【映】世界一キライなあなたに

世界一キライなあなたに ブルーレイ&DVDセット(2枚組) [Blu-ray]
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原題は「Me before you」で、原作本のタイトルは「ミー ビフォア ユー 君と選んだ明日」。
映画化につきなぜこんなタイトルにしたか。
近頃アカデミーノミネート作品で『ドリーム 私たちのアポロ計画』と言う映画が、邦題が酷いと物議をかもし、ついには「ドリーム」だけ、、になったという事件?があったばかり。邦題はもっと考えよう。
かと言ってこの映画に関して、原作本の「君と選んだ明日」と言うのも、どうかと思う。

ちなみに私がこの映画を見たいと思ったのは、Amazonビデオで何か見ようと物色していて、これがとても評価が高かったのと、「マイインターン」みたいな感じなのかなと、漠然と印象を受けたから。(マイインターンは大好き)
内容をまるで知らずに選びました。


舞台はイギリスの田舎町。ルイーザ・クラーク(エミリア・クラーク)は、お洒落をすることが大好きな26歳。ある日、働いていたカフェが閉店することになったルーが新たに得た職は、バイクの事故で車椅子生活を余儀なくされ、生きる希望を失ってしまった超ハンサムな大富豪ウィル・トレイナー(サム・クラフリン)のお世話係をする期間6ヶ月の仕事だった。最初はルーに冷たく当たるウィルだったがルーの明るさが、ウィルの頑な心を溶かしていき、やがて2人は恋に落ちていく。しかしある日ルーは知ってしまう。
ウィルが決めた「生きる時間」があとわずかだということを・・・。(公式HPより)



イギリスの田舎街にも大きなお城があって、バスも「お城経由センター街行」なんてバスがあって。
そんな街の感じ。(のちに勤め先となる家から正面にこの城が堂々と見えている)
ルーのくるくる変わる豊かな表情、意表を突く、かといって奇抜すぎない、決してセンスがいいとは思えない、でもキュートなファッション。
イケメンだけどシニカルになってしまったウィルと気持ちを通わせ、魅かれ合っていくさま、、
見どころはとてもたくさんあって、楽しく見ていたのです。

ウィル役のサムフランクリンって、「パイレーツ 命の泉」に出てた人だよね。あのときは全然いいと思わなかったけど、こんなにイケメンだったとは不覚でした。

ルーは「ターミネーター新起動」のサラコナーの人ね。印象があまりに違うので全然わからなかった。
というより、「ターミネーター」が印象に、そもそも残ってない(^-^;

ほかに、「ハリーポッター」のネビル~~~~!!や、ダウントンアビーのベイツさんが出ています。

以下ネタバレ!!!

つまり本人は全身まひが辛すぎて、自殺したい。
それを世間は尊厳死と言うけれど、結局は「自殺」と同じだと思う。

ルーとの出会いがその気持ちを変えて、生きることへ前向きな気持ちになってくれるんだと思って見ていました。

でも、結局彼は、その意思を変えることなく、当初の予定通り、死んでいくのです。
ルーと愛し合い(ルーには恋人=ネビルがいたのに!)人生観が変わり、生きていくことを選ぶと思っていたのに!!

とても残念でたまりませんでした。

でも感動した人が多いので。。びっくり(^-^;
それがウィルの「愛し方」だとか。

「自殺」はいけません!!
と私は思う。
どんなにつらくても。
そもそも、自分の体だから自分で死んでもいいと思うのは間違っていると思う。
「私」という「意思」「意識」が「支配」しているからと言って「肉体」は「私」の「勝手」に出来るものではないと思う。
「私」は死にたくても「体」は違うと思う。
細胞のひとつひとつは「生きよう」としている。
それを「私」が生きていたくない、死にたいからと言って死んでしまう「権利」はないはず。

うつ病とかで、本当に本当に本とーーーーーーに、苦しんでいる人に「死んでも良いよ」とは言わないでしょ。
そんなに苦しいなら死を選んでもいいんだよ、なんて言わない。
なのに、なぜ全身まひだと「死んでもいい」ことになるのかな。

映画ですから。
命を愛する結末にしてほしかった。
生きることに前向きなメッセージを発してほしかった。
尊厳死を選んだ人のことを描いてもいい。
映画だから。
どんなひとの「選択」を描いてもいいんだとおもう。
でも、そこには深い悲しみや後悔や懺悔が描かれていてほしい。
「ミリオンダラーベイビー」も辛すぎたけど、あの作品には、「悲しみ」があったし、「懺悔」があった。だからダンは姿を消したしその罪を一生背負っていくんだろうと、思わせるラストだった。

けれども、この映画は自殺したことが彼女への「愛」であり「感動」だと。
悲しい結末だけれどハッピーエンドだって。

私はそう思えなかった。
邦題が酷いという以上に、結末があまりにも酷すぎた。

「ウィルが生き続けたらルーには介護生活が待っていて一生全身まひのウィルに縛られてしまう。何年もたてばひょっとしたらルーは後悔したかもしれない。だからこそ二人の関係が最高潮の時にウィルが死んで思い出も美しいまま。そして遺産をルーに残し、ルーはその遺産で幸せな生活を送る。美しい思い出とお金が手に入り、面倒な彼氏は死んで、ハッピーエンド」

と言う風に思えてしまう。
おそらく、ひねくれていると言われるだろうけど。
遺されたルーに悲しみはなく(見受けられず)、あるのは(見えたのは)甘美な涙と素敵な生活(あのユニークなファッションまで捨ててしまった)。
美談ですか??
弱者は去ることが相手への愛??
いやいやいや。
みんなで共に生きる世の中、どんな命も愛おしむ世の中であってほしい。
映画ではそれを発信してほしかったな。


原作本の「君と選んだ明日」と言うのもどうかと思う・・・というのは、死ぬことはウィルの独断だったよ?
このタイトルなら、生きることを選んでくれると、思うではないですか。



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01:26 : [映画タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(0)