできたりする。
老夫婦の破格の礼金を見込んで、君島はミトラスの内情を探り始める。
そこから浮かび上がる真実とは・・・・。


ある意味で力が抜けている・・いわゆる脱力系のハードボイルド?
それほど物々しい雰囲気や張り詰めた緊迫感、恐怖はない。でも不思議に先を急がされた。
自殺者支援サイトとか、そこで荒稼ぎする女子高生とか、とても現代的な内容で面白い。
なんとなくオチの一端は見えてしまったが、エピローグによって明かされるタイトルの意味まで含め、意外性のある物語だった。
だけど、これ、タイトルがかなり重要ポイントでは。「は?そっちかよ!」と、突っ込みたくなる展開なんだけどね。


ちょっと朝の連続テレビ小説「はね駒」の斉藤由紀の妹を思い出した。
たとえが古すぎて恐縮です(^_^;)


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13:16 : [本・タイトル]あ行トラックバック(0)  コメント(0)

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