あるいは裏切りという名の犬

B000NQRVD0あるいは裏切りという名の犬 DTSスペシャル・エディション
ダニエル・オートゥイユ ジェラール・ドパルデュー ヴァレリア・ゴリノ
アスミック 2007-06-08

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すごく見応えのあるドラマでした。銀行強盗の派手なシーンから始まるのでもっとアクションの強いドラマなのかと思ったらなかなか、男同士の対決や警察内部の確執をじっくり見せるタイプのドラマで満足!雰囲気としては「インファナル・アフェア」っていう感じですが、違いますかね?

権力を手に入れたい、そのためには何でもする男、クラン(ジェラール・ドパルデュー)。彼のあくどさがストーリーを引っ張るのですが、ヤツは本当に憎たらしくて思う存分憎めるタイプのキャラクターで、非常によかったです。
対する正義の警察官、ダニエル・オートィユ演じるレオがどこまでも清々しい。対比がいいですね。彼の部下のティティもよかったー。

ストーリーも練れていて、あの伏線がここで!みたいな、全体的に巧くエピソードが絡み合ってて脚本の妙って言う感じが味わえた。主人公が何年も連れ添ってるはずの妻に対して、あそこまで情熱的な抱擁するシーンにはちょっと違和感があったけど、それも話の流れのなかでは必要なシーンだったのね(^^ゞ。

最後に、なぜここまでドニがレオを目の仇にするのかが明らかになるのだけど(まぁ途中で大体は分かるんですが)ちょっと切なかった。一体何があったんだろう。でも、やっぱり「そう」なったのは必然だったんだろうなぁ。わたしだってレオのほうに軍配をあげると思うもん。だって。。みなまでは言いませんが(笑)

★★★☆



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デビルズ・バックボーン

B000657N5Eデビルズ・バックボーン スペシャル・エディション
エドゥアルド・ノリエガ マリサ・パレデス フェデリコ・ルッピ
アスミック 2004-12-10

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「パンズ・ラビリンス」に打ちのめされたので、同じデル・トロ監督のこの作品を見ました。たしかに、よく似てる〜〜!映画の雰囲気全体が同じ感じなので、きっと監督はこの映画を踏み台にしてやっと本当に作りたかった「パンズ・ラビリンス」を作ったのではないだろうかと、わたしは感じました。
この「デビルズ・バックボーン」は「パンズ・ラビリンス」と同じく独裁政権下のスペインの孤児院が舞台。そこにある日いきなり連れてこられた少年が、孤児院の暮らしの中でユーレイに遭遇すると言うゴシック・ホラーです。
わたしはゴシック・ホラー自体はあんまり好きじゃないし、怖くもなんともないんですが、この映画はホラーと言う事よりも戦争に翻弄される幼い子どもの姿を描いていると言う点で、「パンズ・ラビリンス」同様心に残る映画になりました。
ホラーとしてはオチも結末もそれほどインパクトはないんだけど、あのユーレイがどうしてあんな風に見えるのか、分かった時は「なるほどね!」と感心しました。
やっぱり容赦のない残酷さが作品を支配していて(何気にいやらしい雰囲気も。。淫靡って感じ?)好きなタイプの作品。
なによりも、子どもたちがみんないいです。かわいい子はかわいいし、憎たらしい子もやっぱり愛しい。
この監督、子どもの「使い方」巧いなと思います。
一応、ホラーのカテゴリーに入れておくけど怖くないので戦争モノとして是非一度見ていただきたい秀作です。

★★★★
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