【買】T-FaL(ティファール)

タイトルに「T-FaL(ティファール)」と書いたけれど、買ったものはそれではありません。
実は、頂き物のT-FaL(ティファール)の電気ケトルを愛用していたんですが、壊れてしまいました。
自分ではなかなか買えませんよね。高価で・・・(^_^;)
以前から欲しいなと思ってたので、いただいたときは嬉しかったです。
忘れたけど引き出物かなんかだったと思う・・。
で、それが壊れたので、新しいのを買おうと思ったんです。
でもやっぱりT-FaLはお高い・・・・
そこで、似たような感じの、もっと安い~~のを買いました。
が!しかし!
使ってみて初めて分かるT-FaLの偉大さ。
なんせお湯が沸くのが早い!←ウリなんだから当然で、私が特筆する必要もないけど・・・
今度買ったやつは、お湯が沸くのがえ~~らい遅いし、なんだか最初のうちだけかもしれないけどプラスティックの匂いが中々取れないし(お湯が臭いの・・)。
あと、給湯口ですけど、新しいほうはだらしなくお湯がこぼれたりして・・・T-FaLは何もかもスマートだったなぁと、改めて実感したしだいです。
ふと、ネットショップを見たら、手が出ないほどのお値段でもないものが出ていますね。
頑張ってこちらを買えばよかったなぁ。
ちょっと後悔しています(^_^;)
一時は修理も考えたんだけど、こんなページを見たらね・・。
普通にガスでお湯を沸かせばいいようなものだけど、最近、ガスをつけっぱなしにして忘れることがあるので・・ガス代余計に掛かってる。
夏場は一升瓶に水をいれ天日に出して水を温めて使うと言う、この節約術をまめに敢行しているんですが・・・ガスつけっぱにしてたら意味ないじゃ~~ん。
と思うと、沸いたら勝手に切れてくれる電気ケトルが便利だと思うのであった。




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【本】トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所/中田整一

4062161575トレイシー 日本兵捕虜秘密尋問所
中田 整一
講談社 2010-04-09

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太平洋戦争中、アメリカ陸海軍が共同管理をして、日本軍捕虜の尋問に当たった。そのための特別施設、赤煉瓦のその建物を(あるいはその所在地を)暗号名「トレイシー」と呼んだ。
トレイシーで何が行われたのか、アメリカは日本人捕虜からどんな情報を得たのか・・・もうひとつの「戦争秘話」とでも言うべき実態を丹念に追ったノンフィクションです。

捕虜尋問・・・というと、グァンタナモをパッと思い出しました。
アメリカは捕虜に対して拷問したり虐待したり、とても非人道的な振る舞いをしていたと言う印象が強かったですが、少なくともこの太平洋戦争中に日本人俘虜が受けた扱いは、ジュネーブ条約にのっとった、きわめて人道的で、時には人間味や友情すら感じさせられる扱いでした。
しかしその実トレイシーでは、ジュネーブ条約で厳禁されている「盗聴」と言う手段をも用いて、徹底的に日本人から情報を収集していたのです。
「北風と太陽」の北風のように、ひどい扱いを受ければ心は閉じてしまい、情報は得られない。でも太陽のように「あめ」を与えれば、人は心を開き情報を漏らしやすくなる・・・。
アメリカ人の心理作戦の巧みさにうなってしまいます。
日本が【情報】と言うものに重きを置いていなかった戦争の早い段階から、アメリカは日本の情報を盗むことをとても重く考えていたと言うのです。
日本語というのは、アメリカ人にとってとても難しくて難解きわまりなく、そのうえ方言があるので、言葉の理解にかなり苦労した様子です。
だから日本語修得にはとても精力を費やしたよう。そのように着々と準備を進めて、日本人俘虜から情報を得て・・・
その過程では、尋問官と俘虜の間に友情のようなものすら感じる場合もあるのですが、結局はそれすらも軍部に利用されて、情報を引き出すための手段にしかされなかったのでしょう。
冷徹無慈悲に見える日本軍、ファシズム・・だけど、アメリカはフレンドリーな顔をして、その実それを上回る周到さ、したたかさを持っていたということなのではないでしょうか。
そりゃ日本は負けますって。
尋問官は日本に精通した人物が適任だったことから、戦前に日本に住んでいた人たちが着任しました。たとえば宣教師なども・・・。その尋問官が戦争直後に日本を訪れて目にした焼け野原に、あまりにも記憶にある日本との違いに愕然とします。自分が行ったことの顛末に大きなショックを受けて、トレイシーのことは記憶から削除したようだと言う話などは、日本俘虜だけではなくアメリカの尋問官にも大きな傷を残したのだな~と思うと、それがやっぱり戦争の悲劇のひとつだと感じました。
そして、読み終えて印象に残っているのは、「生きて虜囚の辱めを受けず」という徹底教育が染み付いた日本兵たちの哀れ・・。捕まったときにどうしていいかわからないんですよね。死ぬしかないと思い込んだりもして・・・。
驚くのはこの「生きて虜囚の辱めを受けず」は、戦後何十年経った今でも人々の体質に染み付いていると言うことです。そのために、兵士の死がうやむやのうちにごまかされたまま、アメリカに墓があっても遺族は何も知らされてないという事態があったり、その対処がまるで出来なかったりという、言語道断の対応になったり・・・うまく書けないので興味のある人は本書を読んでくださいね(^_^;)
そんな風に死んでしまった戦友の死の真相を探るために、奔走された内角義男氏のエピソードには本当に頭が下がりました。
兵士の命の扱いが日本とアメリカでは正反対で、人命を一番に重視するアメリカに対して、日本では人の命はまるで軽く扱われ・・たとえば、軍艦には救命設備がほとんどないとか・・今回もそれが書かれていてやっぱり暗澹としました。日本は負けてよかったのだ・・・と思わずにいられません。
しかし、そのためにどれだけの犠牲があったかと思うとなんとも言葉もなくやり切れません。
本書刊行に際しても、いろんなご縁が重なっていたと言うあとがきを読み、しみじみと感慨を感じました。

23:11 : [本・タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(0)

【映】ナイト&デイ

試写会が当たったので(久しぶりー!)長女と見に行ってきました。
トム・クルーズとキャメロン・ディアス主演です。
ごく普通の自動車修理工の女性(クルマオタクというか・・)が、画期的なある新製品をめぐって、スパイたちの命を掛けた攻防に巻き込まれると言うアクション映画。
・・と言っても、結構ラブコメっぽい部分も多かったです。
主演二人の掛け合いというか、息もぴったりでかなり楽しませてくれました。
キャメロン演じるジューンは、自分の置かれた状況が何がナンやらわからなくて、ともかくトム・クルーズ演じるエージェントから逃げようとするんだけど、どこに逃げてもしつこくしつこく、しつこーく追ってくるのです。
それがもう、面白くって。嫌がるジューンとひょうひょうとしつこいトムの対比で笑いました。
その合間合間にど派手なアクション、カーチェイス・・これがまたすごい。
最初から最後までクライマックスって言う感じで、面白かったです。(中盤はちょっとだれてしまう?)
まぁご想像のとおり二人の間にラブが芽生えかけるんですが、そのあたりもそれほどゲンナリするような展開にはならなくてよかったです。あれなら、トムの苦手な私もよろめくと思うよ(笑)。
特に感動などはありませんが(^_^;)あんまり深く考えず、期待しすぎずに観たら、娯楽映画として充分楽しめると思います。
(途中、「そこはちゃんと見せてよ」と思うシーンもあったけど、はしょり方としては考えたね・・って感じ)
トム・クルーズですが、私はそんな好きじゃないんだけど、でもいくつになってもヤングガイ(笑)。
屋根の上でのアクションとか、ジェイソン・ボーンですか?みたいな。オジサンなのに頑張ってますよ。
ピーター・サーズガードはトムよりも10歳近く年下のはずなんですが、どうみても、トムのほうが若々しいです。
ラストはちょっと納得できかねる部分もあるんですが、まぁ深く考えずに・・(笑)。

★★★☆

あ、オリヴィエ・マルティネスが出てるとは、帰ってきて映画の情報ページを見て初めて知りました。
ノーチェックだったから全然気付かなかった。
あのあたりのひとだったんだろうなぁ・・・と思うのはあるけど・・・DVD出たら見てみなくては!!
ひさしぶりのオリヴィエマルティエンスだったのに、見逃してちょっとショックです。


22:08 : [映画タイトル]な行トラックバック(1)  コメント(0)

【食】ヤマザキ+フジヤ

ぱん

ヤマザキのパンなのにフジヤのミルキー??
コラボレーション企画らしいです。
んまい~♪
ミルキーはやっぱり美味しいですよね。





13:41 : [そのほか]もろもろトラックバック(0)  コメント(2)

【本】闇に問いかける男/トマス・H・クック

4167661403闇に問いかける男 (文春文庫)
トマス・H.クック 村松 潔
文藝春秋 2003-07

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図書館にある、この著者の本を片っ端から借りているわけです。
と言ってもまだまだ6冊目ですが。
既読は、自分が読んだ順番に
夏草の記憶
緋色の記憶
死の記憶
夜の記憶
心の砕ける音
と言う具合です。
一番よかった(というか、衝撃的な印象だった)のは「夏草の記憶」ですね。やっぱり一番最初に読んだというのもあって。「夜の記憶」もよかったです。最後に受ける衝撃が大きいほど、読後の充実感・・っていうのとはちょっと違うかもしれないけど(なんせ重い重い暗い内容なので)大きいです。

さて、今回の「闇に問いかける男」は、公園で幼い少女が殺されてしまい、早々にその近くの排水溝に棲んでいる浮浪者青年が連行されます。身柄を拘束できる期限が残りわずかというところで、その青年が自白するのか・・それとも青年が言うように無罪なのか。という「タイムリミットサスペンス」(と、方々に書いてある)です。
浮浪者青年を取り調べる刑事たち、ある刑事は子どもを亡くした喪失感を持ち、ある刑事の息子は薬物中毒で・・など、それぞれに問題を抱えていて、それらがストーリーにバランスよく配分されているので、どちらかと言うと私は群像劇のような印象を受けました。
犯人が誰かということも気になって、刑事たちの私生活も気になって、充分楽しめたのですが・・・登場人物が多くてちょっと場面転換についていけなかった感じもありますね。
しかし、やっぱりクセになるトマスさんですね。
また読みますよ!

10:15 : [本・タイトル]や行トラックバック(0)  コメント(0)

【買】トラッキーのヘッドカバー

ある日夫が言いました。
「かあちゃん、おれ、欲しいものがあるんやけど・・」
それがこの「トラッキー」のヘッドカバー!


トラッキー


どうもね、その前から一緒にどこかに行くようなときに、必ずゴルフショップに寄り道していたんですよ。
私はゴルフには興味ないので(石川遼には大いに興味アリ。昨日のホールインワンはカッコよかった~!!!)
そう言うときクルマで待っているんですけどね、一体何を欲しがってるのか全然知りませんでした。
でも、たまたまネットで見つけて「かあちゃん、これ、欲しい」・・・って、子どもか!アンタは!(笑)
「あ~~じゃあポイントも溜まるし、安いのを選べるから楽天に行ってみよう」
ってんで。ほんとはポイント2倍とか10倍だったらよかったんだけどね、
普通のポイントでも、商品そのものが安いのを見つけてポチッと!

「いつ来るんやろ、楽しみ♪ワクワクする!」・・・・って、子どもか!アンタは!(笑)
このお店、とっても早かったです。ポチッとやった時間が遅かったから、翌々日になったけど
3時までなら翌日とどいてたらしい。
夫、大喜びでさっそくお気に入りのドライバーにかけてました。
今度ゴルフに行くのがまた楽しみでワクワクするらしい。。。って、子どもか、アンタは・・・
・・・いいなぁ。男の人は。ね!(笑)
まぁ夫が嬉しそうで何よりなのでした(笑)




ちなみに、こういうのって結構なお値段が付いてるもんですねぇ・・
まぁこんなもんだろうと思うけど・・普通のぬいぐるみなんかもお高いけどね、こっちはもっと高いよね。
ちなみに、石川遼のヘッドカバーはもっと高いの。ビックリ!!
これ、女性ゴルファーのファンの人は、着せ替えにしたりするんだって。楽しそう・・違うか(笑)



ついでに、ヘッドカバー色々集めてみる?
リラックマのヘッドカバーに、ティガーのお尻のヘッドカバー、ディズニーキャラのヘッドカバー
バカボンのパパ、スーパーマン、仮面ライダー、
そして、イアン・ポールターですか?
ちょっと不気味じゃない?と思うのは私だけ?(笑)
色々あるのねん・・・・・・(笑)








14:16 : [そのほか]もろもろトラックバック(0)  コメント(0)

【映】特攻野郎Aチーム THE MOVIE

特攻野郎Aチーム THE MOVIE

見てきました。滑り込み。今日までの上映でしたからね。
これは劇場で観たいなーと思っていたのですが、大正解。
迫力満点、スリリングでパワフルでとても面白かったです。
無実の罪を晴らすとか、汚名を返上するとか、そう言うのがとても嫌味じゃなくて面白く見入ってしまいました。
今回は、リーアム・ニーソンが主演でしょうが、私はチーム内のブラッドリー・クーパーに釘付け。
この俳優さん、見たことがなかったんですけど、スケコマシな役をとても自然に(笑)うまく演じてて、いや~久しぶりにトキメキを感じましたよ。こんな人に明るくナンパされてみたいもんだわ(笑)。
いかにも続編がありそう。
面白そうだったらまた見に行きましょう。
ただ、何がナンやらわからないほどのカメラワークが、個人的にNGでしたけどね。
ただでさえ、手振れ映像が苦手なのに・・。
まぁ今日ほどひどいと、手振れ映像って言う感じを越えてたけどね。
16:42 : [映画タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】甲子園が割れた日/中村計

410305171X甲子園が割れた日―松井秀喜5連続敬遠の真実
中村 計
新潮社 2007-07

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ん~~~特にゴジラ松井のファンではないです。応援はなんとなくしている程度です。
そして、高校野球は、好きなことは好きですが、そこまでマニアじゃないです。
でも、この本を読み、なんとな~~く知ってはいたけど、こんなすごい「事件」であったのか!と、いまさらながら驚いた次第。
ともかく、まず、甲子園の舞台でとある高校の采配が、こんなにも物議をかもして、世間を動かし、選手たちに影響を与えたと言うことに、驚くばかりでした。

著者は、明徳義塾の当時のピッチャー、河野和洋氏にまずは接触し、インタビューを試みます。
「本当は勝負したかったんじゃないの?」
何度も訊かれてきた筈の、一番聞きたい質問をぶつけるために向かい合う河野氏は、しかし、決して著者の思うような反応を見せてくれず、著者には失意が宿るのを禁じえない結果のインタビューです。
当時の選手、監督、コーチ・・・そして松井本人、何人にもインタビューしても、誰もが著者や世間が求めるように「勝負して欲しかった」なんてすっきりとは言わないので、どちらかと言うと肩透かしを食らうような印象はありました。でも、インタビューを重ねるうちにようやく、真実らしきものが見えてきます。いわば、真実なんてあるようでないもの。
インタビュアーにも世間にも、どうしても言わせたい言葉「本当は勝負したかった」と言うこと、それは一般人としての勝手な押し付けであり「夢」なのかも。

それにしても、驚きのエピソードが満載でした。
まず、松井のバケモノのようなエピソード。ファンの方には周知に事実かも知れないけど、中学のときの軟式では、松井が打った軟球が全部破裂してしまうとか!先生に間違えられて、相手チームの監督に頭を下げられるとか、スウィングの速さや飛ぶ球の速さが尋常じゃなかったとか、カットするつもりで当てたらホームランだったとか、練習試合などは観客で一杯になったとか・・・中学高校のときのエピソードがもう、普通じゃなくて、今更ながらに松井と言う選手のすごさに驚かされました。
件の5打席敬遠のときの試合、試合中に野次やメガホン、ゴミの投げ入れ・・・勝った明徳義塾の校歌が歌えないほどに「帰れ」コールが沸いたとか、翌日の抽選会では主将が水を掛けられ罵倒されたとか、いたずら電話や脅迫電話、嫌がらせのオンパレード・・などなど・・・
当時、もしも、自分が甲子園を見ていたら、松井のファンだったら、星陵の応援をしていたら・・・多分、松井の打席を5打席すべて連続で敬遠した、明徳義塾の采配に私も思いっきりブーイングしたかも。
いや、しなかったかもしれませんが、それはその時に体験してないとわかりません。

たかが高校野球
されど高校野球

いろいろと考えさせられ、知らなかったエピソードにうならされっぱなしの一冊でした。



10:31 : [本・タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(4)

【本】心の砕ける音/トマス・H. クック

4167527847心の砕ける音 (文春文庫)
トマス・H. クック Thomas H. Cook
文藝春秋 2001-09

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殺された弟、同じ日に消えた弟の恋人。
兄は、弟の恋人を追い続ける。
その果てにあるものは・・・・!

「記憶シリーズ」とは、くくられていないようですが、私は記憶シリーズではないか?と思いながら読みましたよ。それほど、現在と過去が交錯して、現在の事件を調べていくうちに(物語が進むうちに)過去が明らかになっていくという形が似ているからです。
今回も、最初のうちには「輪郭」すらもはっきりせず、「全貌」が見えるまでがとても長く、頭の中の「?」をひとつひとつなくしていくという読書スタイルでした。

主人公の弟が死んでいて、犯人がその恋人だと思う兄は、消えたその恋人の跡をたどって奔走します。
真相に近づくにつれ、兄の気持ち、感情などが明らかになっていく、それが、じれったくてイライラしてしまうのですが、その分読者にダイレクトに伝わってきます。
最初は一見幸せな4人家族だったのだけど、感情のもつれがあって分裂してしまいます。家庭内のもつれと言うのは、それはどこの家庭にも多かれ少なかれ存在するものなのかも知れませんが、愛するがゆえに苦しんでしまうと言う矛盾が、良く分かる気がして胸苦しくなるようでした。
謎の女ドーラをめぐって、弟に対する兄の気持ちの変化も読み応えありました。
安易なロマンスではないのが余計にロマンスを感じさせました。

事件そのものの真実は、それほどたいしたことはないと思ってしまったのだけど、別の「真実」には相変わらず驚かされてしまいました。今回もやっぱり「やられた!」と思わせてくれました。
12:52 : [本・タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】食品サンプルの作りかた、教えます。/今井 規雄

4405071209食品サンプルの作りかた、教えます。
今井 規雄
新星出版社 2010-07

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図書館の新刊コーナーで見つけて、思わずさっと借りてきました。
これ一冊あれば、食品サンプルが出来る!という、まるごと「食品サンプルの作り方」の本。
材料からノウハウからコツから・・・おそらく、「うん、出来そう!」と、初心者にも思えるでしょう。
初期費用は結構掛かるかもしれませんが(それでも、だいたいは100円ショップでまかなえるらしいです)ひとたび揃えてしまえば、サンプルひとつにつき、500円前後で作れるみたいですね。
昔は寒天で型を取り、ロウで作っていたらしい食品サンプル。
シリコンの登場で俄然お手軽になったとか。
びっくりしたのは、ともかく、なんでも、実物の食品を型取りしてしまうこと。
ハンバーグもパンも、目玉焼きも・・・・
(例外もありますよ。キャベツの千切りとか、ソフトクリームとか)
まぁこれも、見ているだけで楽しい。
作りたくなる・・・けど、やっぱり「作ってどうするの」ってところかな?(^_^;)
・・・オークション??
見たら、売ってます。(笑)
作って・・・・・売る??
09:56 : [本・タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】怪獣記/高野秀行

4062767309怪獣記 (講談社文庫)
高野 秀行
講談社 2010-08-12

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今回は、トルコ東部のワン湖に棲むといわれる謎の巨大生物ジャナワールを探してレッツゴー。
最初からエセ臭ぷんぷんなのに、そしてちっともパッとする証言もないのに、「真実」を求めてタカノは行く!
あきらめるのか・・・それとも、奇跡はあるのか。

うーん、相変わらず。高野さん・・。「既知の未知生物」から「未知の未知生物」に変わったから、自分がそれを捜しに行く・・とか、ちょっと常人から(常人って言う言い方は違うか!)したら、ちょっとわけのわからないことを言って、本当にトルコに乗り込んでしまう。
トルコではやっぱり、パッとしない、情熱を感じない証言ばかりで・・・読んでるほうとしては、私がUMAの存在をほとんど信じていないからだと思うけど「いるわけない」と思うんだけど、なぜか高野一行の行動からは目がはずせない。
現地の人たちとの、関係なんかも読み応えがあるので・・というか、それが一番私は読んでて好きですね。
トルコの中で生きる世界最大数の少数民族クルド人の現状やらトルコ政府とのあれこれなんか・・・その方面のアプローチも、そんなに紙面は割いてないけど、大変興味深かったです。
そして、高野さんのUMA探しにはウソ偽りがないのがいい。ごまかしもない。
超リアリストの高野さんのUMA探しだからこそ、応援したくなるんです。
いつか、UMAにめぐり合えるといいな・・・でも、最近はUMA探しはしてないようですけど。
ウモッカをもう一度探してみて欲しいなぁ。あの時は「ウモッカはいる!!」って思えたから。
00:01 : [本・タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】TOKYO TOILET MAP/東京トイレ調査隊

4860203976TOKYO TOILET MAP (P‐Vine BOOKs)
東京トイレ調査隊
ブルース・インターアクションズ 2010-08-28

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今日図書館へ、予約本が来ていたので取りに行き、新刊コーナーで見つけた本。
「東京トイレットマップ」なる本です。

アマゾンに飛んでみてください。何ページか中身見られます。

で、このように、すごく斬新な、綺麗でお洒落で、凝りに凝っているトイレたちが紹介されているのですが、いやいや、こんなの却って落ち着かないよ~と思うのは田舎もんだからでしょうか(^_^;)。
トイレは綺麗に越したことないですけどね。
この空間で一体何をしたらいいの?みたいな・・・
やることは決まってるんだけどね・・・(^_^;)。
見ているだけでも楽しいので、つらつら眺めてしまいました。

東京方面にお住まいの方々には、ご存知のトイレもあるんでしょうね。
飲食店や、美容院や、デパート(ブリックスクエア、丸井新宿、新宿タカシマヤ、新丸ビル、京王百貨店新宿、大丸東京、ルミネ新宿、六本木ヒルズ・・・って全部これ新宿ですか)などのトイレ、あるいは新宿ピカデリー。いや~どこもキレイ!

読み物としても、「トイレマークの不思議」とかのコラムもあって、写真以外も充実しています。
トイレマーク、良く見てみたら、人型のシルエット(ヒトグラム)だけで、トイレを示す情報なんて一切ないのに、誰もがあれを「トイレのマーク」と認識しているのは何故か・・・・・なんて、考えたこともなかったけど、ここに紐解かれています。
やっぱり最初のうちは、わからない人も多かったんだそうで。そりゃそうだわなぁ・・。

トイレで発する「音」が気になるのは、日本の女性だけだそうで・・・・。江戸時代のお姫様が御用をなさるときに、侍女たちが「音」を出して、お姫様の音を消していた・・って話は聞いたことがあったけど、ほんと日本の女性は奥ゆかしいですね。
でも、ちょっと前に音消しのための「水を流す」は、良いのか悪いのか?という議論がありましたね。
ある女性は「トイレの水を一回余分に流すのは絶対のマナー、あの音を他人に聞かせるなんてもってのほか」と言い
ある女性は「いたせば音が出るのは万人共通、恥ずかしいと思うほうが変。見栄のために大事な水を浪費するのはいかがなものか」と言う。
まぁ宗教や政治論争と同じで??両者相容れませんよね。
今はそれがばっちり解決する、音姫という画期的商品があり、それもケータイ音姫なんてのもあるらしく、どこまで音を消したいのだ!と言う気がしなくもないけど、ほんと、奥ゆかしい日本人女性です。
そう言うのが、トイレのグッズベスト10みたいな風に紹介されてたりね。
トイレットペーパーですごく使い心地がいいと紹介されてるのが↓のトイレットペーパー。

「あたしンち」のお母さんに教えてあげたいわ(笑)←わかる?
私は「どうせ捨てるものだから、最低ラインのものでよし」と言う立ち位置です。家族は不満があるようですが・・・(^_^;)
東京方面の人には面白い一冊かもです。

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【本】夜の記憶/トマス・H・クック

4167218658夜の記憶 (文春文庫)
トマス・H. クック Thomas H. Cook
文藝春秋 2000-05

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同シリーズも4作品目。ちょっと慣れてきたか?わりと読みやすく感じました。
今回は、作家が主人公。
終戦の翌年に、平和で美しい田園リヴァーウッドで起きた少女の殺人事件。その未解決事件に対して、作家ならではの想像力を駆使して、この事件の結末を考えて欲しい・・・と、その被害少女の親友であった女性から依頼を受けたグレーヴス。
同じくリヴァーウッドに滞在中の脚本家のエレナーと一緒に、その事件の真相に迫ります。

なんと言っても相変わらず、昔の事件をさぐりますね。やっぱり私は「そんな大昔のこと覚えてるもんか!」と思ってしまうのです。それに今回は、主人公が作家だから、自分の想像力で事件を構成していくので、想像なんて・・!私は「真実」「事実」が知りたいのに・・・と思いながら読んでおりました。
でも、エレナーが登場してから、当時の資料を元にして着実に実直に、事件の「真実」に迫っていく展開に。この現実的な作業は女性ならではなのか、その辺りからぐっと面白く感じました。

結局結末としては、えらく方向の違うところから事実が見えてきて、やられた~!と思わずにいられません。もちろん布石はあったので、唐突な感じはなかったですが・・。そう来るのか・・!という衝撃。意外でもあり重過ぎる結末にうなってしまいました。

しかし、本書では実はもうひとつの物語があるのです。作家のグレーヴス自身のトラウマになっている事件です。グレーヴスは自身が、過去13歳のとき、目の前で姉を惨殺されると言うむごい事件に巻き込まれているのです。そのトラウマから逃れられず、それを作品に投影して人生を送っている。家庭も持たず楽しみも持たず、ひたすら書くことが生きている証とばかりに・・。
登場するのは、極悪人のケスラー。そして矮小な手先のサイクス。それを追うのが刑事スロヴァック。どのシリーズにもこの3人が登場するのですが、ケスラーとサイクスこそが、姉を惨殺した犯人なのですね。
過去にとらわれた人生があまりに悲しいです。
依頼された、少女の殺人事件を捜査検証しながら、やっぱり過去のトラウマと対峙していくグレーヴスの物語として、とても読み応えがありました。
そしてエレナーの存在。今までグレーヴスにはなかった彼女のような存在が、今後彼を癒してくれるのを望んで止みません。ラストにぐっと来ました。

17:53 : [本・タイトル]や行トラックバック(0)  コメント(0)

【映】バイオハザード IV アフターライフ

長女が見たいって言うので、付き合ってみてきました。
バイオハザードシリーズについて言えば
1:面白かった・・・でも、内容は覚えてない
2:面白くなかった・・・内容は覚えてない
3:見ていない
と言う流れで、今回4を見たわけですが、当然最初のほうは何が何か良く分からず。
東京が舞台のシーンがあると聞いていたんだけど、冒頭から東京で、アンブレラ社東京支社?の従業員の背中に書かれている会社のロゴが、カタカナで「アンブレラ」って書いてあったのは笑った。ないよね~。
東京崩壊のシーンは迫力があったけど、それがストーリーとどう絡んでいるのか、イマイチ分からず・・・その辺から睡魔に襲われて意識を失いました。うん、たしかとてもうるさい映画だったと思うけど、うるさければうるさいほど私の睡魔は張り切るようで、いつもうるさい映画ほど眠いと言う・・・いや、まったりした映画も眠くなるけど・・・。
いかんいかん、せっかくお金払って観てるんだし・・!と、覚醒してからは、眠気も吹っ飛び(単に良く寝たあとの爽快すっきり感かも知れないが)ぐぐっとスクリーンに集中できました。
われらは3Dはやめて、2Dで見たんだけど、充分迫力ありました。
どんな内容?って聞かれても・・ちょっと答えられないのが惜しい(笑)。
まぁゾンビやアンブレラ社のやつらと戦う感じの映画です。いかんせん3を見てないから、胸に着けているクモみたいな機械がイマイチはっきり何なのかわからなくて。
こりゃ3をDVDレンタルで見ないといかんな・・と思ってるところ。
5に続く感じのラストでしたが、いつまで続けるんだろう。
ミラは相変わらず美しい・・・・もう最初の作品からは10年ほども経ってますが・・・10年たってもこの美貌スタイルアクション・・・すごいですね。まだまだやれるだろうか。女優さんてすごいね。
17:21 : [映画タイトル]は行トラックバック(0)  コメント(0)

【買】バイオリング

先日、テレビでこの商品を見て、ウチの母が飛びつきました。
なんでも、普通の家庭の奥さんが開発した商品らしく、自然のちから・・・それも「納豆菌」で水槽などの水を浄化させる働きがあるのだそう。
私もテレビを途中からだけど、見せられまして・・・(笑)
東京だったかな?どこかの汚~~~い池の水、浅い池なのに底が全然見えないような池でしたが、この製品を入れて1年後(だったと思う)には、透明とまでは行かなかったけども、確かに確実に綺麗になっており、底がしっかりはっきりと見えていたのです。
母が即、注文しました。(注文したのは私ですが・・)
届くのが楽しみです。
ウチの母、睡蓮鉢なんぞを世話していまして、その水に入れるつもりみたい。
睡蓮鉢みたいなものには、ボウフラが沸き易く、(今年は暑さゆえに沸かなかったと推察しています。だって、例年よりも蚊が少なかったもん!)母はボウフラ予防のために、金魚やメダカを買ってきてハチに入れているんですが、今年はなんと、メダカが赤ちゃんを産んだのです!
あ、赤ちゃんのわけないか、卵です。産卵したんです!
で、ますます、ハチの浄化に余念がないというわけ。
メダカの孵化した赤ちゃん、可愛いですよ。
また写真アップできたらしたいです。

話がずいぶん逸れちゃったけど、この「バイオリング」は、ひとたび水に入れたら、その後2年ぐらい水を変えなくてもいいとか言ってたような気がします。
2年経ったら、砕いて砂利みたいに使えばいいらしいのでゴミにもならないんだって。
画期的ですよね。
テレビでは池のほかに、川にも沈めていました。
手間の面というよりも、日本の自然が蘇るのなら、こんな素晴らしい商品はないですよね!






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【本】死の記憶/トマス・H・クック

4167254425死の記憶 (文春文庫)
トマス・H. クック Thomas H. Cook
文藝春秋 1999-03

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この著者の作品は、最近知って読み始めたばかりのビギナーです。
だからか、ともかく話に入り込むのに時間が掛かる。
なにしろ、最初は何がどうやら全然わからないから。
事件の概要が見えるまでがけっこう時間かかってしまうんですよ。
はっきりと輪郭が見えてくるまでは、読書に熱中できません。
やっと3分の1ぐらいで本格的に読めるようになってきましたね。
その輪郭というのは、主人公が9歳だった35年ほど前に起きた事件。
主人公の父親が、何かをしたらしい。
その対象が、主人公とその父親の家族だったらしい。
大事件だったらしい。
そして、ある女性ライターが事件の取材にやってきて、主人公は成り行き上ではあるが、事件と向き合い、今まで考えないようにしてきたはずの「過去」「事件」を掘り下げることになった。
そして浮かび上がる真実とは・・・・・。

という物語なのですが。

著者の作品は「夏草の記憶」「緋色の記憶」に次いで3作品目。
初心者なので、どの本が先に書かれたかとか考えずに読んでいます。
「夏草」「緋色」どちらもとても面白かったのですが(陰気な話だけど、その陰気さが好きですよ)今回も、面白いことは面白いんだけど、先に読んだ2作品よりは落ちたかな?
というのは、主人公がライターの導きで過去を思い出していくのですが、35年も前のことってそんなに簡単に思い出せるものか?これは、割とどんな小説でもそう言う設定の場合は、疑問に感じることなのですが・・。
昨日のことも思い出せない身としては、当然疑問に思ってしまうのです。
たしかに昔のことは良く覚えているとは言うけどね。
私も、祖母が死んだとき、ちょうど9歳ぐらいでした。この主人公と同じ年。
そのシーンはとても印象に残っていて覚えています。だから印象的なことは何年たっても良く覚えているというのは分かる。だけど、その前後とか、その当日の朝に何がありどんな会話をしたとか・・・
はたして細部まで覚えているのだろうか?
それに、閃くように思い出すシーンがあったとしても、今回は事件と無関係じゃない?と思われることまで書かれてて、読者サービスなのかもしれないけど、ちょっと余計なことまで書いてある印象を受けてしまいました。
それでも、結末は他の物語と同様に、なんと考えていいのかわからなくなるような、やりきれない結末で・・私は好きですよ。

以下、すこしネタバレ


主人公は、憧れを失ったその代わりに、失くしたと思っていた別の愛情を手に入れたんですね。
でも、自分にとって大事なものは、父親同様失くしてしまった。
因果な結末でした。

うーむ・・・多分こんな書き方では、時間がたったら「あの結末はどうだったっけ」と思い出そうとしても思い出せないだろうなぁ・・・・
14:05 : [本・タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(0)

【芸】頭を振る人々

首なら良く振りますよね。
縦に振ったり横に振ったり・・・

「首を縦に振る」意味:承知する。承諾する。うんという。
「首を横に振る」意味:承知しない。賛成しない。首をねじる。(三省堂 大辞林)

・・・じゃなくて!!

ここで言いたいのは「首」じゃなくて「頭」です。

以前から、何かを喋るときに頭を「ふるふるるる・・」と、かすかに振りながら喋る若い女の子のタレントが目に付いていたのだけど、近年、可愛い系の男子まで(ジャニーズの若手など)同じような傾向が見られるようになってきた。。。。と私見ですけど。

思うに、その発端は松田聖子だったんじゃないかと思うんですが・・。
私は芸能研究家でもなんでもなくて、そして動画などによって過去映像を検証しながら書いている訳でもないので、かなり個人的な意見になります。と言うことを明言しておきまして・・・。
松田聖子は、今のタレントほど顕著に大っぴらには、頭振ってなかったと思うけど、おそらくかすかにかすか~~に、頭と言うより顔を左右に振る感じで、喋っていた(歌っていた)イメージがあります。
私の個人的イメージなので、間違っていたらごめんしてくださいよ。


まぁ要するに「ぶりっ子」ってヤツ。可愛さ可憐さをアピール?
可愛く見られたい!という、「媚び」が、人々にこの行為をせしめるゆえんだと思ってます。
なにゆえ、頭をふるふるるる・・・っと揺らしながら喋ることが、on earth!「可愛い」ことに繋がるのか?
全く持って謎なんだけど・・・
逆説的に言えば、元祖ぶりっ子の松田聖子のような、あるいは他の可愛いタレントだったか、ともかく他に影響を与えるその人の「可愛い人間がやっているしぐさ」だから、それが「可愛いしぐさ」として定着したとも考えられ・・・。

ま、私の考察なんて、愚にも付きませんね。

しかしね、思うに、この頭の揺らし具合・・綿密に計算されつくしていると思うのですよ。
実際、揺らし方によっては「媚びているな。可愛く見せたいと思っているな。」と思わせられるものもありますが、これが下手くそだとね、ほんと・・・
・・・「バカ」にしか見えないのです!

実は昨日まで開催されていたある競技の世界選手権、テレビ放映のさい、柔道とは全く無縁のゲストが呼ばれてコメントなど求められておりました。そこに登場したひとりの若き女性タレントが、この後者でした。
あ~~残念。
本人は可愛く見せて、好感度アップを狙ってるんだろうけど、ごめん・・バカに見えてしまったデス。
それでこれを書くに至るわけですが。←根性悪いね(^_^;)
ちなみに、その人が本当にバカだと言ってるわけではありません。
ひょっとしたら頭いい人かもしれません。
でも、その行為ゆえに、頭良く見えないならもったいないなぁ・・と思うんですけど、いやそれもまた、計算されているのかもしれませんが。

まぁ、可愛く見えるかバカに見えるか、どっちにしろ、私はそう言う輩を見ると、両手で頭をガシっと挟んで、頭の揺れを止めたい衝動に駆られて止みません。
これは、ひょっとして腰パンしている男子のズボンを、正規の場所まで上げてやりたい!!・・・とか
あるいは、今ではもう滅多に見ないけど(たまには見ます)ズルズルずり下げているルーズソックスを見たとき、その靴下を伸ばしてやりたい!とか
あるいは、電車やファストフード店で、大また開きで座っている男子のみならず、女子の両膝をガシっと閉じてやりたい!!
と言う衝動に酷似しており、オバサン特有の感性かもしれません。

気に障った方は、まぁ老いぼれの戯言と思って、読み流してくだされば幸いです。




09:58 : [そのほか]もろもろトラックバック(0)  コメント(2)

【本】贖罪/湊かなえ

4488017568贖罪 (ミステリ・フロンティア)
湊 かなえ
東京創元社 2009-06-11

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湊かなえさんの3作品目ですね。
告白」が社会的なブームになって、2作品目の「少女」はそれほど評判も良くなくて、「贖罪」では手法を「告白」と同じように戻してみた・・って感じかな?と思うんだけど・・・。
「告白小説」というジャンルでしょうか。
たしかに「少女」よりも面白かったなと思いました。

田舎町で起きた小学生の殺人事件、被害者の友達が15年後に新に悲劇に巻き込まれると言う、ちょっと偶然に頼った設定だと思ったけど、面白かったです。ぐいぐいと読みました。
女同士の確執が随所に散りばめられているので、女同士のドロドロしたものがつまりは主人公?みたいな。
このひと山岸凉子あたりを結構読んでるんじゃないだろうか?と思ったのですが。

サクサク読めてグイグイ引っ張られて、あっという間に読了したけど・・印象には「告白」ほど残らないかな~~。でも、設定としてはすごい!よくこんなイヤな事件を考え付きますよね。
エグすぎ・・・(^_^;)


と、思ったんだけど、結末的には「告白」よりも「贖罪」のほうがすごいですよね。
贖罪って「罪滅ぼし」って意味だけど、彼女がやったことは「贖罪」って言うよりも「断罪」だったんじゃないかな?事実を聞かされた「犯人」がどうなったか・・・本文中に書いてあったっけ・・?
読み逃がしたのじゃなかったら、確か、それは書かれてなかったと思う。
だから、読者の想像に委ねられてるわけですよね。
まぁ自分がこの犯人だったら、まともな人間だったら生きていかれないですよね。
さらっと読めるので、さらっと流してしまいそうだけど、実際、本当に胸糞が悪くなるような結末です。
ここまで書ける著者の勇気に脱帽ですね!
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【本】影法師/百田尚樹

4062162245影法師
百田 尚樹
講談社 2010-05-21

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茅島藩八万石の筆頭家老に抜擢されたばかりの名倉彰蔵は、昔、刎頚の契りを交わした友の磯貝彦四郎の行方を探らせたが、すでに亡くなっていた。傑出した人物であった彦四郎が、汚名を背負ったまま非業の死を遂げたのはなぜか・・・元は下士の家柄であった彰蔵が出世した背景に何があったのか。
若き日のふたりの友情を振り返る彰蔵であった・・・。

と、紹介文もなんとなく時代劇調になってしまいますが、時代劇ですから・・(笑)。
この著者百田さんの作品を網羅しているわけではないけど、「永遠の0」「風の中のマリア」「モンスター」そして本著で、4作品目です。どれもジャンルがまちまちで、百田さんの引き出しの多さに驚きます。
江戸時代、厳しい家柄制度の中でどうやって出世していくか、武士は食わねど高楊枝・・みたいな世情の中で高潔に生きようとする主人公たちの生き方に、まず感動の気持ちを覚えます。
いまどきの人々の生き方とは全然違うような・・・ちょっと見習わねばならない部分がたくさんありますよね。

物語としては、まず、彰蔵が、百姓たちの思いを汲んで、新田開発に力を入れていくところなどは、ちょっと、帚木さんの「水神」を思い出してしまった・・。やっぱり比べてはいけませんが、その点の書き込みがあっさりしているので、感動はその分薄れてしまっているかな?
そして、肝心の友情物語ですが・・・

ネタバレ含みますので、未読の方ご注意願います。


影法師と言うタイトルの示すとおり、彦四郎は彰蔵・・勘一の影法師であり、要所で勘一を人知れず救っているのですけど、その理由がイマイチわからないのです。それをただ「刎頚の契りを交わした友のため」としても、勘一が娶ったみねのためか・・と、考えても、説得力が薄いのでは。
勘一側からしか書いてないので、彦四郎の気持ちは想像するしかなく、その想像こそが読書の醍醐味だとしても、
あまりにも綺麗な友情物語でありすぎるために、私みたいなひねくれた人間には、素直に受け取ることが出来ませんでした。
それなりに、良い場面はたくさんあったし、感動もしましたが、自分的に「説得力に欠ける」感じの作品でした。

辛口ごめん!
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【拭】ビュンビュン回るモップ!

6月のある日、私は誘惑に負けて、びゅんびゅんと回って絞るモップを買ってしまいました・・。
テレビ放映している例のあれとは違うものですけど、値段の安いのを買いました。
3ヶ月くらい使ったわけです。そこでちょっとした感想をば。。。
ご興味のある方はお付き合い下さい。

これは、テレビでCMしている正規品とは違いますので違いがあるかもしれません。
それをまずお断りしておきます。

で、絞り機能って言うのは、まず一番の「売り」じゃないかと思うんだけど
うーん・・・正直、そこまで絞れるかな?
畳を拭くっていうのは、ものすご~~~~~~~~~く、硬く絞った雑巾で!と言うのが
常識中の常識だと思うのだけど(洗濯機の脱水で絞るほどに)
そこまでは、絞れません!
ちょっと甘い絞り方だと、その後手で絞っても水が出るぐらいです。
かなり、踏んで踏んで、必死に踏んでやっと普通に絞れる感じです。
テレビみたいに、綺麗でおしゃれなスカートはいて絞れません。
すっごい形相になってます、私・・・(^_^;)

でもまぁ頑張って、畳はムリでも廊下あたりは拭ける様に絞れました。

ところが、その後です。
ウチが汚いからかもしれませんが、モップはすぐに黒く薄汚れてしまいます。
テレビでは、コーヒーだか醤油だか、色つきの液体をふき取り、それを専用バケツでじゃばじゃばすれば、その汚れがすぐに取れるようなイメージですが、どうも違います。
汚れの中には、繊維系のものもあるわけですよね。髪の毛とか、あるいは糸とか。ちょっとしたゴミとか。
そう言うのがモップに絡みついたら、水でジャバジャバやっただけでは落ちません。
黒いホコリ汚れもそんな簡単に落ちません。
そんな薄汚れた黒いモップで、たとえば窓ガラスとか、お風呂の壁とか・・・拭きたくありません。
まぁその点は、モップのヘッドのスペアが2つ付いていましたので、使い分けています。
で、一番思うのは、部屋は四角いです。角があります。それが隅です。
モップは丸いです。
当然死角ができます。
テレビでは角の隅も難なく拭ける・・って感じですが、実際はそんなことありません。
私はあんまり神経質じゃないので(^_^;)その辺曖昧なまま掃除を終えてしまいますが、きっと気になる人は多いと思います。
それと、専用バケツですが、重いです。そこへ水を入れると非力な人は動かすのが困るかも。
水は指定されている線まで入れますが、水が少ないと絞るときがたがたと動きますし、多いとモップに触れるので絞れないし、水の線はきっちり守りましょう。
あと、バケツの、絞り機の部分は取り外せないので、バケツの掃除が困難です。

ざっと、こんなところかな?感想は。

でも、それでも以前よりも気楽に拭き掃除が出来るようにはなりました。
とってつけたようですが(^_^;)これは本当。
だから、なんでもそうだけど、どこまで求めるか・ですよね?
決して商品の誹謗中傷のつもりじゃありませんので、あしからず。


テレビで放映されているのは、多分正規品↓これ?
ちょっとお安い商品も登場しているのでしょうか。
これだったらもっと使い心地も便利さもいいかもしれませんね。





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【映】イテウォン殺人事件

B0038TXWNWイテウォン殺人事件 [DVD]
東宝 2010-05-28

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実際にあった事件を基にした映画です。
その事件は、あるハンバーガーショップのトイレで、男子大学生がナイフで滅多刺しにされて殺されたという猟奇事件。早々に容疑者が逮捕されます。在米韓国人のアメリカ兵のピアソン。しかし、後にその場に一緒にいたアレックスこそが犯人では・・・と、逮捕される。二人はお互いに自分の犯行を否認、相手こそが犯人と言い張る。検察側、弁護側真っ向からの勝負はいかに決着するのか?

最初に逮捕されたピアソンはいかにも不遜なふてぶてしい態度で、いかにも怪しいんですけど、後に逮捕される友達のアレックスも、いかにも怪しい。どっちが本当に犯人なのか?
見てる側もそれがどっちかのか分からず、あちこちに揺れながら見てました。揺れすぎて疲れた・・(笑)
結局、ピアソンを犯人だと訴える、アレックス側の弁護士と、アレックスこそ犯人だとする検察側との対決になっていくのですが、双方自分の主張が正しいと、100%の確信はないって感じで、でも、この主張を貫き通すしかないのだ・・という、心の動きが見事に出ていて見ごたえがありました。

実は、本当は、どっちだったんだろう。
実際の事件っていうけど、亡くなった大学生が気の毒すぎるし、その家族もなんとも痛ましくて気の毒な事件です。真の犯人は今頃ほくそ笑んでいるんだろうか・・と思うと、ぞっとしますね。

ところで、ピアソン役のチャン・グンソク、かなりのイケメンです!
アレックスは、インパルスの堤下みたいだったし、検事さんが「王の男」に出ているチョン・ジニョン、なんとなくこちらはインパルスの板倉をトシ取らせた感じ、弁護士役の俳優さんが寛平ちゃんに似ていました。
映画がシリアスなので、こんな風に思うのはどうかな!と思ったけどね・・(^^ゞ
13:09 : [映画タイトル]あ行トラックバック(1)  コメント(0)

【本】逝かない身体/川口有美子

4260010034逝かない身体―ALS的日常を生きる (シリーズケアをひらく)
川口 有美子
医学書院 2009-12

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タイトルのとおり、ALS患者であるお母さんを12年の介護の末に見送った著者の手記。
ALSというのは筋萎縮性側索硬化症(きんいしゅくせいそくさくこうかしょう)という、「重篤な筋肉の萎縮と筋力低下をきたす神経変性疾患で、運動ニューロン病の一種。きわめて進行が速く、半数ほどが発症後3年から5年で呼吸筋麻痺により死亡する(人工呼吸器の装着による延命は可能)。治癒のための有効な治療法は確立されていない。」ここまでウィキペディア引用。

私がこの病気を知ったのは、ブラックジャックの「未来へのおくりもの」という物語で。(拙マンガブログの記事はこちら

この著者のお母さんは、ALSの中でも特に進行が早く、眼球さえも動かせなくなるという重篤な状態で、これをTLSとまた別に呼び分けるようです。
意識はあるのに、身体が動かなくて意志の疎通が出来ない状態を「ロックト・イン・シンドローム」日本語では「閉じ込め状態」と言うそうですが、こちらのことばは映画「潜水服は蝶の夢を見る」で知りました。
「潜水服・・」の主人公は片目だけが自由に動かすことが出来る唯一の手段。だから瞬きすることで、文章を作り上げ、介護者に読み上げてもらい意思の疎通を図ってました。
でも、こちら「逝かない身体」のお母さんは、12年のわずらいのうち7年間を完全な閉じ込め状態で過ごされたとのこと・・・・想像もできません。
そうなってくると、ついつい思ってしまうのは「そんな状態で生きている意味があるの?」「それで幸せなの?」「私だったら死にたいわ」などなど、正直に言えば存在を否定する方向の考え。
だけど、違うんだなぁ。。。。
そうじゃない、そうじゃないんですよ。
著者の考え方も、落ち着くまでは色々と悩んだり葛藤もあったようですが、結局は存在しているだけで愛しいのだと、「蘭の花を育てるように植物的な生を見守る」ようになっていくんです。
自分だったらどうだろう?彼女のようにお母さんの存在を全肯定できるだろうか、逆に自分がこの病気にかかったとき、「いっそ死なせて」と思うんじゃないだろうか?などの、懐疑はまるで無用。
この著者のように前向きに、ひょっとしてこれは方向性のひとつに過ぎないのかもしれないけれど、患者にとっても介護する人にとっても、一番幸せな方向性だと思います。

こんな風にお母さんが病気になって苦しんで、家庭も自分の生活も未来予想図も犠牲にして介護三昧の日々を過ごすようになってから、悲しみ、絶望に陥り、悩み苦しみながらも結局は受け入れて、患者のためにも介護者のためにも一番良いと思えることを試行錯誤しながらひとつひとつ得て行き、介護生活を「楽しめる」ようになるまでの長い道のり。
またすっかり悟って受け入れられるようになってからの生活にも、ドラマがたくさんあって読み応えもあったし、考えさせられる事だらけで、ある意味教科書や哲学書のように(哲学書って読んだことないけど!)ラインを引いたり付箋を貼ったりしたい箇所が何箇所もありました。
付箋を貼ったところを引用してみます。(自分へのメモのためにも)

「長生きのALS患者は自己愛と存在の絶対的肯定によって支えられる」
「かなり後になってから、病の現実に揉まれた私は、偽りのスピリチュアルケアや、あっさりと死ぬことを奨励する思想が氾濫していることに愕然としてしまうのである・・」
「他者への信頼に身を投げ出すことは、ALSが母に授けた最後の才でもあった。」
ALS患者たちは「たとえ寝たまま機械につながれていようとも、その心と身体の中身は以前のままだ。こんなに屈辱的な思いをするくらいならもう消えてなくなってしまいたいと絶望するが、命が大切だからこそ死ねなかったのである。どんなに重症の患者でも、自分は人として最期まで対等に遇されるべきだという意識で満たされている。
健康で四肢麻痺のない人たち、すなわち病の他者にしてみれば、自力で動けない重症患者の怒りはただのわがままや甘えにしか見えないし、おとなしい患者は慈悲の対象でしかない。無抵抗で意思表出さえ満足に出来ない者は、廃人、末期の者・・・。最近では、そのような者への医療を切り詰めることへの正当性さえ露骨に語られている」
「大切な肉親を『生きていては哀れな存在』と思い込む」過ち
「あるがままの生を肯定する思想」の欠如
「患者を哀れむのをやめて、ただ一緒にいられることを喜び、その魂の器である身体を温室に見立てて、蘭の花を育てるように大切に守ればいい」
シンプルな「生きる」と言うことだけに目を向ければ、こういう著者の考え方や思いは、病気である無しにかかわらず、生きている人たち全員に言えることなのではないかと思います。

それと、本書を読んでいて思ったのは、生命の神秘。
たとえば、まったく意思疎通が出来ず、患者が何を思っているか分からなくても、身体は「訴える」と言うのです。
汗をかいたり、毛細血管が開いたり閉じたりして、顔色が変わったり・・そんなことで、身体のどこかが痛いのだとか、感情なども訴えてくると言うのです。

こういう病気を知り、ああ、私はまだまだ幸せだ・・などと、比較でモノを言うのはあまりにも失礼だし傲慢な行為でしょうが、でも、普段意識もしないでやっていることの全てが、「不思議な力」で「ありがたい」と思えてなりません。
筋力が弱れば、おしっこすら出来ないんですよ。「トイレに行けない」と言うレベルの話じゃないです。たとえおまるを当ててもらっても、膀胱の筋肉が動かなければおしっこを出すことも出来ないんです。
つばを飲むことも出来ないから、よだれが流れっぱなしらしいです。よだれが流れっぱなしって言うことは、その分体内の水分が減ってしまうと言うこと、だからその分水分補給が必要・・・
などなど、普段はあまりにも当たり前に思ってることが、実は当たり前じゃないと知るとき、自然の中で「生かされている存在」なのだと、気がついたりしませんか。
たとえ欠点だらけの身体でも、自分の体が愛しく思えたりしませんか。

そんな風に、いろんなことを考えさせられ教えられた一冊でした。
先日読んだ「こんな夜更けにバナナかよ」にもとても共通するところがあると思いました。




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【映】OUT

B00006RYN3OUT [DVD]
桐野夏生
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2003-05-02

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で、引き続き、映画版を借りてみました。
ドラマ版も見たかったんだけど(宮森カズオが、映画版には登場しないんですよ~)
古いドラマで、VHSはあるんだけど、DVDになってないのね~。残念です。
映画版を見たのは、これももうずいぶん前。2003年となっていますからその頃見たのかな。

こちらも、内容に大いに触れます。未見の方はご注意下さい。






映画版は原作とはずいぶん違っていますね。
まず、弥生。妊娠してますが原作では2人の子持ちでした。
師匠、原作にはどうしようもない娘が二人いますが、映画ではお姑さんとの二人暮らし。
雅子も、夫がリストラされていたり息子がニートみたいだし、おまけに雅子自身も金貸し業をやってるようで、原作とちょっと違います。
ほとんど同じなのは邦子かな。
だいたい、弥生の描き方が原作とはずいぶん違います。
原作では、思わず夫を殺してしまうけど、その後の心理描写には後悔と清々したという気持ちと、警察を相手にしているときの緊迫感など、まぁ好感は持てないにしても嫌悪感を抱くまではないような感じ・・なのが、
映画ではやたら能天気だし、人任せにもほどがあるし、邦子以上に嫌な女に描かれてます。
だいたい、あまりにも無責任だから、なんで雅子は「それ」を引き受けるかなーと疑問。
その時点で警察に付き出してやればいい!と思いましたがね。
佐竹の出番も少ないし、十文字が宮森カズオと融合して、雅子に思いを寄せるなど、映画ならではの設定が多い。
また、原作の雅子はいかにも肝っ玉が太く、死体の解体も躊躇しない(しても極少にとどめている)感じがしたのに、映画では結構オタオタとあせっていて雰囲気が違いました。
でも、それでも、映画としては結構面白いです。
ところどころ、小さい笑いが一杯あって、死体の解体にしても、
「あーって言いながら目薬をさすとうまくいくと、裏技紹介のテレビでやっていた」
という師匠の言葉で、雅子は
「あーーー・・・って?」と戸惑いながらも、
結局ふたりで「あーーーーーー」と声を出しながら首を落とすとか・・・。
切羽詰って4人で会議はカラオケボックス。
そこで「歌なんか歌ってられない」と思ってたはずの雅子が歌っていたり・・
それも「人生いろいろ」ですよ。見事なチョイスじゃない?
笑えるんだけど、みんなの、行き詰まり感が切なくてちょっとジーンとしました。
それと、師匠が------
一日10円ずつ貯金する
1年で3650円、10年で36500円たまる。
3万円もあればちょっとした旅行が出来るよ------
って言うんですよね。
師匠はオーロラを見たいんですって。北海道のオーロラ祭りに行きたいと。
雅子に語った後、逆に「あんたは?何か夢ある?」と聞きます。
雅子は
「ない、何にもない」と言います。
主婦って、結構家族のために生きてて、自分の夢とか後回しじゃない?
雅子の家庭は崩壊していて、一生懸命作ったご飯も食べてもらえないわけです。
そんな雅子が「夢なんてない」と言うとき、雅子の孤独感や絶望感が伝わって、泣けてきます。
ラストも、原作とはずいぶん違います。
でも、現実の生活からの逃避・・・と言う点では同じ。
破滅に向かって突き進む爽快感と悲壮感、そして喪失感、なんかが人間にはあるのかも・・・
と思わせられるラストで、私は原作よりも好きなぐらいでした。

こうなると、ドラマがどうしても見たいですね~。
DVD化されないかしら。。。。。。
16:41 : [映画タイトル]あ行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】OUT/桐野夏生

4062734478OUT 上 講談社文庫 き 32-3
桐野 夏生
講談社 2002-06-14

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4062734486OUT 下 講談社文庫 き 32-4
桐野 夏生
講談社 2002-06-14

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自分の読書記録を見てみると、1997年に読んでいますが、唐突にもう一度読みたくなって借りてきました。
(桐野さんの本を読んだのは、これが初めてだったか、乱歩賞受賞の「顔に降りかかる雨」が最初だったか・・記憶にも記録にもないけども。)
それからドラマや映画になっていて、私はドラマはあんまり見ない生活なので、ドラマはスルー、映画をレンタルで見ています。
それでも、実は内容をあんまり覚えていない・・。
前半の女4人の関わりとか、それぞれの私生活なんかは印象深かったけど、結局最後はどうなったんだっけ?
と、言う感じで・・。

以下、内容に触れまくりです。未読の方はご注意下さい。







再読して思ったのは、人物の心理描写がたくみだなぁっていうこと。いつも思うんだけどね。
だいたい、夫を殺したからと言って、人に始末を頼むのか?
頼まれたからと言ってそれを引き受けるか?
信用できない相手をその仕事に引き込むか?
たまたまうまくいったからと言って(いや、行ってないけど)その筋の人間がそんな仕事を持ち込むか?
などなど、常識で考えればありえないことだらけの物語・・。
それが、桐野さんに掛かるとさもリアルに感じられるのが不思議です。
雅子がほとんどためらいもなく、引き受けて死体を解体する。
バラバラ殺人と言うのは、女性がやることが多い。なぜならばバラバラにすれば重い死体も持ち運びや処分が手軽に出来るようになるから・・・という統計と言うか、資料みたいなのがあるんでしょう。
桐野さんはきっとそこから4人の女たちの物語を作ったと思われます。
現実的に考えれば、絶対に自分ならやらない。
でも、雅子たちはやった。
読んでいて「わーーー、ようやるよ!」と嫌悪感を持ちますか?
いや、多分どこかで爽快感を味わう人も多いのじゃないかな~なんて、勝手に想像します。
自分のありきたりの枠にはまった極普通の生活から、物語の中では、抜け出すんですもんね。
枠を破って、自己を破壊しても、身の破滅が待っていようとも、思い切ったことがやりたいっていう願望みたいなのが、誰にでも少しはあるのでは。
それが「読むこと」で「実現」されると言う感じ?
邦子って言う禁治産者が登場します。この人がへまをして、みんなは窮地に立たされて行くんだけど(いやいや、大本は弥生が亭主を殺したから悪いんですが)、この人の目線にしても、すごくいやらしさがリアルなんですよ。貧乏の師匠がアクセサリーをつけているのを目ざとく目にするとか・・。そういう細かいことなんだけど、書き込みが優れているので、物語にのめりこんでしまうんですよね。
後半はもう、なにがなんやら・・って言う感じがなきにしもあらずで、この辺りが「印象に残らない」ゆえんじゃないかと思いますけど・・。
前半のぶっ飛ぶくらいの面白さに比べて、後半のだらだらとどうでも良いような展開は・・ちょっとねぇと、今再読しても思いますが、だからこそ、それを忘れさせるくらいの前半の面白さが印象に残るのですね。多分。
それと、同じ工場で働くブラジルからの就労者の宮森カズオっていう若いイケメンが、雅子に一途な思いを寄せますが、これは中年女が読んで見ると、いかにもいい感じ!(笑)
なんでなびかないで、あっちの男に行っちゃうのかなぁ雅子は・・・。
破滅に向かって突き進む爽快感、桐野さんの小説の魅力のひとつです。
再読してもなお、やっぱり面白かったです。



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