2008'06.10
![]() | 暗闇のヒミコと 朔 立木 光文社 2007-12-14 by G-Tools |
人里はなれた郊外にある、高級老人ホームで老人カップルが不審死。容疑者に上がったのは老人ホームのベテラン介護士だった。事件の真相を追う新聞記者は、個人的に容疑者に惹かれていくが・・・。
リンメイ先生シリーズの番外編といったところでしょうか。
冤罪をテーマにした所は「死亡推定時刻」と同じような感じだったけど、容疑者と言うか被疑者に肩入れできないので(これも、「暗い日曜日」だっけ、のときに感じたんだけど)どうしても弁護士等に「無罪を勝ち取るために頑張れ」と思えなかったので、読んでる間テンションが上がらなかった。
この物語は主人公が新聞記者で、彼が被疑者との関わりの中で事件に対して感じた心象や、被疑者への思いなどが中心になってるのだけど、被疑者にいい感じを抱けないから、この主人公に対しても感情移入ができない。またこの記者には、ちょっとイラっとさせられたし。
裁判の様子はたしかに詳しく、リアルに描かれてて臨場感もあったけど、ちょっとくどいと言うか飽きてきてしまった。
つまらなくはなかったけど、可もなく不可もなく、と言うカンジ。やっぱり「死亡推定時刻」みたいな「鷲づかみ感」は無かったです。残念でした。
僭越ながら、朔立木氏の書く物語は、読者心理を無視している部分があると思うなぁ。エラソーだけど。どうも読んでて共感ができないんですよね。物語は面白いんだけどね。
★★★
これは↓★★★★★
![]() | 死亡推定時刻 朔 立木 光文社 2004-07-21 by G-Tools |











