【映】THE WAVE

B0039LFHKATHE WAVE ウェイヴ [DVD]
デニス・ガンゼル
アット エンタテインメント 2010-04-28

by G-Tools


ドイツ映画。
実際にあった事件をもとにして作られた映画らしいです。
どこまでが事実かはちょっとわからないんだけど・・・
高校で、1週間「独裁」と言うテーマの授業を行うことになった。
体育教師で、水球部のコーチをつとめるのベンガーは、「独裁」のシミュレーションを実験する。
生徒たちは次第にハマっていき、ベンガーも授業がうまくいくことに陶酔を覚えていくが、生徒たちの行動がエスカレートしていくのだった。

と言う感じで・・。
服装を統一してみたり、ロゴを作ってみたり・・・たかだか一週間の授業とは思えない白熱振りが描かれていますね。でも、その中でどうしても意に沿わない生徒も出てくるんです。「白は着たくない」とか・・。
すると、そう言う生徒を「異端」扱いして「排除」していく生徒たち。
この授業の始まるとき、「独裁」についてクラスで話し合ったとき、ドイツのことなのでやっぱりナチズムということがみんなの頭に浮かぶのです。
でも、みんなそれを否定する。そして「独裁」はもう、今ではありえないのだ・・・というのです。
そう言っていた生徒たちが、自分たちでも知らない間に、ベンガーのカリスマ性に惹かれて従うようになり、常軌を逸していく・・・ああ、こうやって人々は洗脳されていくんだなと実感しました。
集団の狂気って言うのも垣間見えるし、なかなかシビアで怖い作品です。

しかし、もうひとつ印象深いことがありまして。
この授業の中の高校生たちの発言です。
独裁とは・・・というディスカッションのなかで
「独裁は(もう今後は)ありえない」
「歴史的責任問題があり、全国民が責任を感じている」
「ドイツ人は自国に誇りを持たなければ、世界中からたたかれる」
と言ってるのです。
これはもちろん、第二次世界大戦のナチズムにたいする批判、そして責任を感じているからこその発言。
日本もドイツと同盟を結んだファシズム国家だったのに、高校生たちがそれを【責任】と感じているか?
高校生に限らず・・・ですが。
戦後教育の違いが現れているのでしょうね。
そのあたりもかなり印象に残りました。

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