【映】Disney'sクリスマス・キャロル

クリスマス・キャロル2


有名な物語を、ディズニーが映画にした。。予告も面白そうだったし、ぜひとも3Dで見ましょう!!と、娘たちと一緒に見に行きました。
3Dは吹き替えだったのですが、ウチラ親子は山寺宏一さんの大ファン。喜び勇んで見ました。(他には安原義人さん、森川智之さんなど出演)
冷酷非情で金の亡者である金貸しのスクルージ。社員のボブにも安い賃金しか支払わず休みも滅多にやらず、暖房費もケチり、クリスマスと言うのに甥っ子の誘いも断り、寄付もせず、ともかく強欲でイジワルな老人です。そんなスクルージのもとに現れた3人の精霊たち。彼らによって自分の、「過去」「現在」「未来」を見せられたスクルージは・・・
という、誰もが知っている古典の名作です。
物語は分かっているので、ディズニーがどう料理するか・・っていうことが見ものです。
でもまぁ思ったよりも「フツー」だったかな。ストレートに、そのまんま。いや、原作をきちんと読んだ事はないんだけど、真っ当な感じに見受けました。
私たちは3D映像で見たので、迫力があったしすごい臨場感で楽しかったんだけど、ある意味では3Dだったから楽しめたのでは?と言う気もします。
大昔、テレビでこの物語の映画を見たんだけど、多分ミュージカル仕立てのこのタイプだったように思います。
B000V1JV30クリスマス・キャロル [DVD]
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン 2007-10-26

by G-Tools

今回は、内容に関して言えばそのときの印象よりも少し薄めだったかもしれません。
ちょっと単純すぎる気がするんですよね。
昔はこう言う話も一般的に受けたのかもしれないけど、今の世の中で、どうだろう?
もうちょっとスクルージが良い人になる何かが今の世の中では足りない気がします。
お金を大事にして何が悪い?っていう意見もあるだろうし・・・。
おとぎ話として、素直に見られたら良いと思いますけどね。


で、3Dですね。
以前、「シャークボーイ&マグマガール 3-D」」(ロバート・ロドリゲス)を劇場で見たんですが、そのときの3Dとは格段に進歩していて驚きました。当然と言えば当然だろうけど。
しかーし・・・・・・・
夜になってなんだか、目がグルグルと回り、お腹も気持ち悪い。
ひょっとして酔ってしまったのかも知れません。因果関係ははっきりと分からないけど、三半規管が弱く、乗り物酔いするので。グロッキーになってしまった。(絶叫系は好き)
予告編で「アバター」も3Dで見たんだけど、ちょっとこれは、もしも見に行くとしても多分3Dはやめておくつもり。
オリジナル・サウンドトラック「シャークボーイ&マグマガール 3-D」
オリジナル・サウンドトラック「シャークボーイ&マグマガール 3-D」サントラ

ジェネオン エンタテインメント 2006-01-27
売り上げランキング : 659016


Amazonで詳しく見る
by G-Tools



スポンサーサイト
19:44 : [映画タイトル]か行トラックバック(1)  コメント(0)

【本】おとうと/幸田文

4101116032おとうと (新潮文庫)
新潮社 2000

by G-Tools


ネタバレ含みます。

幸田露伴の娘である、幸田文による、自分の弟を亡くした時の思い出を込めた小説。
これは先日まで、朝日新聞の日曜、読書のコーナーの「百年読書会」っていうのがあるんですが(担当 重松清)そこで取り上げられていました。
私は、中学生のときに読んだのですが、おおまかなあらすじしか覚えてなくて。。「弟が結核で死ぬ話」という。おおまかにも程があるというか、結末しか覚えてないのじゃないか!と言う話(^_^;)。
なぜ読んだかと言うと、これ、その当時郷ひろみが主演で映画になったんですよ。姉の役は浅茅陽子さん、お母さんの役が、岩崎加根子さんだそうですが、姉弟の二人の配役しか記憶にないのでした。いや、とくに郷ヒロミのファンではなかったけど、映画好きだったので見に行っただけ。

小説は、品のある名文でイマドキの小説にはない雰囲気が楽しめました。
前半は、弟がやんちゃで身を持ちくずしていく様子・・・母親が義理の母でリョーマチ(いまはリウマチと言いますが・・)なので、家事全般を17歳の姉、げんがやっています。学校と掛け持ちで家事をしながら、母の愛情に飢えている弟の世話をしているようすが、健気です。案外のんきで、若いからこそのその場限りの勢いみたいなのもあって、面白い性格の姉です。
弟は甘えん坊で、体も小さく、ふとした弾みから道を逸れてしまうのですが、そんな弟を心配する姉の心情が切々と伝わります。なさぬ仲の母との不仲もあって、恵まれてない境遇なんですが、それでも母の立場も思いやれる優しい姉、げんなのです。
後半、その2年後の設定で、碧郎が結核になってしまいます。当時は不治の病。絶望のなかで寄り添うように介護し、されるふたりの姿になみだ、なみだ。
悲しい物語なのですが、暗い感じは受けず、(結核で暗いと言ったら「リツ子 その愛」「その死」という壇一雄の小説というか自伝がすごくインパクトがあって、あの暗さに比べたら明るく感じるのかもしれません。結核と言う不治の病で、明るいと言うのも変な話ですが)私はひたすら、げんと碧郎がお互いを思い合うきょうだいというつながりの愛情や優しさに感動しました。

しかし、中学当時、私はこれを読んでどう思ったんだろう?
頭のいい文学少女の友だちがいて触発されていたんだけど、その子とは映画も一緒に見に行ったんでした、精一杯背伸びして読んだのだろうなぁ・・。それが証拠に全然内容を覚えてなかった!
覚えている事と言ったら、碧郎の唇が赤いって言うことと(結核患者特有)今わの際に母が呼ぶ「碧郎さん!碧郎さん!」と言う声だけなのでした(^_^;)。

本の内容だけじゃなく、そんな自分の子ども時代のことも思い出しながら読んだのでした。
ちなみに、百年読書会の影響と思うけど、予約が何人もあるのです、この本。


14:17 : [本・タイトル]あ行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】龍神の雨/道尾秀介

4103003332龍神の雨
新潮社 2009-05

by G-Tools


母親を病気で亡くしてから、後妻とのなさぬ仲に孤独感を募らせるふたりの兄弟、辰也と圭介、母親亡き後その結婚相手との三人暮らしでギクシャクしている家庭で暮らす、連と楓の兄妹。
嵐の夜をきっかけに交錯したふたくみのきょうだいが織り成す物語とは。。。

重いけど重すぎず、単純にミステリーとして楽しめる一冊。
嵐の中に龍の姿が垣間見えたりして、幻想的な部分もあり。
一般的に受けると思われます。
世間的な評価ほど面白く感じなかったけど、ラストには「なるほど!」と手を打ちたくなるような、はっとさせられるような感じが良かったです。
13:27 : [本・タイトル]ら行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】ちょいな人々/荻原浩

4163275509ちょいな人々
文藝春秋 2008-10

by G-Tools


●ちょいな人々
●ガーデンウォーズ
●占い師の悪運
●いじめ電話相談室
●犬猫語完全翻訳機
●正直メール
●くたばれ、タイガース

荻原さんらしい、ユーモアあふれクスクスと笑えて和める一冊です。
ユーモア小説、私はあんまり読まないけれど、奥田英朗さんのユーモア小説も好き。荻原さんとはちょっとカテゴリーがかぶってる感じですが、やっぱりオギリンのほうが優しいユーモアって言う感じがします。「犬猫語完全翻訳機」と「正直メール」とは連作になっていて、本心は隠しておくほうが良いのかも、と思えてちょっと皮肉が利いているのも面白いです。
13:03 : [本・タイトル]た行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】ミレニアム2火と戯れる女/スティーグ・ラーソン

4152090197ミレニアム2 上 火と戯れる女
ヘレンハルメ美穂
早川書房 2009-04-02

by G-Tools

4152090200ミレニアム2 下 火と戯れる女
ヘレンハルメ美穂
早川書房 2009-04-02

by G-Tools


「ミレニアム1 ドラゴンタトゥーの女」に続き、さっそく本作も読みました。
うんうん、面白い!!こんなに面白い本はついぞないと言うぐらい、釣り込まれました。
いろんな意味で焦らされるし、先を急がされる。
なんといってもヒロインのリスペットの魅力が大きい。こう言う人物設定は今まで男限定だった気がするけれど、か細く少女にも見えるような女性だからこそ、読者の心をつかむのだと思う。
ミカエルはかなり節操がなく・・もてるのは分かるけど、ノリが軽すぎる・・・のだけど、本当に心の温かさが伝わり憎めない。
孤独なリスペットを支える周囲の数少ない友人たちを含め、登場人物が魅力的で物語と同じくらい大好きになってしまいました。
3も楽しみ。
でも、3で終わりなんですって。作者は急逝したらしい。惜しすぎる。。。。
こんなに才能があれば、本人もきっと無念だろうに。
だから3はゆっくり読もうと思います・・・無理です(笑)。
11:27 : [本・タイトル]ま行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】プリズン・トリック/遠藤武文

4062157063プリズン・トリック
講談社 2009-08-07

by G-Tools


刑務所の中で、受刑者が殺される。しかも密室殺人。そのうえ犯人は同じ受刑者で、犯行の後に脱獄している。しかし、逃げたと思われる犯人は、自宅にいた。思わぬ状態で・・。
混沌とする不可思議な事件を追うのは、警察ほかジャーナリスト。真実はいかに。。

うーん、面白い設定だと思うのだけど、話が良く分からん!!
選考評に書いてあったが、視点人物が多く混乱するし、その時々の視点が誰のものか分かりにくく、ともかく分かりづらいので読むのが面倒。
終盤になってきて謎解きが始まると、動機こそ興味あれど、密室がどうとかの手段にいたってはもう正直どうでもいい、と思えてしまい斜め読み。しかし、最後はどう言うことだったんだろうか。もやもやっとしたものが残る・・・というどころではなく。はっきり教えて下さい、みたいな。
密室殺人などの本格ミステリーでいつも思うのは、「そこまでする?」と言うこと。
これを思うのなら、多分本格を読んではいけないのだと思うんだけど、つい思ってしまいます。
今回はどうだったのか。私はやっぱり「そこまでする?」と思ってしまいました。
気持ちは分かるけど。でも思うのと「密室殺人」までする行動とは違うから。


これは今年度第55回の江戸川乱歩賞受賞作品です。

あと、誤植発見したかも。238ページの11行目、かぎカッコの中の人物名が違うのでは?ただでさえややこしいのに、名前を間違われては余計に混乱するのでした。

11:05 : [本・タイトル]は行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】図地反転/曽根圭介

4062157705図地反転
講談社 2009-09-05

by G-Tools


タイトルの図地反転とは、この本の表紙絵のとおり、壷に見えたり向かい合う二人の人物の顔に見えたりという、錯覚の一種のことを言うらしいです。
ある幼女殺害事件が起きて、容疑者が捕まる。その片方では、過去に幼女殺害で実刑を受けた男が出所していたが、事件のあおりを受けて生活の場をなくしてしまう。
事件の真実に迫りながら、元受刑者を支援すると言う事や、冤罪の恐ろしさを描いていきます。

物語はなかなか面白く、グイグイと読まされて好感触を得ましたが、読み終わって見れば「あれ?あれは、あのひとは?」と言う感じで、中途半端に終わってしまっている気がします。
特に、加賀美や望月という登場人物の描き方が中途半端に感じました。

ただ、図地反転というひとつのテーマ、思い込みや刷り込みによって真実が歪められてしまうという部分は面白かったです。たしかに、記憶なんて当てにならない。何ヶ月も前のことなんて忘れてる。昨日の事も大半忘れてしまうのに。
それを言うと、推理小説なんかはかなり無理のあるものが多いな(たとえば、何年も前の目撃証言を採用したりとか)・・と、苦笑してしまいます。
いや、小説の中の話ならいいんですけどね・・・。




10:43 : [本・タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】後悔と真実の色/貫井徳郎

4344017382後悔と真実の色
幻冬舎 2009-10

by G-Tools


凄惨な連続殺人事件を軸にした、警察小説なのですが、あまりにも登場人物(警察内部の人間)が多すぎて、その関係を追うだけでも一苦労。
視点人物・・・と言うらしいんだけど、それが多かったのはおそらく「乱反射」みたいに、群像劇風にしたかったのかな?と素人判断で思った。でも、それにしては、何かあるに違いないと思わせられた登場人物が中心からはフェイドアウトしてしまったりと言う、中途半端な結果になったと感じました。その間、とても読むのが面倒で、得意の斜め読みにしてしまいました。
面白い!!と思えるようになったのは本当に終盤で、でもその終盤の吸引力は結構なパワーがあり、釣り込まれましたが、もっと早くからこの面白さが出てきたら良かったのに、ちょっと残念な小説でした。
でも、ラストのなんとも言えない虚しい感じは好きなんですよね。
次作に期待!

10:23 : [本・タイトル]か行トラックバック(1)  コメント(0)

【映】THIS IS IT

余計な言葉は要らない。
カッコいいの一言、それだけあれば感想に足りる。
★★★★★
とは言え、言いたいことがたくさん。
それでも一言で言うなら(笑)、迫力に圧倒されました。
スリラーとかビリー・ジーンとか、有名な歌は私も知ってるけど、特にマイケルジャクソンのファンじゃなく、どちらかと言うと「奇矯(エキセントリック)」と言うイメージを持っていました。今回の突然の死亡も「ひょっとして自殺?」と思ったほど。
でも、この映画を見たらほんと、すごい人だったんだなぁ・・と。
ダンスはyoutubeで見てましたが、改めて大画面で見ると迫力が違う~。
頭の頂上から一本の糸か棒が出て、宙からその糸か棒で支えられているように、軸のぶれないダンス。何気ない一挙一動が「ピシ!」「パキ!」とすべてキマっている・・・・と、きっと改めて書かなくてもいいんだろうけど。声、ダンスとも、その美しさに泣けてくるほどでした。
また周囲のダンサーやミュージシャンたちの中でのマイケルの圧倒的な存在感、カリスマ性も垣間見られて、人をこんなに惹き付けるその人物の大きさや魅力を改めて再認識。奇矯・・などと言ってゴメンね(^^ゞ
リハーサルの中でもとことん細部にこだわり、妥協しない様子からは、ステージに掛ける意気込みやファンへのサービス精神も見えました。
「怒ってるんじゃないよ、これは愛なんだ」と言っていました。スタッフなど周囲の、マイケルへの気の遣いかたは半端じゃなく、腫れ物に触るように「こっちの言うことを聞いてくれてありがとう」連発だったので、いつ怒り出すのか?ちょっとしたことで、へそ曲げちゃうのか?と言う感じはしましたけど、実際にへそ曲げてるところは見えず、怒る場面はほとんどなくて、寛大な感じにも見受けました。
コンサート、あそこまで舞台装置や映像やダンサーたちとのリハーサルも出来ていて、それなのにその直前で死んでしまったんですね。改めて、気の毒でたまりませんでした。すごく無念だったろうな~。キャストや周囲の人たちの落胆も想像に余りありましょう。
あそこまでかかったお金も半端じゃなかっただろうに・・と下世話なことまで考えてしまう。費用は回収できるの?と余計なお世話ですが本気で心配になりました。映画を見てそのお代金が微々たりとも一部になるんでしょうか?(~_~;)。うまいこと出来ていて私なんぞが心配しなくても良いんでしょうけど、チラッと思えてしまいました。
ともかく感動的。
ブロードウェイ・ブロードウェイ」と言う「コーラスライン」のオーディションから練習風景を扱ったドキュメンタリーがあるのですが、他の人も言ってるけど髣髴としました。見てよかったです。もう一度見たいぐらい素晴らしかった。。。

thisisit

11:57 : [映画タイトル]英数トラックバック(0)  コメント(5)

【映】私の中のあなた

うーん、泣ける!と聞いて出掛けましたが、やっぱり泣けました。(この場合、泣けるというのは、可能動詞じゃなく自発動詞で・・)
★★★★
アナは、白血病の姉、ケイトのドナーとなる為に遺伝子操作で人工授精して生まれた子ども。11歳になるまで、臍帯血移植に始まり、自身も感染症にかかるほど過酷な治療を受けてきたが、いよいよ腎臓移植と言う段階に来て、拒否する為に親を訴える。
と言う物語。で、本当に具合の悪くなったケイトの回想シーンを含め、ともかく14歳で過酷な病気と闘っている少女の姿に涙涙。自分にも同じ年頃の娘がいて余計に。
自分だったらどうするだろうなー、と考えながら見ました。親として、姉妹として、ドナーとして、レシピエントとして・・・色んな立場から考えさせられましたが、やっぱり母と娘の関係にぐっと来た。
と言っても、母親に共感できたわけではありませんが。。。。共感できなかったからと言って反感を持ったのかというと、そうは単純な話ではなく、想像の範囲外でしかないのだから共感も反感もないと言うか気軽に言えない感じです。
その中で一番考えさせられたのは妹の立場。
姉への臓器移植を強要される、断っても後悔し、受けても後悔しそう。どちらにしても幸せになりそうにない・・生まれてくる以前にそういうことが決められているなんて・・・断わろうが受けようが残酷な選択ではないのだろうか。。と思って、グルグルとこの妹の気持ちを考えていました。
ちょっと帚木さんの「エンブリオ」を思い出したんだけど・・。やっぱり今後は救命第一ということで、こういった治療も一般化していくのでは?と思ってしまいます。技術があるのなら、そして、命が助かるのなら・・ひとはきっとどこまでもやると思う。果たしてそれは正しいのか否か。自分には答えが出せないとても深く難しい問題。
だから、この映画はどんな結果で終わるんだろう?と、ものすごく期待した。自分に出せない答えを出してくれるんだろうか?と。
しかし、上手くはぐらかされてしまいました。
でも、映画だからこれでいいんだろうなと言うことで。
幼い恋心、相手のテイラーくん、ターミネーターのテレビ版?で、ジョン・コナーの役をやってるんだそうで。映画の中であの風貌なので、実際はどんな顔なのかすごく気になりました。ちょっと好みとは違った。でも、「ターミネーター3」のジョンよりは・・・(笑)。
watasinonakanoanata
11:47 : [映画タイトル]わ行トラックバック(0)  コメント(4)

【本】無理/奥田英朗

無理
無理
文藝春秋 2009-09-29
売り上げランキング : 135

おすすめ平均 star
star奥田ワールドのダークサイドが来ました。
starラストが秀逸
star確かに面白かったが・・・

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


3つの町が合併してでできた人口12万人のゆめの市。
古くからある商店街はさびれ、国道沿いの「ドリームタウン」が唯一の盛り場だ。この街で暮らす5人――県庁職員だが社会福祉事務所に出向し、生活保護支給業務などを担当する相原友則、東京生活を夢見る女子高生の久保史恵、詐欺まがいの商品を売りつけるセールスマンの加藤裕也、スーパーの保安員をしながら新興宗教に救いを求める堀部妙子、県議会に打って出る腹積もりの市議会議員・山本順一――が鬱屈を抱えたまま日々を送り、やがて思いがけない事態に陥っていく。奥田ファン待望、『最悪』『邪魔』以来となる渾身の群像劇です! (文藝春秋社公式サイトより)

私が暮らす町は、ゆめの市ほどは田舎じゃないと思うけれど・・まぁまぁ似たようなもんだろう。だからこの小説のあちこちで「わかるー!」と何度も共感しました。とてもリアルにそのあたりのことが書かれていて、奥田さんさすがだと思います。ゆめの市の現状は、小説の中だけと楽観できるものじゃなく、いつかはわが市にもやってくる未来・・のような気がする。重苦しい気持ちになりながら読みました。特に「介護」がテーマのある登場人物。年齢的にも彼女が一番目を引いたような気がします。
Amazonのレビューでは、評価がかなり分かれているようだけど、それも分かる。一気に読まされるだけの吸引力があるのは本当だけど、その登場人物たちがどうやって物語りに「オチ」を付けていくのか・・と言う部分で、少々期待はずれだったかも。そこに「無理」を感じた次第。
21:01 : [本・タイトル]ま行トラックバック(3)  コメント(2)

【本】ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女/スティーグ・ラーソン

4152089830ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 上
ヘレンハルメ美穂
早川書房 2008-12-11

by G-Tools

4152089849ミレニアム1 ドラゴン・タトゥーの女 下
ヘレンハルメ美穂
早川書房 2008-12-11

by G-Tools


巷で「メッチャ面白い!」と話題のミステリー。読んでみました。
すっごく面白かったです!感想って言ったら「面白かった!」としか言えないぐらい面白かったです(笑)。
主人公は、ミカエル・ブルムクヴィスト。雑誌「ミレニアム」のジャーナリスト。宿敵ヴェンネルストレム(大物実業家)の記事を書き、名誉毀損で訴えられ有罪に。その折、ヴァンゲル・グループ前会長のヘンリックがミカエルの立場と人物を見込んで、36年前に死んだ(行方不明になった)自分の姪ハリエットを探してくれと言う依頼をする。
ヘンリックに依頼され、ミカエルの身辺調査をしたのは、ドラゴン・タトゥーの女、リスベット・サランデル。彼女の人並みはずれた優秀さを見込んで、ミカエルは彼女を「仲間」に加える。
果たして、ヘンリックの依頼は成就されるのか。

・・・ともかく、最初はやっぱり読みづらくて、読むのをやめようかと思いましたが、リスベットの登場あたりから、あるいはミカエルにヘンリック側が接触してきたときから、俄然面白くなってきて一気読み!これから読む人には、万が一最初面白く感じなくても、どうかその辺まで我慢して読んでみてと、言いたいです。
ミカエルと言う人物も好感が持てるんだけど、やっぱり何と言ってもリスベットですね。男の上司に女の部下・・みたいな形で、「ライムシリーズ」を思い出すんだけど、こちらは頭が断然回るのが女性で部下の立場のリスベットなんです。頼もしいことこの上ない。彼女の活躍を見るにつけ、胸がすく感じがします。
しかも、彼女はとても複雑な背景を抱えていて、ただ頼もしいなどと胸がすく活躍を楽しむだけではなく、アンバランスな危うさに目が離せません。
二人のコンビがともかく、いいです。
ミステリーとしてもとても面白く、まぁ正直に言えば、そこまでビックリするほどのオチでもないんだけど・・・でも、ドキドキハラハラ、一体真実は?と、ミステリーを読むときには大事な部分がキッチリ押さえられていて、大変に楽しませてもらいました。
難点は、人物名が難しいことかな(笑)。スウェーデンのミステリーだそうで、だから耳馴染みのない変な名前が多いのかな?まぁ慣れれば問題なし。
今から、第二部を読みます。楽しみ♪

20:44 : [本・タイトル]ま行トラックバック(0)  コメント(0)

【本】怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道/高野秀行

怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 (集英社文庫)
怪魚ウモッカ格闘記―インドへの道 (集英社文庫)
集英社 2007-09-20
売り上げランキング : 62180

おすすめ平均 star
star最低の詐欺本
star凄いです、これ
star冒険家の末期

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ネタバレ注意!

Amazonの評価を見ると、★がひとつなんていう辛口もあり「詐欺」と言う言葉も見られますが、それはありていに言うと、この本では高野さんがインドまで行っていないからです。インドまで行くと思って本を手に取ったら、ガッカリする気持ちは分かります。私は前もってそれを知っておいて読んだので、ショックはなかったし面白く読むことが出来ました。
どうしてインドまで行けなかったのか・・ということは本書を読んでいただくとして、私としては今までUMAを探してきた高野さんの本を数冊読んだけど、これが一番「未知生物発見」「新種発見」に近いのではないかと思いました。だからいま、この本の続きが出るのやら出ないのやら、高野さんがインドに行ったのやら行ってないのやら、その後の事は分かりませんが、ともかく続きが楽しみです。
絶対にいる、ウモッカ。ガンバレー!!
それと、多分「西南シルクロードは密林に消える」あたりを読んでいれば、なぜ高野さんがインドに行かれないのか、もっとはっきりとした成り行きが分かるのじゃないかな?と思います。
これ、文庫落ちして今月講談社文庫から発売予定だそうです。
高野さんご本人のあと書きも加わってるみたいで・・。
楽しみ~~♪

4062112329西南シルクロードは密林に消える
講談社 2003-03

by G-Tools


20:17 : [本・タイトル]か行トラックバック(0)  コメント(0)