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贄の夜会/香納 諒一

4163246800贄の夜会
香納 諒一
文藝春秋 2006-05

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非常に心惹かれるタイトル。
図書館に予約したのは良いけど、お友達からお借りした本がとってもとってもたまってしまい、飽和状態なので、図書館の本を読んでる場合じゃないんですよ。でも、せっかく順番が回ってきたんだから読みたい。でも、読んでる場合じゃない….この二つの気持ちのせめぎあいの中での読書。結果はあんまり芳しくなく。評判ほどは面白く感じませんでした。

冒頭猟奇殺人事件が起き、捜査に加わる孤独な刑事、そして妻を殺された孤独なスナイパーのふたりが、別方面から犯人に迫っていく。
その途中、スナイパーの手がけるヤクザの抗争がまた、警察にも絡んできて。三つ巴と言うか四巴と言うか、フクザツかつ巧妙にずべての事件が絡み、緊迫感のなかにも刑事スナイパーの背景描写がまた読ませる。ふたりの孤独感がひしひしと伝わり胸打たれもする。

ただ、犯人の設定が、世間を恐怖の渦に巻き込んだとある事件の犯人像をそのまま使ってて、ちょっと違和感があったかも。あと心理学者が登場して薀蓄を垂れたり分析したりするんだけど、そこの描写が長くて飽きたのとちょっと真実味が薄かったかな。でも、多分読み応えはあったと思う。途中でやめようかと思ったけど、最後まで読んでよかったなぁと思えた。

ただ、猟奇ミステリーとハードボイルドの融合と言う感じだったけどわたしはハードボイルドの部分は余分だったかも。
とにもかくにも気もそぞろに読んだのであんまり良い感想文も書けず(あ、関係ないか)申し訳ないです…。
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佐賀のがばいばあちゃん/島田洋七

4198920001佐賀のがばいばあちゃん
島田 洋七
徳間書店 2004-01

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小学6年生の娘が、夏休みの宿題の読書感想文の本のチョイスに悩んでたので「それならこれを買ってあげる」と、思い切って買ってあげました。
映画も見てるので感想を書くのが、他の本よりは書きやすいだろうと…。
で、さっそくわたしも読んだわけですが、映画も良かったけど原作もやはりよかったです。
映画とちょっと違ったのは、昭広少年、夏休みごとに広島に帰っていたんですね。映画ではもうずっと帰っていなくて、お母さんにも何年も会ってないような印象だったので。なので、原作を読んでちょっとホッとした。あまりにもかわいそうだもん。何年もお母さんに会えないなんて言うのは。

原作を読んで思ったのは、文面からあふれる著者島田洋七氏の明るさ。
たしかに文章は決して上手くないのかもしれない、技巧的でもないだろうけれど、その分飾らない明るさがビシバシ伝わってくる!全編に流れる「明るい貧乏」というテーマも、無論読み心地が良いのだけど、それが無いとしてもわたしはシンプルで明るく、勢いがあるこの文面に心地よさを感じた。

現代人がこの本を読み、このがばいばあちゃんの生き方を知り、学ぶべきところはたくさんあると思う。真剣に読めば自分の生活を振り返り赤面する場面も出てくることだと思う。
でも、難しいことは考えず、とりあえずばあちゃんのすごさと明るさを、そしてなによりもユーモアを味わいたい。そして明るく笑いたい!
笑いの中に人の強さ、大きさ、優しさを感じ取り「ああ、人間って良いな」って感じたいものです。

映画も本も、両方オススメ!!

ちなみにDVD販売予定。ただ今予約受付中。
佐賀のがばいばあちゃん佐賀のがばいばあちゃん
島田洋七 山本清多 倉内均


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ちなみに漫画もあるそうな
がばい―佐賀のがばいばあちゃん (1)がばい―佐賀のがばいばあちゃん (1)
島田 洋七 石川 サブロウ


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島田洋七、もみじまんじゅう~~!!のイメージしかなかったけど、かなり好感アップ。
スポーツ少年だったんだね。そう見えないね。
で、こう言うおばあちゃんがいて自分もこう言う極貧生活をしたということを本にしたり、メディアで発表したりするところも好感度アップ。

でもね、最後の「行くなーーーーーーー」は…
泣ける~~ぅぅ。
映画でも本でも。
ばあちゃんの寂しさを思うと。
泣けますね…。

がばいばあちゃんの笑顔で生きんしゃい!
がばいばあちゃんの幸せのトランク

映画:佐賀のがばいばあちゃん
漫画:佐賀のがばいばあちゃん

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22:13 : [本・タイトル]さ行トラックバック(0)  コメント(7)