【本】蜜姫村/乾ルカ

4758411654密姫村
乾 ルカ
角川春樹事務所 2010-10

by G-Tools



アリの研究学者の山上は、この村で日本にはいないはずの新種のアリを発見した。それを確認して発表する目的でのフィールドワークのために、今度は和子という伴侶を伴って新婚早々に、村を再度訪れた山上。
しかし、医者である和子は、その村には、年寄りが多くても病気のものは誰もいないという不思議なことに気付く。
そんな二人に予期せぬ出来事が待ち受けていた。。。。。。

すごく不思議で幻想的な物語、伝奇小説というか伝奇ファンタジーというか。
個人的にはとても苦手分野なのだけど、手にとって見れば割合にも面白くて、読めば読むほど一気読みしてしまいました。

後半の主人公の「優」の物語は、ある意味では戦国時代の「人質」になった姫様のようで、時代的に取り残された幻想的な雰囲気の「ロミオとジュリエット」的な切ない部分が面白かった。大蜂のキャラクターも、イケメンでいて寡黙で朴訥でそれでいて腕が立ち、極めつけは下僕系(ナイト?)という萌え要素が満載。禁断の恋はやっぱり読むものをひきつけます。
それだけじゃなく、蜜姫の特殊な能力というのが見もの。すごくグロテスクでありながら目が離せない。実写かして欲しい。どんだけグロイ映画が出来るんだろう。。。。

薄幸の生涯を送るかのような、優だけど、けっして不幸だけではなく、ちゃんと周囲に誠実に接してくれるものがいるというのがホッとできて良かった。
結末は以外。
「約束」に始まり「約束」に終る物語なのです。

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22:19 : [本・タイトル]ま行トラックバック(1)  コメント(2)
好きなんですよね~、こういう古典的なお話。
人質となったお優、彼女が大人になるのを待ってる黒王と、その彼女をずっと見守りそばにいた大蜂。二人の男に想われる、そういうとこ、【トワイライト】にも通じてますね。(笑)
大蜂がいいですよね~~~。顔が同じってことだから、善玉と悪玉で、ますます萌えちゃいますね。(笑)
アリの新種発見とかグロテスクな儀式が私の中ではすっ飛んで、三角関係に注目しちゃいました。(苦笑)

でも前半のミステリの部分もよかったです。ちょっと想像すると気持ち悪いですけど、ゾクゾクしました。山上が夜中白滝を追って出て行くのは、お約束の展開ですが、ばっかだな~と罵ってましたよ。

約束に始まって約束に終わる、本当そうですね。でも密姫も約束を守ってくれるいい人??でしたが、お優だけが約束を守らなくて、ちょっとイライラしちゃいましたけどね。(爆)

2011/02/15(火) 15:52:54 | じゃじゃまま │ URL | [編集]

じゃじゃままさんTBありがとうございました。
こちらからも飛ばしたけど届いてなかったらまた言ってくださいね!

これ、実写はむりだろうけど、映画とかにしたらおもしろそー!と思いました。
そっか、「トワイライト」と似た感じなんですね。
双子萌えっていうカテゴリーがあるでしょう(笑)
そのへん作者は良くご存知で!(笑)
実写ムリでもアニメとか?よさそう~!

>山上が夜中白滝を追って出て行くのは、お約束の展開ですが、ばっかだな~と罵ってましたよ。

それがなかったら物語りが動きませんもんね!
でも、あほっちゃう?って突っ込みたくなるんですよね!わかるわかる~!

>お優だけが約束を守らなくて、ちょっとイライラしちゃいましたけどね。(爆)

お優は「こちら」の子どもだからそういうルールがないのねん(^_^;)
人間は約束を守らず異形のものは約束を守る、皮肉ですね!

2011/02/21(月) 15:33:04 | short │ URL | [編集]

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2011/02/15(火) 15:47:04 | じゃじゃままブックレビュー