【映】エスター

B002SSSUGIエスター [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-03-10

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まぁともかく、ちょっとでも興味があったら、何も知らない状態で観てください。
先入観は無いほうが良いです。


で、それでも、内容を知りたい人は・・↓

主人公のケイトは3人目の子どもを死産したトラウマに苦しんだ末、孤児院から女の子をひとり、引き取り養子として迎え入れます。引き取った女の子はエスター。優雅な身のこなしやたたずまいは、9歳の女の子とは思えない。家族はみんな惹き付けられました。(年頃の長男以外は)
エスターも、まだ幼い聾唖の妹マックスのことも可愛がり、家にはすっとなじんだと思ったのだけど・・・。

という話。

内容に触れずに感想を書くのはとても難しいので、これから映画を見る人は絶対に見ないでね。↓







最初は、よくある話かな?と思ってました。
末っ子のマックスがエスターにいいように利用されていて、それが不憫で、ちょっと見ていられないなぁ・・と嫌気が差しそうになったんですが(本当はそれぐらいで嫌気がさす私ではない)もうぐいぐいと引っ張られてしまいました。
サイドストーリーとして、母親の再生というテーマがあると思うんですけど、この母親に最初は好感が持てません。
かわいそうな出来事があり、同情はしますが・・・。
でも、そのうち段々と応援したくなってきました。
特にあまりにも途方にくれて、お酒を飲もうとしてしまう(死産の後かなり色々とこの家族には起きたようです。そのうちのひとつが、母親ケイトのアル中)時のこと。
飲んでないと言っても、夫は信じてくれない。夫は「離婚だ」とまで言う。。。なんと、そんな簡単に離婚って思うものなの?と、アメリカの家庭ならではなのかも知れないけど、それまでにもそりゃ、あったんだろうけど、ここで離婚とクチにするか?と、夫ジョンに対して怒りがムラムラ~。。。と沸いたのは、私が「妻」の立場だからでしょうね。
そして、「子どものために我慢した」というケイトの言葉に大いに説得力を感じたのも。子どものために・・・それが一番の抑止力になります。何にしろね。

ともかく、この物語は、エスターの演技力に尽きると思います。すごかった。
あれって、本当に子どもが演じているの?末恐ろしい気がしますね。
冷たい目つき、恐ろしい形相、雰囲気があって惹き付けられました!

ピーター・サーズガードのお父さんも「あほやなー」って感じで、良く感じが出てました。
おしまいには、電話だけで真実が解るのかとか、いまいち真実の背景がわからないぞ、とか、警察何やってるんだ!とか、色々思ったけど、差っぴいても面白かったです。
マックスは、絶対に無事だろうと思って心配しなかったよ。あの子がどうこうなっていたら、すごいんだけどね。後味が悪すぎるから、まるで「ファニーゲーム」みたいになってしまうよね(笑)。
もうひとつのエンディングが特典に入ってますが、それもありだなぁ。
ラストはどっちでもいいと思いました。
ちょっと予想したって言うか、「やっぱり!!」と思った。私なんて実は「吸血鬼では?」と思ったぐらいですもん(笑)。

久々にど真ん中ストレートなホラーでした。グッドグッド(^^)
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18:35 : [映画タイトル]あ行トラックバック(0)  コメント(2)

【他】ははぎくの水おしろい

ははぎく水おしろい

ここ何年も 石澤研究所って言う会社の、「ははぎく水おしろい」を使ってます。
おおむね普段私は、ノーメイク派なのですが、人と約束したり、子どもの学校に行くときなどは、一応少しだけ塗って行きますね。
そのときはこれ!
しょっちゅう使うわけじゃないので、一本買うと長くもつのです(何年も)が、最近残り少なくなってきたので買おうとして、びっくり。いつのまにか、販売停止になってて、そして、ユーザーの声にこたえて復活していました!!
結局お店では買えなくて、石澤研究所のHPから通販で買いました。
結局ゲットできたのでほっとしましたけど、お願いだから「販売停止」なんてやめて欲しいな!
これからも使い続けたいと思っているので!
http://www.ishizawa-lab.co.jp/haha/
12:38 : [そのほか]未分類トラックバック(0)  コメント(8)

【映】グッド・バッド・ウィアード

B002WT3NBUグッド・バッド・ウィアード 特別版 (2枚組) [DVD]
ワーナー・ホーム・ビデオ 2010-02-10

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さっそく、ソン・ガンホ目当てにレンタル(*^_^*)
キムチウェスタンと言うらしいけど、韓国版の西部劇です。
オリジナルの西部劇に思い入れがあると楽しめないかもしれませんが、私はそうじゃないので、何も考えずに楽しみました。アクションも派手で見ごたえありました。
時は日本が朝鮮半島を統治していた戦争のころ、一枚の「宝の地図」をめぐって奪い合いーの、それを狙う賞金稼ぎやらまで三者三様入り乱れーの、・・という、お決まりのパターン。
グッド(いいやつ)→賞金稼ぎのチョン・ウソン演じるパク・トウォン、
バッド(悪いヤツ)→馬賊のドン、イ・ビョンホン演じるパク・チャンイ
ウィアード(変なヤツ)→列車強盗の、ソン・ガンホ演じるユン・テグ
追いつ追われつ、満州の広大な大平原を舞台に、雄大な風景の中、ノンストップのアクション快作となってます。
目当てのソン・ガンホはひょうきんな性格の中に、ちらりと垣間見せる「怖い」顔がカッコいいです。
が、今回はやっぱり、チョン・ウソンが光っていたかな。役柄的に美味しいところですよ。アクションがカッコいいです。3人ともとても、腕の立つスナイパーなんですけど、パク・トウォンが特に凄腕に見えたかな~と。
闇市での銃撃戦、あるいは、終わり間際の大平原での騎乗からの撃ち合い、ファンでなくても見とれてしまいます。
イ・ビョンホンは、まぁ、かっこつけですね(笑)。
すっごいマッチョを披露していて、あとで解説音声付の特典映像を見てたら、「息を止めて力を入れていた」って言ってましたが、CGか?と思うほど見事~~なマッチョでした。
で、冷酷ですごく残酷な「いたぶり」を見せてくれますが、あの場面はすごく好き。似合ってたと思います、イ・ビョンホン。
ま、私はやっぱりソン・ガンホに笑わせてもらって満足。
これなら劇場で観たらもっと楽しかっただろうな!



11:49 : [映画タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(0)

【映】JSA

B00006F1VGJSA [DVD]
パク・サンヨン
東芝デジタルフロンティア 2006-06-23

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以前から気にはなっていたけれど、なぜか観てなかった本作。
もっと早く見ておけばよかった~!と、思うぐらい感動しました。
こんな悲しい話があるか?ってぐらい悲しくて悲しくて、打ちのめされました。泣けた!!!

南北分断の朝鮮半島、その中間点に「JSA」=「ジョイント・セキュリティー・エリア」と言うのがあります。
両国がお互いけん制しあい、一触即発の緊張感が解けることないそのエリアで、あるとき謎の銃殺事件が起きます。軍人二人が死亡、一人が怪我。
韓国側の主張は、韓国兵士が、北朝鮮の兵士たちに拉致され、そこから逃げ出す際に兵士たちを銃撃したと・・。北朝鮮の主張は、韓国側のテロだ軍事介入だと・・・。言い分が真っ向から対立。
その事件を検証し、事件の真相に迫るべく、中立同盟国のスイスから捜査官として派遣された女性少佐(イ・ソンエ)。
銃痕の数など、すっきりと分からないことが多いこの事件の真相に、彼女はどこまで迫れるのか・・・。
と言う話。

実は最初は何が何やら?と言う状態でしたが、(以前も確かそんな感じで挫折したんだったなぁ)
物語が進むにつれ、どんどん引き込まれてゆきました。
韓国兵士イ・スヒョク(イ・ビョンホン)は、或るとき地雷を踏み、それを北朝鮮兵士のオ・ギョンピル中士(ソン・ガンホ)に助けてもらったことがきっかけで、やがて彼らは兄弟のように付き合い始めるのです。
お互い、きっと相手の「国」を憎んでいるのでしょう。でも、個人で付き合えば、こうして仲良くなれる。
人目を忍び、まるでロミオとジュリエットのように(笑)無邪気に童心に戻ったように、付き合う彼らの姿は、ちょっとだけこっけいでもあり、そしてほのぼのとしてもいました。
しかし、いつまでもこんなことが続くわけはなく・・・。唐突に訪れる、蜜月の終わり。
別れたくないのに、お互い好きなのに別れなければならない恋人たちのように、やっぱり彼らの別れは悲しかったです。。。が、本当の悲劇はこの後に。
あんなに仲良く出来たのに、あんなにお互い理解しあえたのに・・・どうして?
やっぱり結局憎み合い、銃を向け合い、それまでの敵であったとき以上の敵になってしまう。一度心を許したから余計に憎しみも増してしまう。憎みたくないのに、憎んでしまう。銃なんて向けたくないのに、向けてしまう・・そして・・・。
誰が悪いのでもなく、ただ、そうなってしまったということが、たまらなく悲しかったです。
事件の真相には、とても重い衝撃を受けて、打ちのめされてしまった。
なんで、どうして・・と言う気持ちが止みません。
涙涙・・・でした。

あの女少佐に真実を言い当てられなければ、彼はあのような行動に出なかったんだろうか。
でも、そうじゃなくても、結局あの結末を選んだような気がする。
胸に抱いて生きていくには、辛すぎて悲しすぎるから。
次は女少佐が、この事実を胸に抱いて一生生きていかなくてはならないのですよね。
自分の「罪」を抱いて。

「エンディング」


「二等兵の手紙」Letter of a Private


「宛の無い手紙」Unsent Letter



ソン・ガンホの映画は何本か観てきて、いい役者さんだなぁとは思ってたけど、この映画では特にカッコいいですね。
イケメンってわけじゃないけど、存在感がすごいし、包容力やら男らしさやら、まさに頼りがいのある「兄貴」!!
・・・めっちゃカッコいい。
惚れてしまいます。
世間的には、韓国のイケメン俳優と言えば、イ・ビョンホンもその筆頭でしょうが、私は断然ソン・ガンホだなぁ。
「渇き」も「義兄弟」も絶対に観たいです。

15:33 : [映画タイトル]英数トラックバック(0)  コメント(0)

【映】第9地区

滑り込みで見て来ました。
南アフリカ共和国の首都、ヨハネスブルクの上空に、巨大宇宙船が飛来して28年後・・・と言う設定です。
当初宇宙人たちを保護した地球側でしたが、宇宙人たちとの共存は難しく・・・・。
今までに見た「エイリアン」ものというと、結構エイリアンが姿を現すまでが最大の山場・・と言う感じだったと思いますが、この映画ではド初っ端から宇宙人が「居ます」。
言葉も分からない、文化も常識も生活もまるで違う宇宙人との共存は、とても難しく、第9地区はもう彼らを収容しきれないために、第10地区への移動を命じます。
(きっと第9地区に来る前にも、第1地区から順番にやってきたんでしょう)
普段この世界では、人間同士の中で、区別したり差別したり排除しようとしたりと言う出来事があるのですが(南アフリカ共和国が舞台というのも・・・)、その対象が「宇宙人」になってるというだけでも、かなり突飛な発想で面白かったです。

「堅牢な円盤内の生理的な造形、甲殻生物の臓物、人体の変異、あるいは国家の中のスラム化した特区。それは秩序という硬い甲羅の下で抑圧された無秩序が露わになる文明批判に他ならない。そんな構造を突き破り、なんとクライマックスではロボットアニメ魂を披露し、さらにはハートウォーミング路線へとなだれ込むという超絶技巧。カナダ育ちのブロムカンプは、クローネンバーグの内臓を備えながらスピルバーグの精神を併せもつハイブリッドであることを高らかに宣言する。(清水節)(eiga.com)」


ただねー。私は手振れ映像が苦手。冒頭のインタビュー場面がかなり苦痛でした。結構長かったし。
ラストは怒涛の展開でその苦痛を忘れさせてくれたので、良しとします。(上から目線で失礼)
11:15 : [映画タイトル]た行トラックバック(4)  コメント(2)

【本】橋

4163289003
文藝春秋 2010-01

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二人の同級生、直子と正子。実直なOLとなった直子と、水商売の正子。正反対の二人は、やがて娘たちのとある出来事で「共通」の思いを味わうことになる。高度経済成長期を背景に、二人の女たちの人生、そしてそれぞれの娘たちの人生を描いた物語。

実は、この物語のラストには、社会に深刻でスキャンダラスなイメージの話題を呼んだ、ある二つの実際に起きた事件が起きます。
主人公たちの人生が、その事件と結びつくには、私はすこし物語が唐突な気がしました。
そして、なぜ、ここに描かれる事件が実在の事件でないといけないのか?と疑問に思います。
なぜ、彼女たちの行き着く先が、あれらの事件でなければならなかったのか。
「犯人像」に迫りたくて小説が描かれているのだとすると、実際に事件のノンフィクションを読んでしまった私には、全然掘り下げられてないと思えるし、犯行のいきさつや動機がきちんと描けてないと感じられます。
「フィクション」を描きたかったとしても、ノンフィクションを読めば分かるように、実際の出来事からエピソードを拾ってきているため、まったくの「フィクション」と捉えられないのです。
どうにも中途半端な気がしました。
作家が「小説」を書くのなら、なぜ「事件」も自分で作り上げないのでしょうか。
「事件」を題材にした「小説」を描くのなら、もっと「事件の真相」や「犯人像」「動機」「背景」に肉薄して欲しいと思ってしまいます。(ほんの一例をとると、西村望「丑三つの村」とか、佐木隆三「慟哭―小説・林郁夫裁判」など)
これは私が普段からノンフィクションが好きだから、こう感じるのだと思うのです。
小説が好きな人は、こういう小説も気に入るかもしれません。
かなり傲慢な感想文になりました。すみません。
ノンフィクションとフィクションは全然違いますよね。ついつい、ノンフィクション好きの視点で・・。スミマセン。
今度は「巡礼」って言うの、読んでみようと思います。




10:59 : [本・タイトル]は行トラックバック(0)  コメント(2)

【映】ダレン・シャン

B003MPAVBSダレン・シャン~若きバンパイアと奇怪なサーカス~ [DVD]
ジェネオン・ユニバーサル 2010-07-22

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今頃感想をアップするとは遅すぎますが、3月に劇場鑑賞しています。・・・覚書に感想アップ・・・(^_^;)

このお話は、海外児童向けのダークファンタジーの映画化です。
私にしては珍しく、全12巻読み終えております。
主人公、ダレン・シャンはもともと蜘蛛が好きな少年だった。
小さい目のタランチュラを飼っていたことがあるぐらい。
ダレンがある日「シルク・ド・フリーク」という、フリークショーに行く事になった。
そこには世にも奇妙な人びとが見世物として出演していたが、中でもダレンの気を引いたのは大きな「マダム・オクタ」という名前の蜘蛛だった。
どうしても、欲しくなったダレンがとった行動は・・・
そして、その結果ダレンの行く末は・・・??
実はこれは「バンパイヤもの」。
どう言うわけか、吸血鬼にならざるを得なかったダレンが、その後をどう生きていくか。
吸血鬼になる事は、自分の世界を捨てきる事。友達も家族も。
その圧倒的な孤独の中で、自分をこの状況にいたらしめた憎いはずの「マダム・オクタ」の飼い主クレプスリーとの関係や、新しい生活、新しい友達との出会いと別れ。
ダレンの苦しみや哀しみが胸に迫る。

と言う内容なのですが、どうも映画はつまらなかったなー。
本を読んで感じた主人公の「悲哀」みたいなのは、ほとんど感じられなくて・・・。
ジョン・C・ライリーは好きな俳優さんですが、ちょっとクレプスリーのイメージには合ってないかな。
ヘアスタイルにファンたちはかなりこだわりがあると思うんだけど、なぜそれを無視したのかなぁ。
原作はあんなに面白いのに、なぜ映画はつまらなかったのか。
退屈でした・・。

ただ、声優オタクの娘と吹き替え版で見たのだけど(こちらは吹き替え版しか上映がなかったのですが)大好きな高橋広樹さんが出てて、狂喜乱舞してたのだけが、よかったかな。。。

ダレン・シャン 1 (小学館ファンタジー文庫)
ダレン・シャン 1 (小学館ファンタジー文庫)田口 智子

小学館 2006-07-15
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ダレン・シャン 2 (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン 3 (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン〈4〉バンパイア・マウンテン (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン〈5〉バンパイアの試練 (小学館ファンタジー文庫) ダレン・シャン〈8〉真夜中の同志 (小学館ファンタジー文庫)




10:20 : [映画タイトル]た行トラックバック(2)  コメント(4)

【本】収容所から来た遺書/辺見じゅん

4167342030収容所(ラーゲリ)から来た遺書 文春文庫
文藝春秋 1992-06

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1989年の講談社ノンフィクション賞
1990年の大宅壮一ノンフィクション賞受賞作品。

心の底から「この本を読めてよかった!!」と思った一冊です。
タイトルの「収容所」とは、第二次世界大戦のときにソ連軍に俘虜として拘束された人々が、強制労働に従事させられたところ。私などはずっと「強制労働収容所」と思ってきましたが実は「矯正労働収容所」だったそうです。
シベリアに連行されて、過酷な労働と劣悪な環境と飢餓と極寒のために命を落とした人が数知れない、などとはよく聞いたことはありましたが、本書はそのシベリアの収容所からやってきた「遺書」をめぐる物語です。

本書の中でとても感銘を受けたことは、当の「遺書」の内容のほかに3つあります。
まずひとつは、「遺書」を書いた人物、山本幡夫さんという人の人物のすばらしさです。
政治思想犯として、かなり苛烈な境遇を受けたようですが、そんな中でもユーモアや優しさ、文学や娯楽を忘れずに、崇高な精神を保ち続けます。
殺人などの凶悪犯罪よりも、政治的思想のほうがより重罪であると言うその当時のソ連で、俘虜たちが勝手に会合を開いたり話し合ったりすることは、とても厳しく統制されていました。
そんな中でも、山本さんはみんなを集めて「句会」を開くのです。この句会は「アムール句会」と名づけられ、「最後」まで続けられます。いつになったら日本に帰れるのか、帰る前に死んでしまうかもしれない、死ねば白樺の根元に埋められる・・・という、明日をも知れない死の恐怖と絶望と、飢餓や重労働の困憊・・・そんな中で、俳句を作ることがみんなの「生きる希望」につながっていくのです。
山本さんはともかく、何にでも造詣が深く物知りで聡明、あるときは本を作り小説やエッセイや詩を書き、みんなに回します。見つかれば厳しい処分が待っているので、その本は(本と言っても、わら半紙に鉛筆で書いて綴じたような)ぼろぼろになるまで仲間内を巡回した後、びりびりに破ってトイレなどに捨てられます。
後に一時、ソ連の締め付けが緩んだときになどは、舞台演劇を演出したり、ロシア語の映画に即興で翻訳をつけたりしたそうですが、それがまたユーモアたっぷりの翻訳で、映画を見ていた俘虜たちはとっても楽しんだとか。
誰もが、絶望に震え、気持ちが深く沈んでいたときにも、「ダモイが近づいているよ」と、希望を持ち、辛い毎日の中で「シベリアの空は青くきれいだ」と、美しいものに目を向ける。
この山本さんと言う人の強さや明るさ、他人に対する思いやりなどには本当に胸打たれました。しかも極限も極限のこの状態で・・!!
それとともに、文学、娯楽というものが人間にとってどんなに大切なものか、と言うこともしみじみと感じました。
こんなにも文学や娯楽で心を癒され、励まされることがあるのです!!
それが生きる希望につながるんですね。

そして感銘を受けたことの2つめは―――
病気にたおれ、切望していた日本への帰国(ダモイ)が実現せずに、亡くなってしまう山本さんの、家族に向けた遺書が、どうやって家族の下に届いたかということ。
前述のとおり、厳しく統制されていた収容所では、紙などに残した文書の類は一切収容所から持ち出すことができません。それどころか、持っているのを見つかれば厳しい処分です。
病床で、監視の目も緩やかだったからこそ書けた、山本さんの遺書は、どうして家族の下に届いたか・・・
それはぜひとも、読んでいただきたいものです。

でも、ネタバレ承知でご紹介しますと・・・・





大勢の仲間たちが「暗記する」と言う方法で「持ち帰り」そして、山本さんの家族に「届け」られるのです。
誰もがみんな「山本さんのためなら」と、危険を承知で、自ら進んで大役を引き受けるのです。
みんなが山本さんをどれだけ慕っていたか、と言うことがよく分かります。
山本さんと言う人は、自分が思いやり深い人間だっただけじゃなく、他人をもそのように仕向けてしまう、そんなすばらしい人物だったということでしょう。
遺書はとても長い文章で、今際の力を振り絞り書いたもの、それがすべて無事に奥さん方の下へ届いたということが、どんなに奇跡のようだったか。山本さんの死は、とても残念でしたが、遺書が届く様は感無量です。

感銘を受けたことの3つめは
この出来事が一冊の本となって、世に出たことです。
偉業を成し遂げたような人たちの評伝はたくさんありますが、特に何と言うには難しい・・・功績と言うには儚い、この一連の出来事がこうして本となり、人々が多く知ることになるのは、珍しいのでは・・。
そもそも、新聞の特集で「昭和の遺書」と言うテーマで投稿を呼びかけたのだそうです。それに、山本さんの奥さんが「遺書」を新聞社に宛てて送ったそうです。そして著者の手によりノンフィクションの出版にいたったとのこと。
奥さんがこの遺書を、新聞社に送らなかったらこの物語は世に出なかっただろう、と思えば、奥さんにも感謝したいです。
そして、すばらしいこの遺書の内容は、ぜひとも本書を通じて読んでいただきたいものです。

追記として、収容所で飼われていたクロという名の犬の話は、犬好きさんなら感涙するのではないかと言うエピソードで、これもとても印象深く読みましたことを加えておきます。
11:29 : [本・タイトル]ら行トラックバック(0)  コメント(2)

【本】天地明察/冲方 丁

404874013X天地明察
角川書店(角川グループパブリッシング) 2009-12-01

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今をときめく「天地明察」先ごろ本屋大賞や吉川英二文学賞を取り、今巷で一番読まれている本と言ってもいいんじゃないかと思いますが、私は2ヶ月待って図書館の本が回ってきて、ちょうど話題の真最中に読むことができました。ラッキーラッキー(^^)
うわさにたがわず面白かった!
これは各賞受賞も頷けます。

元禄時代のはじめころ、日本では初めての暦を作った、渋川春海と言う人物を描いた物語です。
それまでは、中国の宣明暦という暦を800年使い続けて来たそうですが、「蝕」の日が当たらないなど、「ずれ」が生じてきていたんだそうです。そこで、「ずれ」をなくし、いろんな経済効果なども期待して日本で「暦」を作ろうと、時の権力者の保科正之という人物や、水戸光国などが中心となり、「改暦」に向けて準備を進め、その役目を渋川春海に任せようとしたのでした。
渋川春海はそのとき22歳。お城でお偉いさんがたを相手に囲碁を打つ家柄に生まれ、そのように生活をしていたんですが、心は「算術」に向いていて、神社の絵馬に奉納された算術の問題などを解いたりして、とある難問に出会います。その難問は「回答さん」と言う異名を取る、関孝和という人物が作ったもの。
実は本書を読んでいて、一番最初に惹かれたのが、この関孝和という人物でした。
ある種のこだわりを持ってしまって、主人公春海はなかなか関孝和に会いに行きません。だから、本書にもなかなかその正体は現れませんが、その存在感はすごいです。なんだかカッコいいんです。いったいどんな人なんだろうと、いやがうえにも期待が高まりました。後に登場する本人は、期待を裏切らない人物でカッコよし!なのでしたよ。
春海は、数学の問題や囲碁のことなどなんだか悶々としながらも、第一次観測隊とでもいう、まずは伊藤と建部と言う測量部隊に加わり二人とともに測量の旅をします。そのときの、この伊藤建部の二人がまたいいのですよ。年寄りという扱いで書かれていますが、心はとても若く少年のよう。そして、温かい心の持ち主なのです。二人の気持ちに感化され、自分を取り戻していく春海になんとも胸が熱くなりました。
暦を作る・・・と言う前に「改暦」と言うことが、現代の私にはいまいちピンと来ません。だけど、ひとつの常識を覆す大事業なんだと言うことが、読めば読むほどにわかって、身近に感じられてきました。
春海のその後の人生はなかなかに波乱万丈。
だけど、決して挫けず、挫けても立ち直って前向きに進んでいこうとするその姿に、なんど泣けてきたことか。
一見地味でありながらも、大きなその国家プロジェクトに、そうそう簡単に成功するわけもなく、成功までの道のりもまた遠く長く、春海の人生以上に波乱万丈。それがもう「本」としては面白く一気に読まされました。
ともかく、登場人物たちが、主人公の春海は無論のことみんな皆魅力的なんです。
個人個人が魅力的だし、またその人たちがお互いを思いあう気持ちが良くて、読んでいてすごく素直に感動できるのです。(余談だけど、冲方さんは井上雄彦氏のファンらしいですね。この作品の、感動のツボみたいなところは、私はスラムダンクあたりと共通点があるのじゃないかと思いましたがいかがでしょうか)
久しぶりに気持ちのいい、さわやかな涙を流した読書でした。
ただ、春海が当時で言えば長生きをしたために、その分悲しみも人一倍受けるという人生の終末には、切なさがありました。切ないながらも、見事な人生。この人の一生を読み終えて感無量です。

話題になったから、と言うのじゃなく、誰にでもおススメしたい本です!


11:18 : [本・タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(0)

【映】母なる証明

B0038WLB5K母なる証明 スペシャル・エディション(2枚組) [DVD]
Happinet(SB)(D) 2010-04-23

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面白かったーーーーー!!
「殺人の追憶」と同じ監督です。
「殺人の追憶」は2004年に見たので、ずいぶん時間がたっているけど、今まで見た韓国の映画の中で、トップ3に入る面白さ。
・・・そんな、えらそうに言うほど韓国映画観てないんですけど(^_^;)

ちなみに、好きな韓国映画は「オールドボーイ」「チェイサー」そして「殺人の追憶」、系統が全然違うけど「おばあちゃんの家」もはずせない!
そこにこの「母なる証明」も食い込んできました!(・・・とえらそうに言うほど以下同)


主演は、知らない女優さん(キム・ベジャ)と、こっちは知っているウォン・ビン。
余談ですが、前からウォン・ビンはキムタクに似てると思ってたけど、年を経てますます似てきた感じです。

逮捕されてしまった息子のトジュン(ウォン・ビン)は、軽い知的障害者。そのとき母は息子の無実を証明しようと行動を起こす・・・・
というか、ね、母ならこうなってしまうだろう、拘置所から出してやろう、刑務所に行かなくて済むように、なんとかしてやろう・・・と、
親心です。ごく普通に、それが当然の親心で、この母が特別ということはないと思います。
が、そのお母さんを演じている女優さんの演技がすばらしかったです。
表情の一つ一つに胸を打たれたというか、心を揺り動かされたというか・・・私が言うとくさい言い方だけど(^_^;)


激しく内容に触れますが、ゴメンナサイ。
忘れないうちに書きたいので!(^^ゞ  ↓白文字です。
事件当夜の記憶があいまいな息子、思い出させようとする母。
しかし、ひょんなことから、息子は、自分が5歳のときに母親が自分を心中の道連れにしようとしたことも、思い出してしまう部分が印象的。
「母さんは僕を殺そうとした」
と・・・。
そのときのお母さんの演技がもう、すごかった・・。
たとえば、息子に「あの時僕を殴ったよね」とか「あの時僕に酷い事を言ったよね」などと言われてしまうと(言われたことはないけど)、それは「殺そうとしたよね」に比べれば、もっと小さいかもしれないけど、それでも、自分のしたことの重さというか、大きさに、押しつぶされて粉々になりそうな・・・消えてしまいたいような・・・上手くいえないけど・・。
あまつさえ「殺そうとしたよね、母さん」・・・なんて言われたら、どうなってしまうか・・・っていうと、こうなるんだろうなぁ・・というリアルな演技でした。
結末がまた、皮肉で・・・悲しすぎる。そして、すごすぎる。
要するに冤罪になるわけですが、こらがまた知的障害者の男性。
「親はいるのか」と、面会室で聞く母に「いない」と答える、その男性。
母は号泣します。あの号泣の意味は??
この哀れな男の子に罪をなすりつけようとしている、自分の更なる罪の深さに号泣したのかな・・・
と思ったけど、実はほっとしたのでは。
もしも、この子に母が居たら、自分と同じように心を砕く母が居たら・・その母のためにも
真実を打ち明けようと思っていたんじゃないかな?
でも、居ないと知って、真実を打ち明けるのをやめた・・・息子と引き離されなくて済む
自分たちの今の生活を失わなくて済むという、その安心に、号泣してしまったのかな・・・
と、思ったんですけど。
だけど、それだって一時しのぎなのかも。
きっといつかは思い出すと思う。
そのときどうするつもりなのか。
いや、母のしたことを分かっているトジュンは、本当は自分のしたことも分かっているのかもしれません。
それでも母はハリを打ち、忘れ去ろうとする。そんなこと、人間として許されるわけないのに。
でも母として、自分はソレを選ぶのです。いいのか、いいのか?
スッキリしないエンドです。モヤモヤが残りまくります。
そのモヤモヤを含めて、この結末に納得してしまいました。
「殺人の追憶」のときもそうだったけど、そのあたりが上手いなぁと思います。


↑白文字ここまで


ともかく、あの女優さんの演技に尽きる気がするけど、脚本もすばらしいですな。深く満足の一本でした。
10:48 : [映画タイトル]は行トラックバック(0)  コメント(2)

【映】シャッターアイランド

シャッターアイランド

昨日は、アリスインワンダーランドでジョニーを堪能した後、今度は渋いレオくんを観まして、好きな二人の豪華二本立てでした!
はしごの場合、2本目は睡魔との闘いになるんですが、昨日もやっぱり・・・・(^_^;)
2時間半に及ぼうかという長編映画、見る前から、実は少々気持ちがくじけていましたね~・・。
眠くなったのは、映画が始まってまもなく・・・後はどれだけの時間記憶を失っていたのか分からなくて、うとうとしては起き、起きてはまた睡魔に負け・・・を繰り返し・・・(^_^;)

多少ネタバレあり。ご注意。

レオくんの演じる連邦捜査官が、シャッターアイランドという、精神病患者の犯罪者を専門に収容している孤島で、消えてしまった女性患者を探しに行くという、物語のスタート。
冒頭になにやら、「あなたはいくつ分かりますか?」みたいな、映画を観て謎解きをしようという、メッセージがありましたが、睡魔と闘うのが精一杯で、とても謎解きどころじゃありません。ただでさえ、謎解きって苦手なので、最初からそんなもの、挑戦する気はなかったんですけど・・。
見終えた今も、いったいどこが何だったの?よく分かってないと思うので、解説本でも読まなくっちゃ。そしてレンタルリリースになったら、もう一度観なくっちゃ・・・です。
まぁ最初に思ったのは、「たかが患者が一人行方不明になっただけで、大仰じゃないか?」ってことだったけど、ここにいる患者は「犯罪者」なので、余計に神経を尖らす必要がある、ということだったんだろうねぇ。
実のところ、あちこち見てて、この話の「オチ」は分かっていたので、それなりの期待感で観ました。「そう言うつもり」で観たら、最初のほうから疑う部分は、この私ですら分かりました。
オチを知らずに観たら、どう感じたんだろう?
えーー!オチはそれかよ!と思っただろうか?とも思いますが、そうだとしたら、オチを知って観たのは却って良かったんじゃないかなぁ。
ところがその上、「オチ」が分かっていても、「真実」「結末」には「そうだったのか!」という驚きが・・・(笑)←こんな間抜けは私ぐらいだろう・・・(^_^;)逆に言えば、間抜けだからこそ楽しめる映画もあるという・・・(笑)
最後のほうは眠気も吹っ飛んで、ぐいぐいと釣り込まれてました。
「真実」も衝撃・・・あまりにも残酷すぎて・・・ならば、「結末」も唖然。
なぜ、なぜなの~~・・!・・みたいな。わざと?そうだとしたら悲しすぎる。だけど、その真実と向き合って生きていくには、あまりにも真実は悲しすぎて、押しつぶされてしまうわいね。私だって、レオくんと同じ結末を選ぶと思うわ・・。悲しい話だったなぁ。
レオくん、役者だから。見ごたえがあるんだと思います。


でも、観るたびにちょっとずつがっかりする、あの体。お前に言われたくないと思うだろうけど(^_^;)
「レボリューショナリー・ロード」のときよりはやせたかなぁ・・。
せめて「ブラッドダイヤモンド」とか「トゥルーライズ」辺りの感じだと良いんですけど。
髪型のせいもあるよね。
まぁこの映画は近所のシネコンに来なかったので、劇場では観られないかな?と思ってたけど、観る事ができてよかったです。次の映画も観ますよ~。頑張れ!レオくん!


10:09 : [映画タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(0)

【映】アリス・イン・ワンダーランド

公開してすぐに3Dで観たのですが、今日は2Dを観てきました!
3Dで字幕はしんどいので、3Dは吹き替え版。2Dは字幕版で観ました。
3Dも、迫力があって面白かったのだけど、2Dでも全然遜色なし。
スピード感も奥行きも感じられたし、ティム・バートンの世界を充分に堪能しました。
今まで見たティム・バートンの映画の、あれやこれやといっぱい思い出されて楽しかったです。
私は「ビッグ・フィッシュ」が(も)好きなのですが、最初のほうは「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」や「スリーピー・ホロウ」なんかに似ていましたが、観終えてみれば全体の雰囲気は、「ビッグ・フィッシュ」かなぁと思います。
「アリス」と言うと、もちろん子どものときに、「不思議の国のアリス」と「鏡の国のアリス」は読んだことがあるのですが、それよりも大人になってから、自分の子どもたちと散々暗記するほど観た、ディズニーアニメの「不思議の国のアリス」の印象が強いのです。子どもたちは大好きですが、私は意味が分からずに(笑)正直に言いますと、そんなに好きなほうではなかったのですが・・・。
今回、そのアリスが大人になって、またしても「不思議の国」に迷い込む。そこは赤の女王に支配されている、アンダーランド。予言の書オラキュラムによると、「フラブシャスの日」に、赤の女王の守護怪物ジャバウォッシャーを倒すのがアリスだと記されていたので、シロウサギたちによって招かれたのです。
しかしアリスは子どものころに、そこに迷い込んだことを覚えておらず、覚えてないアリスを、不思議の国の住人たちは皆「違うアリス」と言います。マッドハッターだけは、アリスをアリスと認めるのですが。。。。
さあ、アリスはジャバウォッシャーを倒せるのか?

マッドハッターのジョニー。
やっぱりカッコいいです!
予告編を観ただけのときは、メイクやいでたちが奇妙すぎて(アニメの「いかれ帽子屋」はもっと変ですが)せっかくのジョニーのカッコよさが台無しではないのか?と、心配していましたが、実際に見てみれば、ジョニー演じるマッドハッターのキュートなこと!
アリスを助け、守ろうとするジョニーの姿に、胸がキュンキュンとなりました。
ときどき見せる精悍で強い姿がまたカッコよかったです。
アリスはやがては自分の場所に戻るのですが、そのときのマッドハッターの「ここにいればいいのに」「僕のことは忘れてしまうさ」と寂しそうにする表情に、切なくなり泣けてきました。
私だったら、戻らないなぁ・・。一緒にいるなぁ、マッドハッターたちと。
他には、赤の女王がすごいインパクトでしたけど、やっぱりチシャネコがカッコよかった。
青い芋虫のアブソレムも・・・。
登場人物がみんな面白くて印象的で、わくわくして、ドキドキはらはらして、最後にほろっとして。
とてもとても楽しめました。

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22:11 : [映画タイトル]あ行トラックバック(0)  コメント(0)

【雑】HDD録画を使ってみて


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今まで、番組録画はVHSと言うアナログな生活をしてきましたが、去る2月、バンクーバー五輪の直前に、やっとHDD録画できる機械を買いました。
そして冬季五輪から、せっせと番組をHDDに溜め込んできましたが、最近ようやくDVDに落としたり、もう見ないだろうと思われる番組を削除したりと、「整理」を始めました。
これが思いの外、困難で、てこずっています・・・(^_^;)
まず、たとえばフィギュアスケートの一試合を、そのままDVDに落とそうとしても「容量不足」になってしまうんです。買ったばかりのHDDで嬉しかったし、、、、今無料で地デジが見られるのですが(アンテナやケーブルがなくても、共同アンテナで見られるんです)、地デジってきれいですよね。ウチはテレビはまだブラウン管ですが、それでもきれいだなぁと思います。
だから、地デジでなるべく高画質で録画したかったのですが・・・。
それでDVDに収まるように画質を落とした場合、一倍速でのダビングになるうえに、その間テレビは見られないし、録画もできない。これがとても不便です。
だからといってHDDに入れっぱなしにしていると、どんどん番組が溜まってしまう。
かなり不便を感じています。
また、DVDに移す場合にも、VRモードやAVCRECモードでフォーマットなどと、「は?なんのこと」という感じで、ややこしいし・・。おばさん、ついてゆけません。(^_^;)
ブルーレイディスクなら、かろうじて一番組を一枚にダビングできるようですが、なんと言ってもブルーレイディスクは高価だし、一番組で一枚となると、またディスクが溜まってしまいます。
それに、家のほかのプレイヤーではブルーレイが見られないし・・・といってデジタル対応のDVDが見られる機械も、これ以外には(PS3しか)ないんですけどね・・・・(^_^;)。
うーん、何も考えずにほいほいと録画していたために、かなり不便なことになっています。
最初から、低画質でHDDに入れたほうが良かったのかなあ・・。



10:16 : [そのほか]もろもろトラックバック(0)  コメント(4)

【本】カッコウの卵は誰のもの/東野圭吾

4334926940カッコウの卵は誰のもの
光文社 2010-01-20

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内容(「BOOK」データベースより)
親子の愛情に、揺さぶりがかけられる。覚悟を決めた父親は、試練にどう立ち向かうのか。父と娘、親子二代続けてのトップスキーヤー。娘の所属チームの研究者は、二人の遺伝子パターンを調べさせてほしいと考える。しかし、了承するわけにはいかない。父には、どうしても知られたくない秘密があった。娘が生まれた19年前からの忌まわしい秘密が。

ラムちゃんにお借りしました。ありがとうございました!
10:55 : [本・タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】救命拒否/鏑木蓮

4062158310救命拒否
講談社 2010-02-11

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内容(「BOOK」データベースより)
講演中の救命医が爆破死傷事件に巻き込まれた。現場に駆けつけた救急救命士に向かい、彼が言う。「私にブラック・タッグをつけろ」その意味は死。大阪府警が犯人を追う。しかし二転三転する本ボシ。若手刑事は、事件の裏側に隠された真相に辿り着けるのか。乱歩賞作家が書き下ろしで問う、喪わされた者たちの悲しみ。医療トリアージ=命の選別をテーマに据えた骨太エンターテインメント。

そこそこ面白かった。トリアージタッグのことは、うっすらとしか知らなかったけど、そういう緊急の現場のことが少しは身近に感じられて、ちょっと分かった気がします。
全体に会話が多いし、主となる二人の刑事たちの描かれ方がいまいちに感じられたかな。もっと誰かに感情移入しながら読ませてもらえれば面白いと思うけど。
無理からミステリーにしているのでは?と思える展開で、その点も少し残念でした。
自分だったらどうだろう・・・と思うと、色々と考えさせられる作品ではありました。
10:51 : [本・タイトル]か行トラックバック(1)  コメント(0)

【本】氷上の美しき戦士たち/田村明子

4403231209氷上の美しき戦士たち
新書館 2009-12-10

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氷上の光と影」の田村さんの新刊。ってことで楽しみにしていたんだけど、前作よりも個人的なエピソードが多くて、あまりノンフィクションとしての面白みはなかったように感じます。
ただ、内輪話的な面白さはあるけど・・・ちょっと自慢に聞こえた部分も多かったかな。
こちらよりも前作「氷上の光と影」を断然おススメします。
でも、こっちは写真が載ってるし、選手の個々のエピソードも面白い。長年取材してきた著者ならではのエピソードもあって、やっぱりフィギュアのファンなら読んで面白いんじゃないかな?と思います。
他の本をあんまり読んでないからでしょうか?

20:18 : [本・タイトル]は行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】内定取消! 終わりがない就職活動日記

4822248011内定取消! 終わりがない就職活動日記
日経BP社 2010-03-04

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内定をもらった企業から、ある日突然、とんでもない嫌がらせの数々。
企業からは内定取消を出来ない事情があるのか、大学生の著者は「お前から辞めろ」と言う暗黙の圧力を感じ、心身ともにひどいダメージを受けました。その記録を綴った本。
こんなひどいことが世の中あるのか?と思ってしまう。
人事のエライさんが、この著者に無理難題をおしつけ(受かるわけのない試験に合格せよ!とか・・)人格を否定し、能力をコテンパンにけなし、ともかくひどい態度をとる。
どこかで聞いたことがあるような気がする・・・と思ったら、カルト宗教の勧誘や、マルチ商法の販売方法に似ていますね。ともかく何時間も拘束し、相手の判断を鈍らせたり、打ちのめしたり・・・。
彼女は高校も偏差値60ほどの学校を卒業しているとのことなので、きっと大学も一流大学だろうし、この企業も一流の企業なんでしょう。それなのにこの実態は・・。
このエライさんにも家族があるんだろうに。
家族はこのことを知ったらどう思うんだろう。
なんて、考えてしまいました。
彼女を真剣に思う周囲や、大学の事務の人たちに、ほっとさせられます。
ブラック企業を見分ける方法も、著者ならではの考察が書かれていて、参考になります。
20:05 : [本・タイトル]な行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】拷問するなら、されるなら/高平鳴海

4840132348拷問するなら、されるなら (ナレッジエンタ読本)
メディアファクトリー 2010-03

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すみません~。残酷な本が大好きです。
本人は拷問はするのもされるのも、決して好みではないことを明記しておきつつ、本書のご紹介。
好きといっても、それほど数多くは、拷問関係の本を読んでないので、この著者の名前も知らなかったんですが、この人は、拷問を考察すること30年?と言う大ベテランだそうです。
本書は、だけど、拷問の入門編という感じでしょうか。
本としては、読みやすくまぁまぁな感じ。ひたすら、こんな拷問があったよと、70種類の拷問をひたすら紹介しています。深みというのもないような気がしますけど・・。
まぁ読めば改めて「怖~~~~!!!!」っと思えるので、私の場合そのスリルを求めてるって感じかな?←言い訳がましいかもしれませんが。。。
巻末に、著者とイラストレーターのあまね伽名さんとの対談があり、やっぱりイラストレーターの方は、拷問の原点といえば「ベルばら」ということでした。同じく・・(笑)・・・。(鉄の処女って、ほんとうに『そのように』使われたという確証はないそうですよ)
で、自分だったらどの拷問が怖いかとか、おふたりでディスカッションをされてるんですけど・・・私とは意見がずいぶん違ってました。
だいたい、「拷問されるとしたらどの方法がいいですか」って、そんな質問にどうやって答えるんだろうか・・・この人たちは答えてましたけど。水責めかなぁ・・・とか(^_^;)。
私が一番怖いのは、やっぱり「木馬」系ですね。
「木馬」の発展が「ユダのゆりかご」っていうんですけど、苦痛は「木馬」よりも苦痛が大きいって書いてあるけど、どっちも嫌ですけど、木馬のほうが嫌な気がします。。。。
ってなことばかり考えて読み終えました。
あぁ怖かった・・・。


以前読んだ拷問本で、感想を書いているのはこちらです。
20:04 : [本・タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】高砂コンビニ奮闘記/森雅裕

4880862584高砂コンビニ奮闘記 -悪衣悪食を恥じず-
成甲書房 2010-01-21

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ご存知でしょうが乱歩小作家の森雅裕さんが業界から離れてしまって、ついにはコンビニで働いていたときのエピソードを綴ったものです。
私は乱歩賞の「モーツァルトは子守歌を歌わない」は読んでますが(内容はほとんど覚えてないけど・・(^^ゞ)他の本を読んでないから、ファンでもなんでもないんですけど・・。
コンビニで働く人のドキュメンタリーって言うのが、一概に面白いのか、森さんが書くから面白いのか分からないけど、面白かった。
と言っても、中盤、延々とコンビニの仕事を説明している部分は、ちょっと退屈だなーと感じました。あまりに事細かに説明されても「ふーん、そうなんですか・・・」としか思えなくて(^_^;)
いやいや、すっごく大変なお仕事なんだな!っていうのは分かりましたけどね!

でも、後の大半はものすごく面白く読みました。特に接客に関する部分は面白かったなぁ。
クレイマー?と思うようなお客さんが多いのがびっくりしますよ。
お金を払うときに、投げつけるって何?
「お客様は神様です」って、自分のことを神とでも思ってるのか?っていう人が結構いてびっくり。
これを読みながら、自分は決してこう言う客にはなるまい・・・・
と思ったので、それからはレジで(コンビニに限らず)ことさらに気を遣い、愛想良くしていると言う・・(笑)。
でも、やっぱり、「なんだこのレジスターは!!」って思う人もいるよね。
まぁお互い様なんでしょうが、やっぱり「むっかー!!!」ッとするときあるよね。
森さんの場合、そう言う客とたまには「やりあう」こともあったようで、心から応援しながら読んでました!(笑)
コンビニの話も面白かったけど、なぜ森さんが業界から離れてしまったのか、もっと詳しく知りたいと思ってしまったのでした(^_^;)
熱烈なファンもすごく多い作家さんなので、また著作が期待できるといいですね。


まったく余談だけど、息子が大学のころ、この深夜コンビニのバイトをしていました。
案の定単位落としていたけど(いや、息子の場合、そのバイトが原因だったかどうかは・・・・汗!)
この本を読み、納得。
こんなしんどい仕事なら、そりゃ勉強どころじゃないよ。
森さんも書いてるけど、このように深夜のコンビニでバイトをすると、結局昼間は寝てしまうと言うか、体が動かないんだって。
うちは息子が一人、あとは娘だけど、娘にはコンビニのバイトは勧めないつもりになりましたよ(^_^;)
19:53 : [本・タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】アフリカにょろり旅/青山潤

4062138689アフリカにょろり旅
講談社 2007-02-10

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ウナギについては、以前読んだ「ウナギ―地球環境を語る魚 (岩波新書)」のときに、ちょっと書きました。
まだ誰も、その卵を見たことがないと言う神秘の魚、ウナギ。
常々、研究者たちの根気と探究心にはひれ伏したい気持ちでいっぱいですが、この本を読んでますますその気持ちは強まりました。
現在世界には19種類のウナギが確認されているらしいです。
この本が書かれたころは、18種類とされていて、(19種類目を見つけたのも、著者のグループらしいです。この本の続編が連載中なんだけど、そこに書かれてました)その18種目のウナギを探すための、アフリカに渡った著者たち。
本書はその記録をまとめたものです。
ウナギの研究に関する本と言うよりも、ともかく、未開発のアフリカの地での生活そのものが大変!
そのあたりのことが面白く書かれていて、どっちかっていうと、私の好きな高野秀行さんの「UMA探し」となんら変わりない感じがします。
水がない、シャワーが浴びられない、ペットボトル半分の水で、体を洗う・・・
食べ物がない、お腹がすいても食べられない・・・
ゴキブリが10センチもある・・。うー。
いかに日本での生活が快適で、文化的なのか、しみじみと分かります。
そう言うことを訴えたい本ではないんだろうけど、それを痛感してしまいます(^_^;)。
爆笑もあったけど、ほんとうに大変だなぁと言う思いが残りました。
でも、こんな冒険をした人の話、一度生で聞いてみたいものです。
15:25 : [本・タイトル]あ行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】I'm sorry,m I'm sorry,mama./桐野夏生

4087747298I'm sorry,mama.
集英社 2004-11-26

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とある養護施設で育った男と、当時その施設で保育士として働いていた美佐江は、夫婦として暮らしていた。
親子ほども年の違う、その夫婦は、養護施設の卒業生であるアイ子に出会う。
アイ子の正体を知らずに、近づいた夫婦を待ち受けていた悲劇は・・・。

桐野さんらしい、負のパワーを持った女が登場して、読ませます。
でも、ひょっとして、これは第一章だけの短編として書かれたのじゃないかな?
第一章だけ、視点が美佐江で、ちょっと違和感がありました。
でも、その後は面白かった。

私は短編集が苦手なのであんまり読まないんだけど、桐野さんのだったら短編集も呼んでみようかな。

15:13 : [本・タイトル]あ行トラックバック(0)  コメント(0)