【本】ロケットボーイズ/ホーマー ヒッカム・ジュニア

4794209371ロケットボーイズ〈上〉
ホーマー ヒッカム・ジュニア Homer H.,Jr. Hickam
草思社 1999-12

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4794209452ロケットボーイズ〈下〉
ホーマー・ジュニア ヒッカム Homer H.Jr. Hickam
草思社 2000-02

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映画「遠い空の向こうに」を見たとき、原作も絶対にいつか読みたい・・・と思ってましたが、何年掛かったことやら、やっとその「いつか」が訪れ、読むことができました。(正直、「下町ロケット」を読んだことも関係があったでしょう)
ウェストバージニア州コールウッドは炭鉱の町。主人公サニーは、炭鉱労働者のリーダーである父親の元、将来は炭鉱で働くものとして育てられます。兄ジムはコールウッド高校アメフト部の花形選手。父親はジムを自慢にし、運動も苦手なサニーのことは見向きもしません。
そんな折、ソ連の宇宙開発で、スプートニク号が打ち上げに成功します。アメリカはこのことに大変ショックと危機感を抱き、その余波は田舎町にも波及。子どもたちの教育カリキュラムが厳しくなるという形で・・・。
サニーは自分にもロケットを打ち上げられるのではないかと思い、母親の後押しもあり、着手します。最初はもちろん失敗の連続。だけど、変人だけどすごい頭脳の持ち主であるクラスメート、クエンティンや、幼馴染たちと協力し合って、ロケットを飛ばすという夢は実現に近づきます。最初は相手にもしてなかった町の人たちも次第に応援し、学校側もよき理解者であるライリー先生の強力で次第に認めてくれるようになり・・・。

大筋は映画と同じなのですが、映画よりも父親の存在はサニーたちに協力的だったと意外な気がしました。もちろん、無理解なのですが、それなりに陰で物資の融通をしたり、映画の頑固オヤジよりは軟らかかったかな。
小さな田舎町なのですが、成績優秀な子どもが集まっていたのか・・それとも、誰でもこのように、チャンスさえあれば学問も向上するのか?ものすごく難しそうなことを、まだほんの高校生なのに、探求して理解していくのは、やっぱり「夢」に向かってがむしゃらに突き進む「気持ち」の問題かも知れません。勉強するには、「なぜその勉強をするのか」という動機付け、「どうしてもやりたい」という意欲など、前向きな気持ちが重なれば、思いもかけないほどのパワーが沸いてくるものなのだ・・・と思いました。
最初のうちは誰にも理解されない、強力もしてもらえない・・そんな中、サニーたちに陰で協力してくれて、その結果として炭鉱内の事故で死んでしまう人物がいるのですが、このくだりや、ライリー先生のくだり・・・映画を見たので分かってはいたけど、胸が詰まり泣けました。皆がサニーたちロケットボーイズを思う気持ちが温かくて、本当に心に沁みます。
ロケットボーイズの夢が町の人たちの夢にもなっていく。
さびれようとする炭鉱を舞台に、あまりにもドラマティックな物語です。まさに、事実は小説よりも奇なり。本当に感動の物語で、おススメです。
読んで良かった(*^_^*)
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