【映】すばらしき映画音楽たち

映画をより盛り上げる重要な要素が映画音楽。その価値や長い歴史を、実際に映画音楽を手掛ける音楽家たちや一流フィルムメーカーたちにインタビューしたドキュメンタリー。
無声映画の時代、映画館でミュージシャンが奏でる映画音楽は、映写機のノイズを軽減する程度の役割だったとか。しかし1933年製作の「キング・コング」のころから、映画をより盛り上げる効果があると認められ、「007」シリーズのジョン・バリーや「猿の惑星」のジェリー・ゴールドスミスは映画音楽の歴史に偉大な足跡を残し、2010年代には従来、映画と無関係だったミュージシャンたちも映画音楽に参画するようになった。

WOWOW番組紹介文より




作品のオフィシャルサイトがこちら

このホームページを見れば大体の雰囲気はわかるのかもしれないけど
私は予告も見ないで本作をご覧になることをお勧めしたい。
だって、何が出るかな?何が出るかな?って言う楽しみがあるでしょp(*^-^*)q

大好きな作品が登場したら
「キタキタキターーーーキタ━(゚∀゚)━!」って(笑)

ネタバレになるけど、私は冒頭の「ロッキー」でガシっとハートをわしづかみに(笑)

映画と映画音楽の歴史を垣間見るのも楽しかったです。
娘なんか元祖「キングコング」見て、唖然としてたもんね。

こういうのを見ると、ドラえもんの秘密道具「ムードもりあげ楽団」を思い出します。
実際にこの作品の中で、映画音楽に携わる人たちが、
「この映画のこの場面はこの音楽がなければ、何も怖くない」
「音楽なしではただの作り物のようだ」
などと発言していて、映画における音楽の重要性をとうとうと説いています。
時代による音楽の変遷など、また映画音楽家の台頭など、解説されて本当に興味が尽きず
まだまだ出てない音楽あるやん!
もっと聴きたい!
という気持ちでしたが・・・。

やっぱり最後は「あの」名曲で〆てもらって、これは泣くしかないやろ?って感じでしたね(^^;


ひとつだけ、ネタバレで書きますが


もちろん、大きな功績を残すジョンウィリアムズなしに映画音楽は語れず
彼の作品がたくさん登場しています。
なかでも「E・T」に関する解説がよかったデス。

ETとエリオットとの別れのシーン、
私はただ二人の別れが寂しくて泣けていたのですが
最後のファンファーレがとても印象的で、
涙が吹き飛ぶ感じがしたのです。

エリオットにとってあの別れは
ETを宇宙に返すという使命の達成でありました。
それがあのファンファーレで表現されていたのです。

そう言われて見てみれば、エリオットはただ寂しそうにしているのではなく
やり遂げた充実感に満ちた顔をしていて
そこにはもう、涙にぬれた顔はなく
堂々とした顔で見送っていますよね。

こうして的確に解説してもらって初めて腑に落ちました。

ほかにもこの映画のなかで解説されることで
とっても納得した作品がたくさんありまして
とても面白く見せていただきました。

ぜひとも、前知識なしで
何が出るかな
何が出るかな
って言う気持ちで見ていただきたい作品です(^◇^)



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【映】だれかの木琴


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原作を読んでいます。
読んでも内容をすぐに忘れてしまうのが常ですが、この小説は印象深くて、詳細は忘れてしまったけど概要はよく覚えていました。

原作の感想はこちら

原作を読んでいると、終始原作との違いを意識したり、原作を思いだそうとしたりして、それが映画鑑賞の邪魔になることがしばしばありまして。。
この映画も、そんな感じで
主人公の主婦はこんなきれいな設定だったのか
とか
美容師はこんなクールな男だったのか
とか
妻と夫のメールの会話は、こんなシーンあったっけ
とか
要するに、概要以外はほとんど中身を忘れてしまってたのですねぇ(^^;

あらすじは、「普通の主婦がとある美容師にストーカー行為をする」というもの。
原作を読んだときは、ストーカーものというとサスペンスなどをついつい思ってしまう私、殺人事件や刃傷沙汰になるのが自分の中の想定で(貧困な予想ですみません…)この物語にはそういった血なまぐさいことは出てこないから、なくてもいいけど、アバンチュールを(古いか??)楽しむという場面もなく、「普通の中の狂気」を描いてあるのはわかるけど、すこし物足りなさを感じてたのを覚えてます。(すみません殺人事件が好きなので)

映画になれば、普通の主婦と思っていた主人公が、演技のせいか演出のせいか最初からなんだか不気味。
常盤貴子が演じてるから、きれいはきれいです。
でも、どこか浮世離れしているというか、危うい感じがある。
すごくおっとりしていて・・・確かにたまにこういう人いるけど(^^;

主人公の小夜子は家を新築して引っ越ししてきた。
美容院も新しいところに行く。
そこで担当してもらった池松 壮亮演じる美容師に、営業メールをもらい、そのメールに返信するうちに、その美容師に執着していく。


で、この池松壮亮演じる美容師が、非常にクール。
ふつうならこんなことまでされたら気持ち悪くて取り乱すやろ!!ってことまでされても、たとえ一人の時には「なんだよこれ!」と絶句していても、次に小夜子が美容院に来てもごくごく普通にテンション低くクールに対応するのですね。

美容師には恋人がいて、この恋人が小夜子に対して逆上するんだけど、美容師は小夜子を決して悪く言わず、あまつさえ恋人をたしなめたり叱ったりする始末。
美容師としてプロ根性が徹底してるのか、まぁともかく全編クール。

原作と同じで、サスペンスチックな展開というよりも、心理的な不気味さを描いた映画は、バックに流れる音楽も功を奏して、原作の得体の知れない気味悪さを倍増してたと思います。


人間、何かに執着するというのは、反対に満たされない部分があるからこそ、何か別のものに執着するんだろう。
小夜子は夫との関係に満たされないものを感じていたんだろうか。
夫は妻を女としては見ていない。会社の若いきれいな部下に色目を使ったり、通りすがりの女とさえ一夜の関係を楽しんだりしている。「家庭にセックスを持ち込まない」タイプだろうか、世の中の大半はこういった夫婦が多いのかもしれないですね。
それに小夜子には趣味がないね。
私みたいに韓ドラばっかり見てろというつもりもないけど、趣味があればそっちに没頭することもできる。
でも、何もないから、美容師にのめり込んだんじゃないかなと思いました。
やっぱ人間、なにか自分の好きなことがないとダメだよねと思ってしまいました。

夫婦は後半、メールで会話します。
たしかに直に言い合えば喧嘩になるかもしれませんが、隣に座りながらメールでやり取りするのって、やっぱり変。
こんなシーン、原作にあったかな?

最後はまた別のターゲットを見つける小夜子。
美容師じゃなくても誰でもいいのですよね。
そういう「対象」が必要なだけで。


小説を読んだとき、その後美容室に行き、男子に担当してもらった時は、かならずこの小説を思い出しましたっけ。
いまは女の美容師さんに担当してもらってるので、そんな心配ないですが。

いや、実は男でも女でもやっぱり、自分もいつかこういう風に誰かに執着してしまう日が来るかもしれません。
それが一番怖い。

と、誰もが思う物語だと思います。




10:33 : [映画タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(0)

【映】9月の鑑賞メーター

さいきん、鑑賞記録をアップしてませんが…汗
先月2017年の9月は精力的に映画を見ました。
ほとんどもちろん録画です。

9月の鑑賞メーター
観たビデオの数:16本
観た鑑賞時間:1600分

トンネル 闇に鎖された男 [DVD]トンネル 闇に鎖された男 [DVD]
トンネル崩落で閉じ込められた男が脱出するまでを描いた物語…という単純な物語かと思いきや。あっという間にトンネルが崩落してしまい、そこから2時間どう引っ張るのかと思ったけど、うーむ、いろいろとあるんだこれが!「お隣さん」がいたり、わんこが出てきたり、世論が湧いたり、いたたまれない状況にトンネルの中以上に苦しくなる。この9月メキシコ地震で学校で生き埋めになった女子を救出していたら、その子は実在しないことがわかったと。まっさきにこの映画を思いだしてしまった。
鑑賞日:09月27日 監督:キム・ソンフン
ミモザの島に消えた母 [DVD]ミモザの島に消えた母 [DVD]
「サラの鍵」の著者の作品が原作と聞いて観ることに。30年前の母親の死がいろいろ不明瞭で家族の中で触れてはいけないことになっており、そのために苦しんできた主人公。何があったんだろうと気になり釣り込まれた。こういうサスペンスは好きです。結末は決してスッキリする感じではなかった(むしろモヤモヤが募った)けど主人公たちが再生へ向けて進んでくれればいいなと思えた。島に渡る道が満潮の時は海面の下になる。それ、もうちょっとたくさん見せてくれたらよかったんじゃないかなーと思った。
鑑賞日:09月27日 監督:フランソワ・ファヴラ
ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ [DVD]ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ [DVD]
人にはそれぞれドラマがあるんだなぁという当然のことをより感じた。人と人とのつながりにもまたドラマがあって。。私はこの作家を全然知らないんだけど、一つの作品が世に出るまでの過程、作家だけじゃなく編集者も大変な思いをしていた。むしろ編集者の葛藤のほうが複雑で大きいかも?作品がヒットして調子に乗るか?と思ったら案の定。。でも最後は感動した。帽子をとらない編集者が帽子をとったとき。
鑑賞日:09月27日 監督:マイケル・グランデージ
シークレット・アイズ [DVD]シークレット・アイズ [DVD]
結構大物キャストなので見てみた(ミーハーですすみません)なんと「瞳の中の秘密」のリメイクとな!!見ている途中で(スマホ片手にながら観のため)それを知ったんだけど、知らないで見たほうがよかったのか?最後に「あれか!!」って驚きがあったかもしれない。それ以外になにも言うことが思い浮かばない。あの名作のリメイクとはいやはや。
鑑賞日:09月27日 監督:ビリー・レイ
われらが背きし者 [DVD]われらが背きし者 [DVD]
スパイ映画といっても、ストーリーは単純でわかりやすく面白く見ることができた。いろいろとツッコミどころがあるけど。巻きこまれ系のストーリーだけど、否応なく巻きこまれてしまうというよりも、自分から協力していく部分が大きく、正義感が強いのかもしくは優柔不断が過ぎるのでは。異国であんな胡散臭い男と接触するなんて無謀というしかない。それ言っちゃおしまいですが。その辺の甘さに目をつぶれば、胡散臭いおっさんもそれなりに魅力的だし国際的な巨大マフィアの断片やMI6の姿とか全体的に面白いと思う。地味ですけど。
鑑賞日:09月26日 監督:スザンナ・ホワイト
ゴシカ [DVD]ゴシカ [DVD]
前々から一度は見てみたいと思っていたタイトル。オカルトとサスペンスがいい塩梅にミックスされているのでオカルトが嫌いな私でもまぁまぁ面白く見ることができた。尺も短く核心の事件に突入するのも早かったのでサクサクと見ることができた。
鑑賞日:09月26日 監督:マシュー・カソビッツ
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ごめんね、ごめんね。これ言っちゃおしまいなんだろうけど、言っちゃダメなんだろうけど…死んだ人を連れに戻って、もし今生きている人たちが遭難して何人か死んでしまったらどうするの?またその人を連れ戻しに行こうと考える人が現れてまたその人が遭難し…?彼らの仲間を思う熱い思いは大変感動的なんだけど、無謀すぎるんじゃないかと思ってしまいました。実話ベースなのにこんなこと言ってごめんなさい。命が大事だと思うので。キャストの演技や映画の雰囲気は見ごたえあった。よく撮影したなぁと。見てて身も心も凍える心地でした。
鑑賞日:09月25日 監督:イ・ソクフン
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エイリアンの前日譚と知らずに見たから、エイリアンが出てこなくて残念だった。そこそこ面白かったけど、この続編ならコヴェナント見なくてもいいかなーと思った。コヴェナントを見るならこれを見ておかねばと思って見たんだけど。。。
鑑賞日:09月24日 監督:リドリー・スコット
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原作未読。面白かった。冒頭妻夫木と綾野剛の…ちょっとびっくりした。役者やの~~(^^; 未解決惨殺事件の指名手配犯、この犯人かもと疑われる3人の男と取り巻く人たちの群像劇。誰もが犯人っぽい。信じていいのかいけないのか。揺れる心が描かれて見応えがあった。それぞれの物語が面白かったし感動したし、演技もよかった。
鑑賞日:09月24日 監督:李 相日
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「セブン」思い出してたんだけど、やはりそう言う意見が多いみたい。だからああいうラストを想像してた。どっちがいいとか、わからないけど、インパクトとしてはセブンだなぁ。(せっかくなので、もっと突き抜けてほしかったな。なにが「せっかく」だかわからないけど。ちょっと緩かったので個人的にはそこまで印象に残らないかも。)エンドロールでカエル男のキャストがわかり、びっくり!!
鑑賞日:09月17日 監督:大友啓史
シン・ゴジラ DVD2枚組シン・ゴジラ DVD2枚組
面白かった。コミカルなところもあったし。でも、やっぱりさいごはゴジラが可哀想で哀れになってしまう。あれだけ日本を破壊したのにね。
鑑賞日:09月17日 監督:
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原作を読んでいるためあらすじは分かっていて、それがどう影響するのか、考えてしまう。といっても例のごとく原作の詳細は覚えてないという(^^; でも、これ読んだ後美容院に行って男の人が担当してくれた時は、必ずこの物語を思い出したもんです。派手な展開がないところがじんわりと怖いっていうのは映画でも同じだった。池松壮亮のやけにクールなところがまた興味深い。最近「屋根裏の恋人」で勝村政信がよく似た役をやっていて、もうこういう人にしか見えない!音楽もよかった。白いドレスのところ特に。
鑑賞日:09月16日 監督:東陽一
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正直、割とソフトだなと思った。戦争ものということでついつい「プライベートライアン」みたいなのを思っていたから。ごっそりと人が死んでも、それらは淡々とスルー。戦争の残虐を描いてるのではなくひたすら生きようとする姿と助けようとする姿が描かれていた。音楽効果もあいまって最初から最後までスリル満点。
鑑賞日:09月12日 監督:
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いまをときめく若手役者がいっぱい出てて目の保養!ツイッターをうまく使っている。発信し続けるのもものすごいエネルギーがいると思うけど、エネルギーを割いてでも世の中に発信せずにはいられない、それで自分を保っている人間の姿。なにも若者に限らないと思う。匿名だからこそ簡単に人を攻撃するし無責任に言いたい放題。いまどきの人々の姿を就活というものすごく過酷で残酷な時期を舞台に描いてあって面白い。
鑑賞日:09月11日 監督:三浦大輔
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『グランドブタペストホテル』と同じ監督ということで興味を引かれ(た娘と一緒に)観たのだけど、『グランド~』は面白く感じたけど、こちらは正直最後までノれなかった。『ロイヤルテネンバウムス』もこの監督の作品だそうで、そう思うとロイヤルもダージリンも同じような感じで「私にはちょっと面白さがどこにあるかよくわならない」というところで同じ後味。
鑑賞日:09月11日 監督:ウェス・アンダーソン
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さわやかで、切なくて、悲しくて、みんなの心がピュアで、いい映画だとは思うものの、個人的な好みでいうと、「ふつう」か。でも登場人物が、大人パートと少年時代パートのつながりをぼかしていたり、なんとなく想像がついたけど結末が意外に哀しかったり、意表をつかれる展開で飽きさせなかった。音楽もよく印象的だった。
鑑賞日:09月06日 監督:イ・ウンヒ

鑑賞メーター

09:44 : [映画タイトル]月別鑑賞記録トラックバック(0)  コメント(0)