【本】2月の読書

2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:1冊
読んだページ数:474ページ
ナイス数:33ナイス

リプレイ (新潮文庫)リプレイ (新潮文庫)感想
10年以上ぶりの再読。設定以外は殆ど忘れてて、そのために再読とはいえ新鮮に楽しめた。私も戻りたいやり直したい過去はあるけれど(ありすぎるけれど)やり直したからと言って幸せな人生に直結するわけではないと言うことを学べた。一度きりの人生だから、かけがえのない人生だから、一瞬一瞬を大事に生きようという普遍的な使い古されたような概念を、大きな説得力で訴えてくれる。分かってるんだけど、こうやって突きつけられてやっとわかる・・・ような気がする。読んで損なしの名作。
読了日:2月7日 著者:杉山高之,ケン・グリムウッド

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2月も1冊だけ!!!(^_^;)
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【本】8月の読書

2013年8月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2497ページ
ナイス数:129ナイス

成均館儒生たちの日々 (下)成均館儒生たちの日々 (下)感想
ドラマは本当によくアレンジしてあるなと感じた。原作なりの面白さはあるけれど、いろんな面で物足りなかった。ドラマのほうが断然スリリングで感動的な展開になっている。とはいえ、あの儒生の頭巾は儒巾(ユゴン)おでこに巻く半透明の額当ては網巾(マンゴン)女性が髪にまく布を細布(デンギ)などの呼び方が分かったり、あちこちに発見があって楽しい。そして原作のほうがきわどい描写が多くその点でも楽しめた。
読了日:8月20日 著者:チョン・ウングォル
成均館儒生たちの日々 (上)成均館儒生たちの日々 (上)
読了日:8月20日 著者:チョン・ウングォル
共震共震感想
ひたすら胸が痛い。震災の有様をまざまざと見せ付けられ、そのとき自分がどうしていたか、その後何をしたか、いま、何をしているか・・と突きつけられてひたすら小さくなるしかない。著者がシリーズ物でみちのくに縁があり、そのせいで丹念な取材を行い、ミステリーと言うエンタメに反映したことで、私みたいなぼーっとした人間にも「忘れるな」と叱咤激励してくれる。「震える牛」「血の轍」に続いて著者作品は3作目。いつもセンセーショナルな内容だ。NPOの実態・・・ホントに?色々考えてしまった。
読了日:8月14日 著者:相場英雄
よだかの片想いよだかの片想い感想
よかった。決壊はなかったけど泣けたし、序盤から始終うるうるしてしまった。私はきっと主人公を無神経に傷つけてしまう側の人間だと思うけど、主人公の気持ちが丁寧に描かれたことで共感できたし寄り添えた。主人公と共に感情が揺れ、とても切なかったり彼女の強さに感心したり。私も宮沢賢治は正直良く分からないんだけど(^_^;)唯一「よだかの星」だけは好き。胸が締め付けられるような(←50のオバサンが言うにはあまりに気恥ずかしいが)物語だった。4作品目。個人的、著者作品のベストとなりました。
読了日:8月11日 著者:島本理生
ようこそ、わが家へ (小学館文庫)ようこそ、わが家へ (小学館文庫)感想
面白かった!いつもと雰囲気が違うのかなと思ったら、いつもの雰囲気もアリーの、でも、マンネリ感はなかったな。会社と家、まったく違うタイプのふたつのトラブルを抱える主人公の大変さが伝わり、先が気になり一気読みした。片方は誰もがいつでも遭遇する可能性のあることだと思う。身につまされる感じもしたし、また爽快な感じもして、読み応えがあった。池井戸快進撃は止まりませんね。
読了日:8月10日 著者:池井戸潤
ランチのアッコちゃんランチのアッコちゃん感想
表紙が豪華弁当じゃなくて庶民的というか普段というか、インゲン豆をブロッコリーに替えたら、私が作るお弁当そのままなのが笑える。どんな話か想像できなかっただけに、面白かった。ちょっとシンデレラの魔法使いみたい?自分の事をそっと見守り心配してくれて、さりげなく回復させてくれるなんて、夢みたいだなと思った。元気を取り戻していく過程が気持ちよく描かれていて、元気が伝わってきた。後編2編はちょっと逸れた感じがしたけれど、それなりに楽しく読めた。1時間強でサクサクっと読めた。
読了日:8月8日 著者:柚木麻子
わが盲想 (一般書)わが盲想 (一般書)感想
高野さんプロデュースってことで読みました。初めましてと言う気がしない(笑)。しかしその実、想像を絶する内容。逆の立場だったら?と思わず考える。こんな大冒険は出来ないし、思いも付かない。とても勇敢だと思った(そんなふうに感じさせてないんだけれど)。日本人として日本に住んでいると気づかないあれやこれやを、著者の視点で指摘され、はっとさせられることがたくさんあった。特に、日本語習得の過程では、日本語の面白さを逆に教えられた。学生が3年生で就活に入ることへの疑問も・・。大人だけじゃなく子どもにも読ませたい本。
読了日:8月5日 著者:モハメド・オマル・アブディン
ドミノ倒しドミノ倒し感想
失礼ながら、あまりにも評判が悪いのでその覚悟で読んだ。「愚行録」「乱反射」「空白の叫び」etc.・・・そんな作品ばかり読んできたので、軽妙なミステリはすごく意外だったけど、これはこれで面白いんじゃないかと。少なくとも私は主人公が好きだ。ラストは確かに・・もごもご。でも、悪評の覚悟があったため、すんなり読むことが出来た。これ、こんな風にコメディタッチにせずにいつもの貫井さんのカラーで重苦しく描いたほうが、却って良かったかも。次作に期待です!
読了日:8月2日 著者:貫井徳郎

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【本】2月に読んだ本

2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2512ページ
ナイス数:97ナイス

続・暴力団 (新潮新書)続・暴力団 (新潮新書)感想
いきなり「続」を読んでしまった。幸いにもまったくその筋の方々と関わりもなく危ない目に会った事もなく、生きてきたので、そこまで切実には実感できなくてごめんなさい。それでも一般人がこれからは被害にあう可能性が大きいらしいからもっとガードを固めなければならないんだと知らされるなど、恐ろしい話ではありました。芸能人の話やヤクザの新しい形「半グレ集団」の話が興味深かった。ともかく、やっぱり怖い。
読了日:2月28日 著者:溝口 敦
キャサリン・カーの終わりなき旅 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)キャサリン・カーの終わりなき旅 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)感想
うーん、うーん、誰が誰で何をしたのか、ちゃんと理解できなかった・・と思う。とても複雑に入り組んだややこしい物語だった・・と思う。でも、子供を亡くした男の喪失感や、奇病によって死が刻々と近づく少女の深い哀しみが伝わって、とても切なかった。
読了日:2月27日 著者:トマス・H. クック
生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)生存者ゼロ (『このミス』大賞シリーズ)感想
有り体に書きますよ。なんとかかんとか、やっとこさっとこ読み終わりました。あ~~読みづらかった。なんでだろう?個人的な好みの問題と思うので気を悪くされた方がいらっしゃったら申し訳ないです。スケールが大きすぎてリアリティがなかったのかも。もうちょっと富樫博士に期待したんだけど活躍がなかったせいもある。過去のいざこざとかも肩透かしな感じがした。収束の仕方は予想できた。こんな事態になってしまったからには・・ね。あと、「テンパる」って・・使う?
読了日:2月21日 著者:安生 正
狭小邸宅狭小邸宅感想
図らずも「ニュータウンは黄昏て」に続き「家」物が続いた。今度は売る側。物を売る仕事は本当に大変だと思うけどその際たるものが家なんだろう、大変なんてものじゃない。従業員へのプレッシャーの半端なさや、家を売ることを「殺す」と言うなど、住宅販売の舞台裏に慄いてしまった。主人公がなぜ辞めないのかずっと疑問。彼の成長物語として読むとそれも納得できる、と思いきややっぱりラストまで読んで納得しかねた。←他人事だから?小説だから?現実はやっぱり大事なものを失ってでも、仕事を続けなければならないものなのだろうか。ため息。
読了日:2月18日 著者:新庄 耕
ニュータウンは黄昏れてニュータウンは黄昏れて感想
興味深い内容ではあるけど、面白いというのとはちょっと違い、読書中は気が滅入るというか。うちはマンション暮らしではないので、人のこととして読めたのだけど、解決のない問題点が浮き彫りになっているため単に他人事と思えず、大変だなぁ・・と。それだけリアリティがあったのだろう。吸引力は十分で一気に読みきってしまったので、面白かったといえるには違いないが。「全壊判定」とテーマは似ているだろう。どちらもマンション住まいの人には身につまされるのでは。こちらは読後感もまぁまぁ。いつもの柚木さんのような爽快感は確かにある。
読了日:2月17日 著者:垣谷 美雨
冬の旅冬の旅感想
思ったよりも読みやすい文体(初辻原本、前に何かを挫折した)。ある時点から転げ落ちるようにして果ては収監され、満期出所となった主人公の人生を、それに関わる人々の群像劇を交えて描く。どのキャラの人生も結構な悲惨さで悲惨のリンクの末、主人公がさらに悲惨になるという・・・。途中で阪神淡路大震災の描写がありとても生々しくてその部分が一番読むのが辛かった。だから何?と思ってしまいそうな筋立てだけど、一気読みしてしまった。こういう本を読むとついつい吉村昭の「仮釈放」を思い出してしまうなぁ。暗さでは「仮釈放」に軍配。
読了日:2月14日 著者:辻原 登
ブラックボックスブラックボックス感想
食の安全に真っ向から取り組んだ意欲作。一読の価値あり。大変恐ろしかった。消費者のニーズはあくまでもわがままで、それらとコストの両方をクリアしようとすれば、ここに登場するような不気味なファームで不気味な野菜を作るしかないと言うわけか。消費者の姿勢も問題だと思う。巻末の参考資料を見て、ただのフィクションではないことが明白で、余計に慄然とした。ただ、物語としては読みづらい。生協の学習会に出て講義を受けているような感覚だったから。登場人物たちにイマイチ好感が持てなかったのも原因。それでも広くおススメしたい作品だ。
読了日:2月13日 著者:篠田節子
クラウドクラスターを愛する方法クラウドクラスターを愛する方法感想
彼氏が出て行ったの、彼氏と再会したのは・・だの、書き方は一瞬「何が起きたんだろう?」と思わせるので、興味を引かれてグイグイと読み進める。そうして主人公の境遇や気持ちがどんどん明らかになっていく。心理描写がとてもよくて、私にはこういう経験がないのに、わかる気持ちになってしまった。親が揃っていて一般的に言われる「普通」の家庭で育つことが出来なかった子ども達の物語。だからとても切ないものがあるけど、よかったです。
読了日:2月2日 著者:窪 美澄

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ニュータウンは黄昏て:感想
ブラックボックス:感想
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