【本】贖罪/湊かなえ

4488017568贖罪 (ミステリ・フロンティア)
湊 かなえ
東京創元社 2009-06-11

by G-Tools


湊かなえさんの3作品目ですね。
告白」が社会的なブームになって、2作品目の「少女」はそれほど評判も良くなくて、「贖罪」では手法を「告白」と同じように戻してみた・・って感じかな?と思うんだけど・・・。
「告白小説」というジャンルでしょうか。
たしかに「少女」よりも面白かったなと思いました。

田舎町で起きた小学生の殺人事件、被害者の友達が15年後に新に悲劇に巻き込まれると言う、ちょっと偶然に頼った設定だと思ったけど、面白かったです。ぐいぐいと読みました。
女同士の確執が随所に散りばめられているので、女同士のドロドロしたものがつまりは主人公?みたいな。
このひと山岸凉子あたりを結構読んでるんじゃないだろうか?と思ったのですが。

サクサク読めてグイグイ引っ張られて、あっという間に読了したけど・・印象には「告白」ほど残らないかな~~。でも、設定としてはすごい!よくこんなイヤな事件を考え付きますよね。
エグすぎ・・・(^_^;)


と、思ったんだけど、結末的には「告白」よりも「贖罪」のほうがすごいですよね。
贖罪って「罪滅ぼし」って意味だけど、彼女がやったことは「贖罪」って言うよりも「断罪」だったんじゃないかな?事実を聞かされた「犯人」がどうなったか・・・本文中に書いてあったっけ・・?
読み逃がしたのじゃなかったら、確か、それは書かれてなかったと思う。
だから、読者の想像に委ねられてるわけですよね。
まぁ自分がこの犯人だったら、まともな人間だったら生きていかれないですよね。
さらっと読めるので、さらっと流してしまいそうだけど、実際、本当に胸糞が悪くなるような結末です。
ここまで書ける著者の勇気に脱帽ですね!
スポンサーサイト
11:17 : [本・タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(2)
ねーさん
贖罪ではなく、断罪に同感。
どの話もまさかの展開。
罪の連鎖、どこまで続く?結末はどうなるかと、目が釘つけになりました。
「告白」同様、身近にありそうな話(出来事)+語り口はホラーより怖いかも。
私のお気に入りの一冊になりました。
ドロドロのヒューマンドラマ+恐怖は、確かに山岸ワールドかも。人間に心理をえぐっているところも、フランス人形、空気がきれいな田舎町、別荘など、ホラーの世界にもっこいと思いました^^

「少女」はまだ未読だけど、イマイチならスルーしようかな。

2012/07/27(金) 21:06:17 | ラム │ URL | [編集]

ラムちゃん♪
これ、今度映画になるんだってね。
読んだのはちょっと前だから、内容忘れてる部分が多いけど(殆どとも言う)
えぐい話だったなぁと思い出しました。
そうね~並のホラーより気持ち悪いよね。
映画はどんな仕上げになってるんだろう?
ちょっとたのしみになってきました(*^_^*)
少女はたしか、インパクトが弱かったと思うよ。
これも読んだのはちょっと前で内容忘れてる部分が多いけど(殆どとも言う)(笑)

2012/07/30(月) 20:52:16 | short │ URL | [編集]

コメントの投稿











 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL