【本】下町ロケット/池井戸潤

下町ロケット
下町ロケット池井戸 潤

小学館 2010-11-24
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映画「アストロノーツ・ファーマー」みたいに、あまりにも荒唐無稽な感じの「ロケット造り」の話だったらどうしよう?なんて思ったけど、全然そんなことない、下町の中小企業の「オッサン」が、ロケット造りに参加していくという、一見「そんなことあるんだろうか」と思えるようなテーマが、ものすごくリアルに胸に響く感動の物語でした。

主人公、佃航平がもともとは研究者としてロケット作りに参加していたのが、ロケット製作の失敗→父親の町工場の後を継いで経営者となって成功してる・・・という設定がそもそも、その物語にリアリティを持たせています。
最初から、製品の出荷を削減されたり、資金繰りに困ったり、困難続きの主人公。相手は大手企業や大手銀行、話の分からない「悪者」ばっかりで、主人公が「苛められる」図。まるで時代劇の悪代官と越前屋みたいに裏で主人公を蹴落とす策を練ったりして、もう本当に役者が揃ってる!という感じで、端から「こんなやつらに負けるなよ!」と、読むほうの気合も入りまして・・・。ページをめくる手が止まらない、だけど、丁寧に読んで行きたいと思わせられる物語でした。
なんといっても登場人物たちにものすごく共感と好感が持てました。
佃の脇を固めるブレーンたち(笑)も、一丸となって困難に立ち向かう、それがワクワクしなくてどうしますか?
「空飛ぶタイヤ」が、池井戸作品でもっとも好きですが、それと同じぐらい大好きです。
ものすごく爽やかで、ちからが漲ってさえくるような読後感。
いい物語を読んだ・・・・・そう感じました。

おススメです!


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