【映】アメイジングスパイダーマン

アメイジングスパイダーマン


ピーター・パーカーはちょっと冴えない高校生。両親はピーターが子どものころに謎の失踪をとげ、おじ夫婦に育てられている。あるときピーターは地下室で父親のかばんをみつけ、その中の資料から父の失踪の謎を解く手がかりを見つけ、オズコープ社に入り込む。そこで父親の友達であり共同開発者だったコナーズ博士の実験中のクモにかまれて、スパイダーマンになっていく。
最初は自分の能力を面白く感じて街でせっせと悪人退治など、ヒーローとして活躍するのだが(例によって警察や新聞には悪役、犯罪者として扱われる)コナーズ博士の実験に関与した挙句、街に化け物が出現する羽目になった。



前の、サム・ライミ版をずっと見ていて、まだあちらが中途半端で完結してない印象なので、また新たにシリーズが始まったことに戸惑いを覚えた。
でも、新しい技術で3Dのスパイダーマンを見られるとなれば、やっぱり期待してしまう。
今回新設定としては、両親が死んだのではなく、謎の失踪を遂げたと言う点。コナーズ博士がその失踪に関与しているのではないかと思う点。そして、ピーターが大学生ではなく高校生。自分でつくったマシンからクモの糸が出る点・・などなど。
冴えない高校生がクモ男になったことで強さと同時に自信も得て、カッコいい男に変わって行くという基本は同じ。
でも、トビー・マクガイヤが本当に地味で今で言う「インキャ」なのに対し、アンドリュー・ガーフィールドって最初からちょっとカッコいい。ハンサムだし。
おおむね話の展開が同じなので、設定が多少違っていても、目新しいと感じなくて、そこまで魅力的な物語に思えなかった。クモの糸をつかってビルの谷間を飛び回るシーンも、技術は向上して(先日改めてテレビ放映の「スパイダーマン」を見たけど)比較してみると歴然と迫力ある映像になっているんだけど、やっぱり初めてサムライミ版を見たときのインパクトには叶わなかった。
期待しすぎたか。そこまで楽しめなかったのが残念。
でも続きが出たら見ると思う(^_^;)ミーハーだから。

ピーターのおじさんがマーティン・シーン、おばさんがサリー・フィールドで、ちょっとびっくりした。
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【本】新月譚/貫井徳郎

4163812903新月譚
貫井 徳郎
文藝春秋 2012-04

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謎の美人作家が断筆した理由を紐解く物語。

以下ネタばれ含みます。未読の方はご注意願います。
















後藤和子はとある小さな貿易会社に就職して、社長の木ノ内と恋人同士になる。
和子は自分の外見が、人並みはずれて不細工なのがコンプレックスだったが、木ノ内は人の価値を外観だけに求める男ではなく、和子の聡明さや内面の良さも見つけてくれて、和子は一時期とても幸せになった。
しかし、木ノ内は女性にモテるし不誠実でもあり、和子以外の女も愛してしまうのだ。
結局和子は親友の季子に木ノ内を奪われてしまうのだった。
そのことが原因で和子は美容整形によって、過去の自分を消してしまう・・ことにする。
絶世の美女と生まれ変わった和子に、幸せが訪れるのだろうか・・・。

女は美人になりたいと思う。不細工じゃなくても、誰でも「もっときれいだったらなぁ」と言う願望みたいなのは・・女なら誰でも少しは持ったことがあるんじゃないだろうか。
(私は「美人じゃなくてよかった」と思うことも多いのだ)
そういう心理描写がとても良く描かれていて、男性作家の作品とは思えないほどだった。
女性目線から見ても、ここに描かれた数々の、女性に対する男の態度の理不尽さなどは説得力があった。
しかし、美女になっても和子は決して幸せになっていない。
彼女は、ブスな時も美人の時も、どっちも変わらずに不幸なのだ。気の毒な人だ。
ところが、結局それが原動力となって小説家になり大成を収めるのだから、人生は分からない。

いつまでもいつまでも木ノ内に執着する和子。本来なら和子のそういう部分にイラっとしたり、反発したりするはずだけど、木ノ内の魅力により、和子の執着に納得してしまった。

実はどこまでも「他人事」と言う感覚が抜けなかった。
ひがもうが整形しようが、不倫しようが、小説を書こうが、(他人事だから)ご自由に。
多分私は主人公の和子が好きじゃなく、応援する気持ちにもなれず、共感も持てなかったんだろうと思う。

でも、それでも小説は面白く一気読み。
和子の書いた小説が読みたいと思った。
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【本】紙の月/角田光代

4758411905紙の月
角田 光代
角川春樹事務所 2012-03-15

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銀行に契約社員として働く梅澤梨花は、約1億円を横領し指名手配されている。
なんのために、どうやって。そして、犯人はどういう人物なのか。
学校時代の同級生、昔の彼氏、料理教室で知り合った主婦などの目を通して見えた梅澤梨花の姿と、本人の回想から徐々に明らかになる事件の真実とは。

自分にはまったく異世界の物語りながら、釣込まれて一気読みした。
梨花が大学生の広太にハマって行く過程・・そこには、夫との不仲とは決して呼べない、でも、確かな違和感があってのこと・・・が丹念に書かれていて説得力があった。
他の人の感想で、前半はリアリティがなくてつまらないというのを読んだけど、それは男の目から見たからではないのかな?女が読むと前半こそリアルなんじゃないだろうか?
若い男に言い寄られて、おそらくそれを恋愛と勘違いし(彼女は本当に広太を愛したのだろうか?)どんどんハマりこんでいく。そこまではすごく「ありそう」な話だと思った。
後半は、まるで魔法にかかったように、夢の中での出来事のように、ふわふわとした感じの中で、およそ現実から目を背け、ただただ男のために、男と一緒に過ごすために、どんどんとお金を注ぎ込んでいく。
自分で自分の行動を制御できない。
男に虚構の自分を見せ付けているうちに、いつの間にか全能感に支配され自分にも本当の自分が分からなくなっている主人公。
物語としてはとても「面白く」読めたけど、それがリアルかと言われると、私にはまるで共感が出来なかったのだけど・・。共感は出来ないが、「自分が不正をして得た金額がどれぐらいか、計算するのが恐ろしいぐらい」と言うその金額は1億と言う巨額で、それをほぼ無我夢中で横領しまくる光景は、ひたすら恐ろしくて目が離せずページをめくる手が止まらなかった。(「誰かの木琴」を思い出した。)
たしかにたくさん買い物をしたあとなど、なんだか気持ちが軽かったり、楽しく高揚感があったりして、買い物によってストレスが発散されると言うのは分かる気がする。
(でもそれは飽くまで分相応の範囲内での話である)
お金は恐ろしい。。。梨花との思い出を持つほかの登場人物たちも、同じようにお金に翻弄されている。
私はこうはならないぞ・・と自信があるのだけれど、ひょっとしてたがが外れる瞬間があるのかもしれないと思うと、少し恐ろしくなるのだった。

ところで、事件を知った広太はどう感じたのだろうか。
広太自身は悪人ではなく、大金持ちの梨花との不倫ごっこをお金込みで享受しているうちに、お金によって縛られてしまう。最初は楽しくてもだんだんと自分自身が汚らわしく思えてきたんじゃないかな。
梨花のお金だと信じていたんだろうか。心のどこかで疑ったりしてないのか。
一億もの大金を犯罪によって捻出して、自分のために使っていたと知ったとき、広太はどう感じたのだろうか。
そして、夫の正文は。やっぱりどこまでも冷静だったのかな。

このあとの物語を想像するのは読者の楽しみではあるけれど、「続編」と言う形で彼らの物語を読んでみたい気もしたりして。
15:51 : [本・タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】ルーズヴェルト・ゲーム/池井戸 潤

406217376Xルーズヴェルト・ゲーム
池井戸 潤
講談社 2012-02-22

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内容説明(Amazon商品紹介ページより)
中堅メーカー・青島製作所の野球部はかつては名門と呼ばれたが、ここのところすっかり成績低迷中。会社の経営が傾き、リストラの敢行、監督の交代、廃部の危機・・・・・・。野球部の存続をめぐって、社長の細川や幹部たちが苦悩するなか、青島製作所の開発力と技術力に目をつけたライバル企業・ミツワ電器が「合併」を提案してくる。
青島製作所は、そして野球部は、この難局をどう乗り切るのか?
負けられない勝負に挑む男たちの感動の物語。


面白かったけど。あえて言うとマンネリ感があったかな。
舞台が中小企業、大企業に汚い手で追い込まれ、銀行から融資が受けられず背水の陣。会社には職人気質で融通が利かないけど実直な社員がいて・・みたいな。
今回はそこに社運を象徴する野球部があるという。。。そこがちょっとプラスアルファ??
この作品を最初に読んだらきっとすごく面白く感じたと思うけど「空飛ぶタイヤ」「鉄の骨」「下町ロケット」と来たら(それ以外も多少読んでいますが)またか・・みたいな(^_^;)。
とはいえ各所に感動のポイントがありジーンとさせられもした。
うまい作家さんだけに今後もっと新鮮な感動を期待したい。辛口でゴメンナサイ。
17:00 : [本・タイトル]ら行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】ナミヤ雑貨店の奇跡/東野圭吾

4041101360ナミヤ雑貨店の奇蹟
東野 圭吾
角川書店(角川グループパブリッシング) 2012-03-28

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東野作品、「歪笑小説」に続き「当たり!」だった。
実はなんとなく雰囲気からして、好みじゃないなぁ~と思っていた。読み始めてからも、なんとなくファンタジー??(イルマーレって言う映画を見たばかりだけど、そっくりじゃないか?)とか、またしても人情物??(そういうのは別の作家に任せておけば??)と思いながら読んでいたのだけど、読み終えた後には満足感があった!(*^_^*)

ある夜、3人の若者がおんぼろの廃墟で一晩を過ごすことになった。この3人はなにやらいわくありげの様子だ。
その3人が偶然見つけてあったこの雑貨屋の廃墟に入り込み、夜を過ごそうとしているのだが、そこへ一通の悩み相談の手紙が舞い込んでくる。
なぜ?
まったく分からぬままに、相談に対して返事を書く3人。
するとまたその返事が返ってくる。
ますます分からないまま、またその返事を・・・。
そうして、3人に分かってきたことは、この悩み相談は「過去」からやってきたものだと言うこと。
このナミヤ雑貨店はどうかして、過去と現在がつながってるようだと知れる。

悩み相談はその後も続くのだけど、視点を相談者のほうに変えることで、どうやってこの雑貨店が悩み相談所になったか、今のような方法が取られるようになったか、そして相談者の悩みを通して彼らの立場や人生が分かってくる。
不思議なことに、悩み相談を重ねているうちに、ひとつの事実に突き当たる。
それは、どの相談者もあることに関係していると言うことだ。
偶然にしては出来すぎていると思いながら「またこの人も○○○の人か・・・・都合が良すぎじゃね?」なんて思いながら読んでいたんだけど、実は・・・。

すべてのことが最終章に向けて徐々に明らかになって行き、「もしかして!」とひらめきながら読む読む読む。
読み終えたときには「なるほど~♪」と、何もかも腑に落ちる設定になってた。なかなかスマートで、気の利いた物語。これはさすが、東野さんだ~~と嬉しくなる(*^_^*)。
やっぱり「白夜行」「幻夜」なみの、超ド級のおもしろいミステリーを所望したいけど、これはこれで深く満足させえてもらった。
(でも、イルマーレのほかにバック・トゥ・ザ・フューチャーも入ってるよね?)
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【本】ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争/小川 雅代

4163748407ポイズン・ママ―母・小川真由美との40年戦争
小川 雅代
文藝春秋 2012-03

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母がしんどい」繋がりで読んだ作品。
タイトルが「ポイズンママ」つまり、毒のお母さん。
最近良く耳にする言葉。毒になる親、毒になる母…。
著者の母親は、ある程度の年齢なら誰もが知っている大女優、小川真由美さんである。
彼女の実態が赤裸々に描かれているのが本書だ。
娘による母親の暴露本??と思う人もいるだろうけど、そうじゃない。
正直、ここまでひどい人格の人間もいるもんだなぁとびっくりして、その壮絶さにはただひたすら、唖然とさせられた。
「母として」どうこうというよりも、それ以前に「人として」これはちょっと…と思うような人格。
娘さんは、「若いうちに杉村春子に気に入られ、苦労する暇もなくトップスターになってしまった」ことを、この性格の一因にしているけど、本当にそうなの?と、首を傾げてしまう。
私なんかは、この小川真由美という人格がどうやって形成されたかが気になってしまい、その生い立ちは?少女時代の性格や友達付き合い、社会性はどうだったのか?女優になってから最初のころに何があったのか?その辺がもっと興味のある部分であり、それはここでは触れられていないのが、残念だった。
しかし、本書の目的は、壊滅的な親に育てられた子どもの苦しみを描いてあるので、その点では、いやというほど伝わってきた。いや、こんなもんじゃないよ、もっともっと辛かったんだよ、と著者は言いたいのじゃないかと思う。
でも、それでも本書を読む限り、あまりの奇天烈さに辟易してしまうほどだったのだ。
彼女の奇行を揚げてみればキリがないんだけど、まずは占いにはまったと言うことだろう。
たとえば「緑と紫禁止令」が出る。家中から緑色と紫色のものを一切残らず駆逐する。そしてそれらを家に持ち込まない。。。でもそんなことが現実的に可能なのだろうか。小川家では、少しでもその2色を見つけたら徹底的にマジックなんかで塗りつぶしたり。。学校で使う絵の具やクレヨンなども緑と紫は捨てられて、描く絵もその2色を使わなかったそうだ。
家の中ではまだ、そんなことは出来うるかもしれないけど、外に出てしまうとそんなことも言っていられない。
でも、この小川真由美はそれをやってしまう。そのさまはわがままを通り越して偏狭というか、偏執というか、奇矯と言うか・・・言葉が見つからない。
自分が信じていて、それを貫きたい。でも周囲には理解できない。紫と緑にどんな意味があるのか。分からない人間にとってはここまで徹底的な排除を要求されることは、大きなストレスだ。読みながら「うざっ…」と声が出てしまった。
占いを信じる究極の姿がこれだと思う。
彼女の奇行や奇習はどれもこれも絶句するようなものばかりだけど、一貫して根底にこの「占い」がある。
それからすごく印象に残ったのは、自分が主演したある映画の試写会に、まだ幼い娘を同席させるのだけど、それが激しい濡れ場を伴う映画だったらしく、娘さんはとてもショックを受けたそう。
そのほかにも、自分が車を出して、娘さんの足を轢いて怪我をさせたのに平気な顔で笑ってたとか、娘さんが飢えて危険な状態になっているのに知らん顔したりとか、自分の留守中に娘さんの見張り役として、得体の知れない男を家にいれ娘さんと二人きりにさせるとか・・・・娘のことを本気で思っていたらできるわけがないことばかりしている母親で、本当に唖然とした。
本書の中にそういうエピソードは枚挙に暇がない。
苦しめられた娘さんが世間にそのことを訴えたい。そして、他にも苦しんでいる「子ども」の助けになれば・・・と言う気持ちで出版された。
娘さんが母親と決別するにいたるまでの過程というのが、読者としては一番知りたいところなのに、肝心なところがあんまり詳しく書かれていない気がしたが、そこも含めての一冊だと思う。
14:05 : [本・タイトル]は行トラックバック(0)  コメント(4)

【映】キナタイ マニラ・アンダーグラウンド

B0073Q2CDMキナタイ マニラ・アンダーグラウンド [DVD]
アメイジングD.C. 2012-05-02

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うううぅ~~~~。怖い映画だった。というか、怖さが伝わってくる映画というべきか。

よく「トラウマ映画」とか「見たあと落ち込む映画」とか「気が滅入る映画」とかのランキングがあるけど、これはそういう類の個人的なリストにランクインしそう。


タイトルから分かるように、舞台はフィリピンのマニラ。
とある若者カップルが結婚式を挙げるところから物語がスタート。実はもう子どももいるんだけど、子どもはおばさんと言う人に預けて、親族が見守る中で、裁判所?みたいなところで簡素な式を挙げるのだ。
夫はとてもハンサム。かわいいタイプの純朴な好青年で、警察学校で授業を受けながら、妻からのメールを見たり、楽しそう。
こういう感じのとってものどかで、まったりとして、いったいこの調子で何が起きるのか?と、少しじれったく感じながら見てました。

夜になって、この主人公は、友達と一緒に屋台の売り上げのピンはねをしている。
おやおや。純朴な好青年なのに、どうしたの?警察官になるはずの「正義の人」ではないの?
どうやら、マニラでは警官が賄賂をもらったりするのは当然のことみたい・・・?
ピンはねなどに対する罪の意識はないみたいで、実にあっけらかんとしている主人公。
そのピンはね仲間に、主人公は「ボスに会っておけよ」と連れて行かれ、ボスなる人物の乗るバン(これが三菱のバン)に乗せられるのですが、そこからこの物語、怒涛の急転直下。
バンのドアはマニラアンダーグラウンドへの扉だったと言うわけだ。

ここから主人公青年の恐怖の一夜が始まるわけだけど、いったい何が起きるのか?それを観客も主人公の目線で見ていくことになって。まったく主人公と同じ気持ちになってしまった。
「どうしよう?」「何が起きるんだろう?」「彼女をどうするんだろう?」「彼女を逃がしたほうが良いんじゃないか」「いや、そんなこと出来ない」「俺も逃げなくちゃ・・」「こんなところにいちゃいけない」「妻と子どものもとへ帰らなくっちゃ」「イヤ、ダメだ、俺が誰だか知られている」「だめだ・・・」「逃げるなんて出来ない」「どうしたらいいんだ・・・」「こんなところに来るんじゃなかった」
主人公の気持ちがあふれんばかりに伝わってきて、こちらまで息苦しく恐ろしくなって来て・・見るのを止めたいぐらいだったけれど、それなのに目が離せなかった。

これがマニラの現実なのか?なんと言うアンダーグラウンド・・・。と言う部分よりも、そして、残酷描写は見慣れているから、それがそこまで衝撃的ではなくて。やっぱりこれだけ主人公の気持ちに寄り添い、いやな気分を味わわされたことに驚きと感心がある。そういう点でよくできた映画だと思う。

「ファニーゲーム」ほどじゃないけど・・・まぁ準ずるぐらいイヤ気分になったかな。




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【漫】図書館漫画2作

最近、図書館を舞台にしたマンガを続けて読みました。
図書館好きの方にご紹介したく、こちらからご紹介します。
「夜明けの図書館」埜納(ののう) タオ
新人司書の目を通して、レファランスと言う図書館の大事な役割について描かれています。
もうひとつは「図書館の主」篠原 ウミハル
珍しい私設図書館のスーパー司書御子柴君の活躍、そして図書館を通じてつながる人と人とのドラマなど。
どちらも、とても面白いです。本が好き、図書館が好きという気持ちが伝わってきます。
機会がありましたらぜひともお手にとって見てくださいね!

詳しい感想は拙漫画ブログ「なれのはて」にて。
夜明けの図書館
図書館の主
からどうぞ(*^_^*)


4575334626夜明けの図書館 (ジュールコミックス)
埜納 タオ
双葉社 2011-10-17

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4832232622図書館の主 1 (芳文社コミックス)
篠原 ウミハル
芳文社 2011-08-09

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図書館を題材にしたマンガって、他にもいっぱいあるんですね。
チェック、チェック~~♪

4488024483鞄図書館<1>
芳崎 せいむ
東京創元社 2009-10-29

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4091833985花もて語れ 1 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)
片山 ユキオ
小学館 2010-09-30

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4063870448草子ブックガイド(1) (モーニングKC)
玉川 重機
講談社 2011-09-23

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4063762858永遠図書館(1) (シリウスコミックス)
赤星 治人
講談社 2011-08-09

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「花もて語れ」はあれこれランクインしていたような?
買ってみようかな・・(*^_^*)


11:54 : [そのほか]オススメマンガトラックバック(0)  コメント(0)

【本】晴天の迷いクジラ/窪美澄

4103259221晴天の迷いクジラ
窪 美澄
新潮社 2012-02-22

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ふがいない僕は空を見た」に続いて2作品目に読んだ著者の本。
こちらも面白かった。
タイトルの「迷いクジラ」と言うのは、主人公の一人のふるさとに、(多分和歌山?)迷い込んだ大きな鯨のこと。
クジラは生きるか死ぬかの瀬戸際です。
このクジラのように、物語に登場する3人の主人公たちは、とても生きにくい人生を歩いている。
由人は、農家の次男。長男は引きこもり。妹は未婚の母。父親の「家から出て行くほうがいい」と言う言葉で、たいした目的もなく東京の美術系専門学校に入り、恋人が出来・・・と順調に見えた人生も、会社が危うくなったことで由人の人生も一変する。由人はいつの間にかうつになってしまった。
その会社社長の野乃花。生まれ持った美術の才能は類まれだったが、若くして嫁いだ婚家で、わが子を捨てて逃げるようにして東京へやってきた。東京での成功も凋落も、野乃花の神経をすり減らしていたのだった。
正子は、過干渉の母親に育てられ、息も絶え絶えになっていた。
由人と野乃花は、「自殺」から逃れるようにクジラ見物を思い立つのだけど、そこで、正子を偶然拾い、3人の奇妙な同行となった。
3人の生きることの苦しさが伝わってきたが、特に「正子」のそれは壮絶。
この小説の前に「母がしんどい」というエッセイマンガを読み衝撃を受けたばかりだったので、正子の人生(まだ子どもだけど)が一番胸に迫るものがあった。
3人はクジラを見に行って、その村である祖母と孫の二人暮らしの家に居候することになる。
そして、そこでの田舎の暮らしと、クジラ見物と言う特殊な状態が、だんだんと3人に影響を与えていく。薄皮をはぐように3人は元気になっていく。ほんの少しだけど・・・。
落ち込んでいく人の気持ちよりも、浮上する人の気持ちのほうが、やっぱり読んでいて心地よいものです。
小説の場合、最後は上手にみんなが立ち直ってめでたしめでたし・・・となることがある。
それをご都合主義ということもあるけど、私はそれも良いと思っている。だって、小説の中くらい取っても都合のいいことがおきても良いじゃないか・・・と思うのだ。
じつは、本書はそこまで「甘い」物語でもない。(「ふがいない・・」もそうだったかな)
しかし、そのラストが却って切実に感じられる。だって人生は甘くないもの。
甘くなくても生き辛くても、人は生きていかなくては。
苦しいときや悲しいときはに「晴天」が励ましてくれる・・・そんな気持ちになった。


11:35 : [本・タイトル]さ行トラックバック(1)  コメント(0)

【本】贖罪の奏鳴曲/中山七里

贖罪の奏鳴曲
贖罪の奏鳴曲中山 七里

講談社 2011-12-22
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知らない作家さんで、衝動借り(衝動買いでもなく・・・・(^_^;))してしまったんですが、面白かった~!!
ちょっとしたミスリードが利いていて、意表をつく展開だった気がします。
ミスリードと言う言葉がもうすでにネタばれになってるんじゃないかとも思うけど、ネタばれしないように感想を書くのも一苦労で。それを言わないと物語の面白さを表現できないし。
うむ。どうしたものか。
ともかく、騙されたと思って読んでみて、損はないと思いますね~(*^_^*)


【あらすじ】

主人公の御子柴は金儲け主義のやり手弁護士だが、実は過去に大きな秘密を抱えていた。
物語は彼がとある遺体を不法に遺棄しようとしている場面から始まる。
そして、彼の今抱えている案件は国選で、事故で植物状態になった工場経営者を、安楽死させたとする妻の容疑に対する弁護だった。
・御子柴の過去
・冒頭の死体の謎
・工場経営者の死
まず、御子柴が遺棄した死体から、刑事の渡瀬と古手川は御子柴にたどり着く。そして御子柴の過去やその死体とのかかわりなどを調べていくのだった。


【感想】


ここからちょっとネタばれ。未読の方はご注意ください。
この御子柴と言う弁護士、モデルがあると思われる。
過去と職業を考えてすぐに、そのモデルケースを思い浮かべた。
まずこれがひとつのミスリードだった。
物語はあらすじに書いたように3つの柱に沿って進むのだけど、目下の目玉は弁護士御子柴が担当する「工場主の死」に関する裁判だ。これがまず面白い。保険金殺人か、あるいは偶発的な事故なのか。
しかし、読者としては冒頭の御子柴が行った死体遺棄が気になるところ。中盤に語られた御子柴の正体、過去も気になるのだ。それらをそっちのけで裁判が進行していくので、なんだか釈然としないのである。
しかし・・・・裁判で衝撃の事実が明らかになり、次に御子柴の「正体」も明らかになり・・・と、魔法のように(と言うのは言い過ぎかもしれないけれど)鮮やかに何もかもが腑に落ちてしまう。
と同時に、「人を殺した人間はどうやって罪を償うことが出来るのか」という、本書の一番のテーマはタイトルにもある「贖罪」と言うことだったんだと気づかされる。
薬丸さんの「悪党」を読んだときにも思ったけれど、犯した罪は私は消せないと思っている。
特に人の命を奪ってしまった場合、何をしても許されることはなく、何をしても償うことは出来ないと思うのだ。
では、犯人はその後の人生をどう生きたら良いのか・・・。
「悪党」の、ある登場人物のような結論を出す場合もあるんだろうし、(その是非はとても私には言えませんが)この物語のような場合もあるに違いない。
「贖罪」という大きなテーマを扱いながら、軽々しくなることがなく、それでいてエンタメ要素もうまく盛り込めていて、意表をつかれる面白さの物語だった。



10:56 : [本・タイトル]さ行トラックバック(1)  コメント(0)

【写】梅雨の写真

最近撮った写真を何枚か見てください。クリックで大きくなります。

まずは、アジサイ。
最初のは額アジサイです。

あじさい1

あじさい2

↓ すみだのはなび と言うアジサイです。

すみだのはなび1

すみだのはなび2

雨の中でしずくを撮ってみました。

しずく1

しずく2

しずく3

雨が上がってきて日差しがありました。

しずく4

夕焼けの写真3枚。

夕焼け1

夕焼け2北勢線

夕焼け3
22:11 : [そのほか]写真トラックバック(0)  コメント(2)