暗い日曜日/朔 立木

4048736698暗い日曜日
朔 立木
角川書店 2006-02

by G-Tools



前作「死亡推定時刻」と同じ「リンメイ先生」のシリーズと言うことで、ひじょーーーーーに期待してしまいましたが…。残念ながら、期待叶わず。

と無下に言い切るほど、面白くないとも思わないんですけど(文章が読みやすいのでネ)どうにも全体的にマッタリ感が拭えないままに終わりまで来てしまった、かな。

まず、ストーリーを簡単にご紹介すると、今回リンメイ先生の手がけた事件は「高名な芸術家が痴情のもつれの果てに、愛人を殺した」と言う事件です。
リンメイ先生はこの被疑者にいたく魅せられて友情も感じ、彼のためにできることをしようと努力するのですが、何が残念かと言うと、リンメイ先生と同じように被疑者に魅力を感じることはなかったと言うこと。
前作「死亡推定時刻」では、小林被告の冤罪を晴らそうとするリンメイ先生と同じ気持ちで、読みすすめることが出来、こころからリンメイ先生を応援し、小林君の「その先」が気になって、読むのを止められないほど鷲づかみにされた読書意欲。しかし、今回は被疑者に対しては「結局『浮気』してたんでしょ…。」という冷めた気持ちが去らず、事件の解明に関してもそれほどは興味を引かれませんでした。
ミステリーとしても、たいしたトリックや驚くような真実があるわけでもないし、「タイトルからして」←ネタばれになってると思う。

結局、愛人に殺されたとされる女を巡っての愛憎劇として、ミステリーと言うよりは「恋愛モノ」として捕らえたほうがしっくり来る感じかなと、思いました。
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11:20 : [本・タイトル]か行トラックバック(2)  コメント(2)
こんにちは。

>リンメイ先生と同じように被疑者に魅力を感じることはなかった

そうなんですよね。わたしもまったく同じ感想です。残念でした。「死亡推定時刻」では、こんなことはなかったのですね。私は未読なのですが、とても評判が良いようなので、読んでみようと思っています。では。

2006/05/06(土) 01:14:04 | ゆうき │ URL | [編集]

コメントありがとうございます!!
ゆうきさんも読まれたのですね。はい、なんだか、リンメイ先生は読者を置き去りにしたと思います。ちょっと白けちゃいましたよね。
ゆうきさんは「死亡推定時刻」が未読でいらっしゃるようですが、これはオススメできると思います。是非ともお手にとってください♪そのときはまた感想、お聞かせ願いたいですm(__)m

2006/05/06(土) 22:24:48 | short │ URL | [編集]

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