2007'06.13
![]() | マーダーボール マーク・ズパン ヘンリー=アレックス・ルビン ダナ・アダム・シャピーロ エイベックス・マーケティング・コミュニケーションズ 2007-03-21 by G-Tools |
これは、事故や病気で四肢障害を負った人たちが、車椅子でラグビーをしてパラリンピックでの優勝を目指すと言うドキュメントです。
かなり質の高いドキュメンタリーで、本当に見応えがありました。
最初のうちは、登場する人たちがスポーツマンにあるまじき柄の悪さ??で引いてしまいそうになりましたが、とんでもない。柄の悪さはすなわち勝負へのこだわりでもあり、見る見る釣り込まれていったのです。
まず映像がすごい。スタイリッシュだし作り方が巧く見てて飽きない。
また、このスポーツ自体マーダーボール(殺人ボール)と言うだけあって、すごい迫力。ぶつかり合っては地面に転がされ伏してしまったり、ものすごい乱暴な感じなんだけど、おそらくそれ以外では腫れ物に触るような扱いを受けているのだろう彼らが、このコートにいる間は余計な遠慮とか配慮とかのないフリーな場所にいるのでは・・。コートでは選手たちにとっても本来のシンプルな自分自身になれるのではないかと思いました。
ただ、自分がどうして車椅子に乗るようになったのか、と言ういきさつ成り行きやその当時の気持ちなどの思い出話も絡めてるので、もちろんそれは切な良い持ちにさせられました。あるひとは、自分の体に羽が生えて空を飛ぶ夢を見るとか・・・。
また、同じように障害を負ってしまったリハビリ中の青年の、戸惑いや苛立ち、そして、車椅子のラグビーを見て目を輝かせる場面なども印象的。
全体を通して、アメリカチームと、カナダチームの確執や競り合いが主に描かれています。ともかく、どっちが勝つのかドキドキはらはら!
アメリカチームで中心選手の一人として活躍してきたジョージが、ただ一度冷遇された事に腹を立て、アメリカチームを捨ててカナダチームの監督になったりして。アメリカチームを知り尽くしているからカナダにはとても有利になり、連戦連勝のアメリカの勝利を阻むのです。
いよいよやってきたパラリンピックでの勝負はいかに。
是非ともご覧下さい。
★★★★




