【韓】花より男子

花より男子~Boys Over Flowers DVD-BOX1 (5枚組)
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相変わらず、韓流ドラマ三昧しています。
先日は韓国版「花より男子」を見終わりました。
原作は最初のほうだけ読んで、中途リタイヤ。日本版のドラマは見ていません。

正直に言うと、韓国版のドラマは、イマイチでした・・・・。
大好きなイ・ミンホくんのドラマなのに残念なことこの上なし。

とにもかくにも、「暗い!!!!暗すぎる!!!」
ラブコメだと思ってたのが間違いか?こんなのコメディと言えないではないか~。
最初のほうは楽しかったけど、中盤から後半にかけて、見ててちっとも楽しくない!!
(ミンホくんは見ててうっとり。)
楽しくないどころか、胃がキリキリするようなストレスフルな展開。
なんでこうなった??
ミンホくんはカッコよいのに、役柄の道明寺(ク・ジュンピョ)があまりにもダメダメで、すごく残念でした。

で、原作もそうなのかなぁと思って、本屋のレンタルで借りてみました。
最初のほうは私はイマイチで、だから数年前もリタイヤしたんだけど、今回25巻ぐらいまで読んでみると、あらら、道明寺、カッコいいじゃないですか~。
絵もどんどん洗練されていって、ビジュアル的にも素敵になってるし。
最初のほうはバカっぷりばかりが目に付いて、それで好きじゃないと思ってたのだけど、後半の道明寺は評判に違わず良いですね。
特に、25巻の最後の彼(つくしを諦めないと断言するところ←これが韓国版のドラマになかった)は、ゾクゾクさせてくれます。
友人が「道明寺、いいよ」と言ってて、そのときは「あの髪型なのに?」と思っていましたが考えが変わりますね。

続きも借りてこなくては!!

ドラマの感想はこちらへどうぞ。



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09:43 : [そのほか]韓国ドラマトラックバック(0)  コメント(2)

【本】8月の読書

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2497ページ
ナイス数:129ナイス

成均館儒生たちの日々 (下)成均館儒生たちの日々 (下)感想
ドラマは本当によくアレンジしてあるなと感じた。原作なりの面白さはあるけれど、いろんな面で物足りなかった。ドラマのほうが断然スリリングで感動的な展開になっている。とはいえ、あの儒生の頭巾は儒巾(ユゴン)おでこに巻く半透明の額当ては網巾(マンゴン)女性が髪にまく布を細布(デンギ)などの呼び方が分かったり、あちこちに発見があって楽しい。そして原作のほうがきわどい描写が多くその点でも楽しめた。
読了日:8月20日 著者:チョン・ウングォル
成均館儒生たちの日々 (上)成均館儒生たちの日々 (上)
読了日:8月20日 著者:チョン・ウングォル
共震共震感想
ひたすら胸が痛い。震災の有様をまざまざと見せ付けられ、そのとき自分がどうしていたか、その後何をしたか、いま、何をしているか・・と突きつけられてひたすら小さくなるしかない。著者がシリーズ物でみちのくに縁があり、そのせいで丹念な取材を行い、ミステリーと言うエンタメに反映したことで、私みたいなぼーっとした人間にも「忘れるな」と叱咤激励してくれる。「震える牛」「血の轍」に続いて著者作品は3作目。いつもセンセーショナルな内容だ。NPOの実態・・・ホントに?色々考えてしまった。
読了日:8月14日 著者:相場英雄
よだかの片想いよだかの片想い感想
よかった。決壊はなかったけど泣けたし、序盤から始終うるうるしてしまった。私はきっと主人公を無神経に傷つけてしまう側の人間だと思うけど、主人公の気持ちが丁寧に描かれたことで共感できたし寄り添えた。主人公と共に感情が揺れ、とても切なかったり彼女の強さに感心したり。私も宮沢賢治は正直良く分からないんだけど(^_^;)唯一「よだかの星」だけは好き。胸が締め付けられるような(←50のオバサンが言うにはあまりに気恥ずかしいが)物語だった。4作品目。個人的、著者作品のベストとなりました。
読了日:8月11日 著者:島本理生
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)ようこそ、わが家へ (小学館文庫)感想
面白かった!いつもと雰囲気が違うのかなと思ったら、いつもの雰囲気もアリーの、でも、マンネリ感はなかったな。会社と家、まったく違うタイプのふたつのトラブルを抱える主人公の大変さが伝わり、先が気になり一気読みした。片方は誰もがいつでも遭遇する可能性のあることだと思う。身につまされる感じもしたし、また爽快な感じもして、読み応えがあった。池井戸快進撃は止まりませんね。
読了日:8月10日 著者:池井戸潤
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
表紙が豪華弁当じゃなくて庶民的というか普段というか、インゲン豆をブロッコリーに替えたら、私が作るお弁当そのままなのが笑える。どんな話か想像できなかっただけに、面白かった。ちょっとシンデレラの魔法使いみたい?自分の事をそっと見守り心配してくれて、さりげなく回復させてくれるなんて、夢みたいだなと思った。元気を取り戻していく過程が気持ちよく描かれていて、元気が伝わってきた。後編2編はちょっと逸れた感じがしたけれど、それなりに楽しく読めた。1時間強でサクサクっと読めた。
読了日:8月8日 著者:柚木麻子
わが盲想 (一般書)わが盲想 (一般書)感想
高野さんプロデュースってことで読みました。初めましてと言う気がしない(笑)。しかしその実、想像を絶する内容。逆の立場だったら?と思わず考える。こんな大冒険は出来ないし、思いも付かない。とても勇敢だと思った(そんなふうに感じさせてないんだけれど)。日本人として日本に住んでいると気づかないあれやこれやを、著者の視点で指摘され、はっとさせられることがたくさんあった。特に、日本語習得の過程では、日本語の面白さを逆に教えられた。学生が3年生で就活に入ることへの疑問も・・。大人だけじゃなく子どもにも読ませたい本。
読了日:8月5日 著者:モハメド・オマル・アブディン
ドミノ倒しドミノ倒し感想
失礼ながら、あまりにも評判が悪いのでその覚悟で読んだ。「愚行録」「乱反射」「空白の叫び」etc.・・・そんな作品ばかり読んできたので、軽妙なミステリはすごく意外だったけど、これはこれで面白いんじゃないかと。少なくとも私は主人公が好きだ。ラストは確かに・・もごもご。でも、悪評の覚悟があったため、すんなり読むことが出来た。これ、こんな風にコメディタッチにせずにいつもの貫井さんのカラーで重苦しく描いたほうが、却って良かったかも。次作に期待です!
読了日:8月2日 著者:貫井徳郎

読書メーター
09:25 : [本・タイトル]そのほかトラックバック(0)  コメント(0)

【映】8月に見た映画

8月の鑑賞メーター
観たビデオの数:4本
観た鑑賞時間:486分

フライ・ダディ  特別版フライ・ダディ 特別版
Gyaoで見た。テンポが悪いし、胸踊ることもなく、特に前半のつまらなさったら!(>_<)。結構韓国リメイク版は評判がいいのが多いのに、これはまるで駄目だめだった。イ・ジュンギはカッコいいしイ・ムンシクも大好きなんだけど。脚本が悪いってこういうこと言うんだろう。。原作もキャストもすごくいいのにもったいない・・・。
鑑賞日:08月31日 監督:
スター・トレック イントゥ・ダークネススター・トレック イントゥ・ダークネス
カンバーバッチ目当て。いやぁやっぱりかっけー!!目ヂカラすごい存在感で満足!ここでもロングコート着用で萌えた萌えた(笑)。シャーロックとは違ってマッチョな肉体派になってたけどそれがまた強くて素敵。思わずこのひとの「味方」になってしまった。続編もよろしく!って感じです。物語そのものは、個人的には70点くらいかな。SFなら最近では(最近と言うか知らないけど)X-MEN:ファースト・ジェネレーションほどのことはなかったと思う。あくまで個人的に。
鑑賞日:08月30日 監督:J・J・エイブラムス
10人の泥棒たち [DVD]10人の泥棒たち [DVD]
今後星の数は変わるだろうけど、大手ポータルサイトの映画コーナー??では軒並み★4個とか、だったので期待したんだけど。中盤メインと思われたカジノのアレがお粗末過ぎて、あれれ?と思った・・けど、そのあとに面白みが待っていた・・んだけども、なんとなく、それほどの感動がなく。ちょっと残念。キム・スヒョンくん目当てに見たのですが、出番はそんなに多くない。カッコよかったけど。ひときわ顔が小さくスタイルがよく眼福・・ではあったけども。だから10人も要らないってば。ミニミニ大作戦とかスニーカーズみたいに少数精鋭がいいと思
鑑賞日:08月29日 監督:チェ・ドンフン
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まあまあ面白かった。前作と比較してもそんなに遜色ないと思う。なんとなく「ボーンアルティメイタム」に似てるような気がした。トルコとモロッコじゃ随分違うんだろうけど、街の感じとかBGMとか屋根の上の追いかけっことか?カーチェイスは運転の下手なものが運転するあたりが新鮮だったか?あんな人がよこから随時ギアチェンジしてくれるんなら安心して暴走できそう。しかし、あの人たちあんなこと(自分の父親がざくざく人殺しを・・)があったあとでよく平気な顔して幸せに生活できるね・・と、これは言わずに深く考えず楽しめば。
鑑賞日:08月22日 監督:オリヴィエ・メガトン

鑑賞メーター

09:24 : [映画タイトル]月別鑑賞記録トラックバック(0)  コメント(4)

【韓】ドラマ体質

韓国ドラマを見るようになって、普通の(国内の)ドラマも見るようになりました。
昔は結構良く見てたんだけど、結婚してからはとんと見なくなりまして・・。
夫が非ドラマ体質だったので、欠かさず見ていた大河ドラマも見なくなり・・。
子どもが生まれたら、寝かしつける時間にやってるドラマも見られなかったし。
またうちの子供が寝つきが悪くて、9時から11時までの2時間は寝かし付けてたなぁ。
それでも、再放送なんかでちょくちょく見た
・ひとつ屋根の下
・東京ラブストーリー
・未成年
・高校教師
・101回目のプロポーズ(製作年ぐちゃぐちゃですけど)
あと、米米クラブのファンだったので、その流れで見た
・素顔のままで
モニターやってたので必要があって見た
・あすなろ白書
なんかは印象に残っていますね。
あら、結構見てるね?(^^ゞ

さて、最近復活したドラマ熱、見終わったのが
・woman
・七つの会議
・最高の離婚←ワンクール前だけど

今見てるのが
・あまちゃん
・半沢直樹
・ガラスの家
・夫婦善哉(最終回も放送したけど録画したまま見てない)
・八重の桜 (挫折気味・・・)
ぐらいかな。
韓ドラがたくさんあるので、これも加えると、ほんと、ドラマばっかりの生活になってしまいます(^^ゞ
非ドラマ体質だ!と言ってたのはいつのことか。。。
でもねぇ
韓国のドラマのほうが面白いんだよね。。。



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11:24 : [そのほか]韓国ドラマトラックバック(0)  コメント(8)

【写】秋の花

相変わらず韓流廃人と化していますが(^_^;)
涼しくなってきて、カメラを持って外に出る気分が高まってきました。
秋の花もいろいろ咲いてます。
クリックで大きい写真見てください。

↓スイレンの一種で「コウホネ」です。泥を運んで根っこを植え替えた甲斐がありました(^^ゞ
P9053858s.jpg

↓おなじみ、酔扶養。また全体の写真も撮りたいです。
P9093900s.jpg

↓デュランタ 
P9093893s.jpg

P9093889s.jpg


萩も彼岸花も咲き始めました。
夏の花だけど、百日紅もまだ咲いてます。そろそろ終わりか・・。
綺麗なときに写真撮ればよかったな。なんせ暑かったから・・(^_^;)
21:34 : [そのほか]写真トラックバック(0)  コメント(2)

【韓】「シンイ−信義−」見ました

ズキュン!!!!!!

と、私の心臓が何度射抜かれたでしょうか。
動機 息切れ めまい 手足の震え 食欲減退、鼻血も出そうです。
ひとえに、「信義ーシンイー」の主人公、チェ・ヨンのカッコよさに。
寝るまでチェヨンのことを想い、目覚めても真っ先にチェヨンがまぶたの裏に現れる。
B00B95KVRCシンイ-信義‐ DVD-BOX1
エスピーオー 2013-04-24

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まぁ元来ハマりやすい性質なんですけど(^^ゞ
それを差し引いても、このチェヨンはカッコいいです!!

サントラ買いました。
B00AEIZDQEシンイ-信義- 韓国ドラマOST (SBS) (韓国盤)
韓国ドラマOST
Loen Entertainment 2012-12-13

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原作本もポチっとしてしました(^^ゞ
4403220711シンイ ~信義~ 1
ソン・ジナ イ・ミョンファ
新書館 2013-08-31

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もう終盤は、早く続きが見たいのに、見てしまったらお別れだと思うと寂しくて、そして、もしかしてラストが私が願うラストじゃなかったらどうしようと思って、心臓がバクバクしました。マジで。

「宮廷女官チャングムの誓い」「善徳女王」「ジャイアント」「トキメキ☆成均館スキャンダル」など、見るたびに「うん、これが一番面白い!」と更新してきましたが、今度こそホントにホント、「信義ーシンイー」が一番好きです。

主人公のチェ・ヨン(実在の人物)は父親から「黄金を石と見よ」と遺言を受けて、生涯それを守ったらしい。で、「剛直にして忠臣、なおかつ清廉」という最上級の評価をなされている(BYウィキペディア)とのことで、ドラマではそれをとっても上手に表現してました。
イ・ミンホという俳優もカッコいいけど・・・・
実は顔は好みじゃない。丸顔はちょっと・・(^_^;)でも、そんな私が見ても、カッコいいと思う。
長身で顔が小さくて、バランスがすごくいい!スタイルも良い。
近衛隊は、みなさん背が高くてカッコいい人ばっかり!ビジュアル面では不満が募った「善徳女王」と違って(^_^;)ピダム、アルチョン、ウォルヤはよかったけど・・・・・見てて楽しかったですよ。
でも、近衛兵に限らず、出演陣がかなり長身の人が多く、その点も見栄えがしてよかった。
で、チェ・ヨン。
長身にあの衣装がとってもよく似合ってね~~!
結構衣装がころころ変わって、その点軽薄な感じがしてしまったけど、まぁどれもこれもカッコよくてとても似合っていたからヨシとしよう。
で、
見た目もとっても良いんだけど、そのキャラクター造形が素晴らしいの!!
いまだかつてこんなにカッコいい男がいただろうか・・と思いました。
今までで、私の中でカッコいい男と言うと「ハプスブルグの宝剣」のエドゥアルドとか、「火怨」のアテルイとか、「BASARA]の揚羽とか・・・。今回はそこにチェヨンが入ります。ひょっとしてトップか??っていう勢いです!!

ともかく、男らしいのね~。
寡黙で揺ぎ無く滅私清廉高邁謙虚、そして、むちゃくちゃ強い~!!!カッコいい~!
ヒロインの医仙をいつも陰からそっと見守り、何かあったらさっと助ける。カッコいい~!
とくに、その瞳!!!!!
深い漆黒をたたえる黒曜石のような美しい瞳で、じっと、医仙を見つめるその表情に、何度も何度も胸がズキュン!と音を立てました。
医仙は現代女性それも、キャリアウーマンですから、早口でまくし立てるし行動も自由奔放。それに戸惑いつつも次第に惹かれて行くチェヨンの気持ちが、目力で伝わってきました。
あんな目で見つめられたらおんなは速攻落ちますよね~・・・。
随所にどきどきするシーンが散りばめられていて、こんなラブストーリーはじめて見た気がします。
手を握ったり、肩を抱いたり、そういう「触れる」部分もどきどきしたけど、チェヨンが言う台詞に、また萌えるのです。
「それが出来ぬ。座っていられぬのだ」と言う台詞とか、「生きていられぬ」という台詞とか・・・。
いちばん、萌えたのは「俺じゃ駄目か」と言う台詞です!!!きゃーー!!!
医仙に言う「どんなに心配したか」とか「馬鹿なお方だ。困っちまう」とかもうもうもう、台詞だけでも悶死させられ、ズギュン!!!と射抜かれ、心の中で「ぎゃーーーーーーー!!!」と叫ぶこと何度あったか。
キスシーンが少なくて、もっと欲しかったなと思うけど、キスしそうでしなかったのも萌えたかな(笑)。
最初は全然そんな感じしなくて、普通に見てたんですよ?
でも、次第に「え??」「ええ???」と。
なにが「え?」なのか分かりませんが(^_^;)おそらく「え?うそ、カッコいい!!」って言う意味だと思う。
右肩上がりでどんどん魅力に釣り込まれてしまいました!なんせ、夜寝るときまでヨンのことを考えてて、朝起きたら真っ先にヨンのことを思います。
ともかく、目で萌え、手で萌え、言葉で萌え、萌えまくったドラマでした!!

チェ・ヨンのキャラクターだけじゃなく、物語もとっても面白かった。
そりゃま、時々突っ込みたい部分はあったけど、そんなの、ヨンのカッコよさで相殺!
ほかのキャラではとくに、王様が良かったですね。
虚弱な感じの王様が次第に逞しくなっていって、王妃との愛情の深さにも感銘を受けました。実際にも仲むつまじい夫婦だったみたいですね。(みなさん演技派)
敵キャラも面白かったね。不思議能力と野心の大きさの割りにやることがみみっちいかなと思ったりもしたけど。面妖な感じで盛り上げてましたね。(プロフィールの写真見ると、キチョルなんか、ほんと、普通の人で意外)
しかし、キ・チョルの胸の空洞を思うと、彼も哀れな男だったと思う。
遅ればせながら医仙もね。最初は騒々しいだけの女だけど、次第に「ヨンを守る」と言う気持ちが強くなっていって・・・。なんかもうあんまり詳しく書かないけども(^_^;)
主人公の二人がとっても良かったね。

その他の脇キャラもみんなよかった。
ほんとうに、よかった。

続きネタバレで↓





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03:42 : [そのほか]韓国ドラマトラックバック(0)  コメント(16)

【本】はぶらし/近藤史恵

4344022416はぶらし
近藤 史恵
幻冬舎 2012-09-27

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人気だけど、初めての作家さん。
面白かった。
主人公は脚本家としてそこそこ成功している独身女性、鈴音。手持ちのマンションと、他に仕事場も持ってる。
そんな「恵まれた」人生を送っている彼女の元へ、あるとき、親しくもない高校時代の友人、水絵が頼ってやってくる。行き場のないその友人を、水絵が仕事を探すための1週間と言う期間限定で、泊めてあげることにした鈴音。
しかし水絵には幼い子どもがいたのだった。

そんな「他人」と同居することで感じるストレスや苛立ち、仕事が見つからない場合はどうなるのかと言う不安や疑問など、とても上手く描かれていて、主人公の心理が伝わってきた。

今まで自分ひとり、気ままに暮らしてきた鈴音は、家の中の自分じゃない人間の気配に疲れてしまう。たとえば、それはテレビを見る音だったり、いつもなら乾いた風呂場を使っているのに、自分が使うときにはビショビショと濡れているとか、自分の家なのにドアを開ける前にブザーを鳴らさなければならない不便とか、一見些細なこと。だけれど、そんな些細なことが重なれば結構なストレスになることは周知のことだ。
水絵は、風呂の残り湯で洗濯するのでお湯を捨てるなとか、一日入っただけでお湯を入れ替えるのはもったいないとか、家の主である鈴音に進言する。でも、それは鈴音が決めることで、鈴音がしたいようにすべきだ。なのに、鈴音は水絵の意向に沿う。
そこに加えて、仕事が見つからないのに、出て行けとはいえない鈴音の気の弱さというか、気のよさというか、優柔不断というか。でも私には鈴音は「良い人」に思えたのだけど・・・。そう言った鈴音の気性と、水絵の切羽詰ったからこそのずうずうしさ、居直り開き直りが、まったく噛みあわずに、読んでいてイライラした。
あんたがそれを言うことじゃない。筋合いじゃない!と思うことしばしば。

特に象徴的なのはタイトルにもなっている「はぶらし」。
鈴音が水絵親子にはぶらしを貸してやるのだけど、翌日水絵ははぶらしを買い、鈴音に返そうとする。しかし、返そうとしたのは、前日、自分が使ったはぶらしなのだ。。。
その心理がなんだか不気味で、その不気味さは全編通じて薄れることはなかった。


でも、人は人に「親切に」と心がけないだろうか?
昔話でも、汚い姿の老人に親切にすれば、その老人は神様だったり天使だったりして、親切にした人間に報いが訪れるだろう。だけど、実際にはそんなことはできっこないということか。
私のことで言うと、何度か、物貰いが家に訪ねてきた。お金をくださいとか。
あるいは、不幸を装った人たち??が、自分が売っている何かを買ってくれと言う。
ボランティア風の人が来た事もあった。(近所中軒並み回るようなのだがそういえば最近は全然見ない。)
でも、それは、お金を上げたり、買ってあげたりしても「あげてもよかったんだろうか??味を占めてまた来ないだろうか?私がだまされたんじゃないだろうか?」と嫌な気分になり、逆に何もしてあげずに追い返しても、結構な罪悪感を感じて当分の間、ウジウジとしてしまう。親切にしてもしなくても、どっちにしろ悶々と嫌な気分を味わってしまう。これはなぜ?いつも疑問だった。
自分に解決できない問題を持ち込まれた不快感からそう感じたのかもしれない。
だから水絵の気持ちはとても良く分かったし、また自分だったら、水絵のようにして上げられないと、逆に感心したという面もあったのだ。

物語は最後に、あっと思わされる結末になっている。
大きな驚きはないけれど、(実は映画「パシフィックハイツ」みたいな物語なのかと思ったのだった)ストンと腑に落ちる結末で、なんとなくすっきりした・・ような、しなかったような(笑)。

しかし、あんなにも執着した息子に対する態度が、やっぱり腑に落ちないと言うか?
だからこそ、この結末なのか。
なかなか印象的な物語だったと思う。

18:36 : [本・タイトル]は行トラックバック(1)  コメント(0)